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うさぎの目やにで悩まされていませんか?ケアの仕方をご紹介します

うさぎの目の周りに白いものが付いていると、気になったことはありませんか?

それは、「目やに」かもしれません。

人間と同じように、うさぎも目やにが出ることがあります。

いつからその症状が出ているか覚えておくようにしてください。

病院に行くことになった場合に必要な情報です。

今回の記事では、うさぎの目やにが気になっている飼い主さんに向けてまとめました。

この記事を読み終わるころには、病院に行くべきかどうか判断することができるようになります。最後までご覧ください。

うさぎの目やにで悩まされていませんか?

結論からお伝えすると、目やにが治まらない場合は病気の症状の可能性があります。

少しの量であれば様子を見ていても大丈夫ですが、改善されない状態が続いているのであれば病院に行きましょう。

もしかしたら、目やに以外の症状も出ているかもしれません。

次の見出しに、病院に行くサインの症状をご紹介していますので確認してみてください。

その他には、目やにが関係する病気から目やにのケアの方法も順番にご説明していきます。

こんな症状が出たら病院に行くサインです

以下の文章の中で当てはまるものはありますか?

1つだけでなく複数の症状が出ていることもあります。症状が長く続いているようでしたら、病院に相談しに行くことをおすすめします。

  • 目やにが続いている。
  • 目が充血している。
  • くしゃみを頻繁にする。
  • 膿が溜まっている。
  • 目を気にしている姿をよく見かける。

少量の目やにで病院に行くほどじゃない場合は、環境を改善してあげると治る可能性があります。

例えば換毛期が原因で目やにが出ることもあります。毛が目の中に入ることってありますよね。

解決策は、グルーミングをしっかりしてあげることです。この解決策で、目に入る可能性を減らすとともに毛球症の予防にも繋がりますよ。

原因を探って改善してあげましょう。

目やにが症状の病気を5つご紹介します

病気➀不正咬合

うさぎの目の病気は結構な確率で、が関係しています。

目に症状が出ているから歯は関係なさそうですが、奥の方の歯が内側から悪さをして鼻涙腺を圧迫してしまうことで、目やにが出やすくなります。

この不正咬合を早めに治療すれば、目やにが治る可能性が高いです。

定期的に動物病院で健診を受けて歯を診てもらいましょう。予防することのできる病気です。

不正咬合という病気が発症するのは、遺伝性の場合もあればケージを齧ったことによって歯茎が弱ってしまった場合、そして食生活で牧草が不足していたことも原因として考えられます。

うさぎの歯は一生伸び続けるので、定期的に削らなくてはいけません。

普段の生活で牧草を大量に摂取できていれば、自然と歯を削ることができます。

しかし、他の食べ物の量が多いと牧草の量が減ってしまい削れなくなります。

そのような状態になると、治療方法は麻酔をして奥歯を削らなくてはいけません。

それを予防するために、牧草をたくさん食べさせることが大切です。

他の病気の予防にもつながるので好きなだけ食べさせてあげてください。

病気②眼窩膿瘍(がんかのうよう)

この眼窩膿瘍の原因の1つに、不正咬合が関わることがあります。

奥歯の不正咬合によって炎症が発生し、眼球の奥に膿が溜まってしまい、その膿が目を圧迫することで目が飛び出てしまいます。

治療法は抗生物質を服用して膿を取ることです。

不正咬合が原因であれば、歯の治療も欠かせません。

予防するには、定期的に健診を受けることと牧草をたくさん食べることです。

病気③結膜炎

結膜炎は発症することが多い目の病気の代表的なものです。

目やにだけでなく目の充血や涙が出る症状が表れます。

その状態のままにしておくと、緑内障などの病気を併発させてしまいます。

原因として考えられるのは、細菌感染・外傷・異物混入です。

その中でも、細菌感染はパスツレラ菌によって発症することがあります。

この菌は、うさぎが保菌している物でもあるので、一度感染すると完全に菌を排除することができません。

何度も結膜炎を起こす可能性があります。早めに病院に行って治療を受けましょう。

病気④緑内障

緑内障は、通常は目の中の水分が眼圧を調整してくれています。

しかし、遺伝子疾患・外傷・腫瘍などが原因となり、目の中で調節していた水が溜まってしまい病気です。

症状として現れるのは、目の充血・目やに・痛み・食欲不振。

そして、重症化すると目が腫れて大きくなってしまいます。

最悪の場合は失明や眼球の摘出です。

そうならないように、早めに治療をしてもらいましょう。

早期発見であれば、点眼や薬で治すこともできます。

うさぎが痛い思いをする時間を減らしてあげてください。

病気⑤パスツレラ症(スナッフル)

先ほど、結膜炎の原因として名前が出てきたパスツレラ菌は、うさぎの口腔内に保菌している可能性がある菌です。

うさぎの体が健康的であれば菌を持っていても平気ですが、体調を崩すと色んな病気を発症させる可能性があります。

鼻で発症すればスナッフルを発症させたり、目に感染すれば結膜炎を発症させたりすることもあります。

この菌は動物だけでなく、人間にも感染しますので飼い主の方も気を付けなくてはいけません。手洗いなどの対策をすることが大切です。

目やにの取り方とケアの方法は?

目やにの取り方は、手で取るか濡らしたガーゼでケアすることができます。

綿棒などを使うのは反対に眼球に当たるといけないので危険です。

濡れたガーゼでケアしてあげるのが1番安全だと思います。

なぜなら、固まってしまった目やにだと、ふやかしてあげた方が取りやすくなります。怪我をすることもありません。

頭を撫でたついでに目を閉じさせて素早く拭き取りましょう。

爪切りや点眼とは違い、暴れることは少ないので安心して行ってください。

まとめ

  • 目やにが治まらない場合は病気の症状の可能性があります。
  • 5つの症状の中で当てはまれば病院に行くサインです。
  • 目やにが症状として出る病気を5つご説明しました。
  • 濡れたガーゼで優しく拭き取ってあげましょう。

この記事を読まれた方は、うさぎの目やにで悩まされている飼い主さんだと思います。

少しでも思い当たる症状があれば、動物病院で診てもらいましょう。

飼い主さんにとっても、長い間病院に行くべきか考えるのは辛いと思います。

うさぎの体調を早く治すためにもいい選択をしてあげてください。