フクロモモンガ

フクロモモンガのお風呂は絶対ダメ?その理由は?

フクロモモンガはお風呂がダメと言われているペットです。

しかし、オスの臭腺から分泌されるニオイによって、ニオイの強いペットと言われています。

そのニオイはどのように取ればいいのでしょうか…。

そして、本当にお風呂に入れてはいけないのでしょうか?

お風呂に入れてはいけないとされる理由と、その対策法をみていきましょう!

フクロモモンガがお風呂NGと言われる理由は?

フクロモモンガの毛量が多すぎるからNGと言われています。

フクロモモンガは滑空する際に空気抵抗をたくさん受けて飛ぶ必要があります。

そのため、毛量が普通の動物より多いのです。

毛量が多いと、濡れてしまった際に乾きにくくなります。

自然下で濡れている状態だと、体温が奪われて低体温症になってしまいます。

そのため、フクロモモンガは濡れることをしませんし、お風呂がNGと言われています。

自然界のフクロモモンガはどのように体を洗う?

自然界のフクロモモンガは、毛づくろいのみで体を洗います。

砂浴びも、水浴びもしません。

フクロモモンガをお風呂に入れる方法は?

いくら自然界で水浴びをしないからといって、飼育下でもしちゃダメ!というわけではありません。

フクモモをお風呂に入れる苦労より、クサイのを我慢する方が飼い主からしたら大変なことです。

お風呂に入れる方法をみていきましょう!

フクロモモンガをお風呂に入れる手順

1.人肌ぐらいのお湯を準備する。

37℃~40℃ぐらいのお湯を準備します。

熱すぎると、フクロモモンガの体温が上がりすぎますし、冷たすぎると低体温症になってしまい命の危険が生じます。

2.軽く流して洗う。

匂いのあるシャンプーやボディーソープは使ってはいけません。

何もつけずにお湯で軽くこすりながらフクロモモンガの体を流してあげましょう。

3.タオルで拭く。

タオルドライはしっかり行います。

フクロモモンガの体温が下がってしまわないように、なるべく早く水分を拭き取ってあげます。

タオルドライが終わったらドライヤーです。

4.ドライヤーの弱でじっくり乾かす。

フクロモモンガの体が完全に乾くまでじっくり乾かします。

“弱”の強さで、しっかり乾かしてあげましょう。

これでフクロモモンガの入浴は完了です。

フクロモモンガをお風呂に入れる時の注意点

フクロモモンガをお風呂に入れる際の注意点は2つあります。

それぞれについてみていきましょう。

フクロモモンガが嫌がる場合無理にお風呂に入れない

フクロモモンガはもともとお風呂に入らない動物です。

(水が嫌いな個体もいます。)

そのため、お風呂を嫌がる個体もいます。

過度なストレスをかけると飼い主を怖がってしまう個体になったり、身体の免疫力が低下してしまい病気になる場合があります。

フクロモモンガ自身の毛づくろいで十分清潔さは保たれていますので、そのような場合はお風呂を断念して他の方法を目指しましょう。

体温が下がらないようにする

体温が下がると低体温症になったり、免疫力の低下から感染症や消化不良といった他の疾患を引き起こしたりする可能性が出てきます。

せっかく綺麗にするためにお風呂に入れたのに体調が崩れてしまったら、悲しいですよね…。

そのため、体温が下がらない工夫を徹底しましょう。

お湯は適温で、タオルドライ、ドライヤーは入念に行い、完全に乾かす!

徹底して体温管理する必要があります。

フクロモモンガをお風呂に入れない場合の消臭法

お風呂に入れるのってなんだか大変そう…。

でも、フクロモモンガのニオイが気になる…。

そんな時の対処法をご紹介します。

これなら、そこまで厳しく体温に気を使わないので簡単です。

お湯にも入れないのでフクロモモンガに嫌われることも少ないと思います!笑

温かい濡れタオルを絞ってふく

お湯で温かくしたタオル、または、水を含ませて絞ったタオルをレンジでチンしたものでフクロモモンガの体を拭いてあげます。

どちらの場合でも、飼い主が触ってみてちょうどいい温度にさましてから身体を拭いてあげます。

濡れタオルで身体を洗ってあげる場合でも、そのあとにドライヤーを用いて完全に乾燥させましょう。

洗い流しのいらない専用のコンディショナーで洗う

フクロモモンガ用消臭コンディショナー「Glider GLO」を用います。

Glider GLOは、フクロモモンガ用の消臭スプレーです。

フクロモモンガの毛、皮膚を守り、体臭を抑える効果を持っています。

Amazonで購入可能なので、気になる人はチェックしてみてください。

ちなみに、zicra Agitoのモモンガ消臭剤は、ケージのお掃除に使うものなので直接生体に用いることができません。

注意しましょう。

オスの場合、去勢切除術を行う

最終手段として去勢してしまう方法があります。

病院にもよりますが費用が15,000円~40,000円ほどです。

去勢することでオスの性ホルモン分泌量が減り、ニオイが軽減されたというレポートがあります。

メスの場合は、臭腺などがないのであまり効果がないように感じます。

まとめ

フクロモモンガはお風呂に入れることが難しいということがわかりました。

一番現実的な方法は、温かいタオルで拭いてあげることだと思います!

本当にニオイが気になって仕方がない場合はお風呂チャレンジをしてもいいかもしれませんね笑