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うさぎにもダイエットが必要?平均体重から肥満対策まで幅広くご紹介

うさぎが最近太った気がする。でも太っているのか判断がつかないと悩んでいませんか?

毛が長いうさぎだと特に、体つきが分かりにくく見た目が太って見えますよね。

そんな悩みを抱えている方に、読んでいただきたい記事を書きました。うさぎのダイエットに関する記事です。

平均体重から肥満対策まで幅広くまとめましたので、この中にあなたの悩みを解決する内容が書かれています。

ぜひ最後までご覧ください。

うさぎにもダイエットが必要?

結論からお伝えすると、ダイエットが必要な子もいます。

野生のうさぎは自分でエサを探しに行き、天敵に狙われないように生活しています。

運動量も多いので、太ることがなく筋肉がついているほどです。

しかし、人間に飼われているうさぎは、自分でエサを取りに行く必要がない状態です。

動かなくても毎日ペレットをもらえ、牧草は食べ放題の生活をしていたら太ってしまいますよね。

天敵もいないので常にリラックスして過ごせます。

適度な運動をしないと太ってしまうのは、当たり前なのかもしれません。

おデブうさぎも可愛いですが、太らせてしまうことで病気にかかりやすくなることもあります。

そんなことになったら、うさぎと飼い主の方にとって大変なことで、太って良いことなんて1つもありません。

まずは、飼っているうさぎの平均体重を知ることから始めましょう。

うさぎの平均体重を知りましょう

定期的にうさぎの体重を量っていますか?

まだしたことがない人は、量ることをおすすめします。

定期的に量ることで、その子の平均体重が分かるようになります。

平均体重が分かると、体重の変化に早く気づくことができます。

生まれてから生後6か月までは、子うさぎなので成長が早く体重の変化が激しいと思います。

6か月過ぎて5歳頃までが大人のうさぎになり、そのころから体重が安定してくると思いますので、平均体重が出しやすくなります。

うさぎの種類によっても平均体重が変わりますので、参考として載せておきますね。

【種類別の平均体重】

  • ネザーランドドワーフ → 0.8~1.3kg
  • ドワーフホト → 1.0~1.6kg
  • ホーランドロップイヤー → 1.3~2.0kg
  • フレンチロップ → 1.5~5.0kg
  • ライオンラビット → 1.5~3.0kg
  • ミニレッキス → 1.3~2.0kg
  • ジャージーウーリー → 1.0~2.0kg

私はホーランドロップとして育てていて、体重が3.0kgもあったので太らせ過ぎてしまったと勘違いしたことがあります。

実はフレンチロップでしたので、3.0kgは平均体重の範囲内でした。

確認のため健診で病院に行った際に、適正体重と肥満かどうか見てもらいました。

そのとき獣医さんに教えてもらった肥満の見分け方は、次の見出しでご説明します。

うさぎの肥満も見分け方は?

ボディコンディションスコア(BCS)で見分ける

うさぎの肥満の見分け方は、背骨を触ると分かることを教えてもらいました。

この方法は「ボディコンディションスコア(BCS)」と呼ばれています。

これは、触診や見た感じで脂肪の付き具合を確認して、5段階で評価します。

簡単にご説明しますね。

①痩せすぎ

 → 背骨と肋骨に簡単に触られる。骨ばっていて肋骨が浮き出ている。

②痩せている

 → 背骨と肋骨に簡単に触られる。骨ばっていている。

③理想的

 → 背骨と肋骨に簡単に触られが、丸みを帯びている。

④太っている

 → しっかり触らないと背骨と肋骨に触れない。

⑤太りすぎ

 → 背骨と肋骨に触ることが難しい。体がかなり丸みを帯びている。

私のうさぎは理想的な体形で、背骨も肋骨も簡単に触ることができました。

その方法を教えてもらってから、定期的に体重を量り、背骨の確認をするようになりました。

健診に一度連れて行って、獣医さんに確認方法を直接教わるのも1つの方法です。

食糞は食べている?

食糞を食べているところを始めて見ると、ビックリしますよね。

なんで食べているの?と私も不思議に感じていました。

その食糞は盲腸便とも呼ばれていて、実は栄養価が高く、食べることでその栄養を吸収しています。

盲腸便は、繊維質以外の成分を腸内バクテリアによって分解と発酵をさせたものです。

  • タンパク質
  • ビタミンB群
  • ビタミンK

この3種類の栄養が含まれています。

これは、うさぎの健康には欠かせない成分です。

食べるのを止めるのではなく、必要な成分だと理解し見守ってあげてください。

太ったうさぎだと、お腹の脂肪が邪魔をして食糞を直接食べることができなくなります。

これも肥満の見分け方の1つですね。

うさぎの肥満の原因は?

うさぎの肥満の原因は何でしょうか?

もしかしてこんな行動をしていませんか。

  • 適当にペレットを与えている。
  • おやつをあげすぎている。
  • おねだりに応えている
  • 平均体重を知らない

当てはまるものはありましたか?

当てはまって物は、まず飼い主の方から変えていきましょう。

ペレットの与えすぎや、おやつを与えすぎてしまうと牧草を食べなくなってしまいます。

主食が牧草で、補食がペレットの状態が理想です。

うさぎの食生活を一緒に見直しましょう。

次の見出しで、肥満対策を3つご紹介します。

うさぎの肥満対策をご紹介

ペレットの量を見直しましょう

ペレットは体重に合わせてあげてください。その計算方法をご説明します。

【計算】 体重(g)×0.01(体重に対して1~3%)=1日のペレット量

真ん中の%は、うさぎの体型によって入る数字が変わります。

  • 痩せている子の場合は、体重の2~3%を目安
  • 理想体型の子の場合は、体重の1.5%を目安
  • 太っている子の場合は、体重の1~2%を目安

急に体重を減らすようなことはしないでください。

まずは、これ以上増えないようにキープして徐々に減らしていきましょう。

急激にうさぎが痩せすぎると反対に心配です。

そうならないように、体重を見ながら食事の量をコントロールしてみてください。

ダイエットフードに変える

年齢に合ったペレットをあげていますでしょうか?

子うさぎのころのフードをそのまま使っていませんか。

年齢に合わせてペレットを変えてあげないと、必要な成分量が違います。

それが太っている原因かもしれません。

これから太っている大人のうさぎに、おすすめのペレットを3つ紹介します。

いきなりペレットを飼えるのではなく、現在使っているペレットに少しずつ混ぜてみてください。

①イースター “バニーセレクション”(ロップイヤー専用)

有名なメーカーが販売している商品です。

ロップイヤーとは書かれていますが、太りやすいロップイヤーのために作られたもので、他の種類のうさぎが食べてはいけないわけではありません。

②ラビットフード “コンフィデンス”

健康に配慮されたペレットは味が落ちたりしますが、コンフィデンスの味はおいしいようで食べられる子が多いみたいです。

肥満な子におすすめです。

③ラビット・プラス “ダイエットライト”(シニア用)

この商品は、シニアうさぎの肥満を解消するペレットです。

5歳を過ぎたあたりから高齢化が進みますので、5歳以上のうさぎがシニアに当てはまります。

適度な運動

部屋んぽの時間が足りていますか?

1日2回で1~2時間が理想的です。

太っている子だと運動するのも憂鬱に感じているかもしれません。

少しでも興味を持った玩具を使って、うさぎと一緒に遊んであげてください。

部屋んぽしても、寝ていたら意味がありません。

飼い主の方が率先して、運動をさせてあげましょう。

まとめ

  • 太っている子はダイエットが必要
  • 平均体重を知りましょう
  • 背骨や肋骨が触れるか確認しましょう
  • 食糞は食べられていますか?
  • うさぎの食生活を見直しましょう
  • ペレットの量を計算しましょう
  • ダイエットフードも販売されています
  • 適度な運動を心がけましょう

うさぎのダイエットに関する情報をお伝えしました。

情報を一気に伝えてしまいましたので、できることから試してみてください。

うさぎにとっても少しずつ変えていった方が、ストレスが少なく済みます。

うさぎの健康を考えて、飼い主の方はサポートしてあげてください。