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うさぎの鼻はピクピクしていて、見ていて可愛らしいですよね。
今回の記事は「うさぎの鼻」に関する特徴や役割、それから鼻に関する病気までご説明します。
これから先、うさぎが鼻の病気になる可能性もあるかもしれません。
知っていて損にはならない内容です。一緒に知識を蓄えていきましょう。
Contents
うさぎの鼻の特徴を知っていますか?
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うさぎの鼻がヒクヒクしているのが特徴的です。
これは「ウインク」と呼ばれています。うさぎは鼻でウインクをしているんですね。
この行動は、沢山のニオイを嗅ぐための行動です。
視力が0.05~0.1しかないので代わりに嗅覚が優れました。
このウインクを観察すると、早いときと遅いときがありませんか?
そのスピードの差は、うさぎの感情が関係しています。
ウインクが早いとき
ウインクが早いときは、警戒してい証拠です。
走ったあと息が上がるように、ウインクの回数が増えます。
体が疲れているときに、天敵に狙われる危険性がありますよね。
それでうさぎは警戒をして、ニオイを集めるためにウインクの回数が増加します。
ウインクが遅いとき
ウインクが遅いときは、リラックスしている証拠です。
飼い主の方が頭を撫でたりしているときは、ウインクの回数が減ります。
目もつぶっていたら完全にリラックス状態に入っています。
それだけ飼い主の方を信頼していて、安全な場所だと思い込んでいます。
うさぎの鼻の役割は?
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うさぎの鼻の役割は情報収集です。
少し湿っている鼻で、ニオイの分子を集めて食べ物・天敵・仲間のフェロモンを嗅ぎ分けています。
そんなことができる嗅覚はどれほど優れているか気になりませんか?
私も気になったので調べてみました。人間の嗅覚と比較してご説明します。
人間はニオイを嗅ぎ分ける細胞を、5千万個ほど持っているといわれています。
それに対して、うさぎは細胞を5億個ほど持っています。
その細胞の数が多いほど嗅覚が優れているので、人間の10倍ほどの嗅覚を持っていることになります。
それだけ優れているということは、気をつけなくてはいけない点があります。
ニオイの強い芳香剤や香水を使うのは避けてあげましょう。
人間でもきついニオイがすると辛いですよね。
うさぎの気持ちになって、ニオイの強いものを選ばないようにしてあげてください。
うさぎの鳴き声を聞いたことがありますか?
「ブッ」「ブー」など低めの鳴き声を聞いたことはありませんか?
実は、その音は鳴き声ではないんです。
うさぎには声帯がないので、鳴き声を出すことができない体の仕組みになっています。
では、どうやって音を鳴らしているのでしょうか。気になりますね‼
うさぎは鼻の奥の方で、鼻を鳴らす仕組みになっています。
鳴き声というよりも、音を出しているのが正しいですね。
音を出すときは感情も表しています。
スタンピングをしながら音を出しているときは、怒っているときですね。
飼い主の方に触られているときに出しているのは、嬉しいときです。
顔に感情が出ない分、「音」と「行動」で感情を表してくれています。
観察をしてうさぎの感情を探っていきましょう。
うさぎの鼻の病気
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スナッフルを知っていますか?
スナッフルとは病気の名前ではなく、くしゃみ・鼻水・鼻が詰まる・鼻息が荒いなどの症状ことです。
この症状の原因は、細菌によるものです。
- パスツレラ菌
- 緑膿菌
- 気管支敗血症菌
- 黄色ブドウ球菌 など
これらの細菌に感染することで、スナッフルの症状がみられて副鼻腔炎や気管支炎などの呼吸器疾患にかかります。
特にパスツレラ菌が原因の場合が多いといわれていますので、次の見出しでご説明します。
パスツレラ菌に感染⁉
この数字を見てください。
犬 75%、猫 100%、うさぎ 45%
何の数字だと思いますか?
答えは、口腔内のパスツレラ菌の保菌率です。
驚きですよね!
私たちの身近に細菌は潜んでいて、保菌している動物がいるんです。
保菌していて大丈夫なのと心配の方もいますよね。
保菌していても必ず発病するわけではありません。
人間でも人によっては「キャリア」を持っている方がいます。
キャリアとは保菌者のことです。
体が健康なうちは無症状ですが、体調を崩すと免疫力が低下し発症する可能性があります。
うさぎも同じで、体が健康なうちは発症しません。
保菌している細菌は治療して取ることはできません。
発症した際に、治療することはできます。
しかし、保菌していることは変わりませんので、環境の変化や季節の変わり目はストレスになりやすく再び発症する可能性があります。
細菌と長く付き合っていかなくてはなりません。
うさぎが細菌に感染すると、初期症状は透明の鼻水とくしゃみです。
その症状から副鼻腔炎になると、鼻水の色が濃くなります。
うさぎ自身も鼻が気になって触ってしまうので、鼻周辺と前足が鼻水で濡れてしまいカピカピになります。
そういう状態を見かけたら、早めに病院に連れていきましょう。
抵抗力の弱い子うさぎや年寄りのうさぎは、体が弱いので命にかかわります。
最悪の場合は、肺炎や死亡する場合もあることを知っておいていただきたいです。
動物だけが感染するの?
パスツレラ菌についてご説明しましたが、動物だけの病気だと思っていませんか?
その考え方は危険です。
パスツレラ菌は人間にも感染する細菌です。
どのように感染するのかというと、犬や猫に噛まれたり引っ掻かれた傷から感染します。
また、ペットに口移しでエサを与えたりするのも、感染する可能性があるので気をつけてください。
対策はないの?
前もって予防することはできません。
しかし、発症を防ぐためにはうさぎの体力と免疫力が落ちないように、健康的な食事から運動、衛生的な環境を保てるようにサポートしてあげてください。
うさぎにとって、衛生的な環境は掃除を毎日すること。
そして、温度管理を約23~25℃、そして湿度は40~60%を保てるように環境を整えていきましょう。
飼い主の方は、口移しなどの過度なスキンシップを控えるようにしましょう。
噛まれた傷や引っ掻かれた傷口の様子がおかしいときは、病院に行くようにしてください。
まとめ
- 鼻のヒクヒクはウインクと呼ばれてる。
- ウインクが早いのは、警戒しているとき。
- ウインクが遅いときは、リラックスしているとき。
- 人間の10倍の嗅覚を持っている。
- 鼻の奥の方で音を鳴らしている。
- くしゃみ・鼻水・鼻が詰まる・鼻息が荒いなどの症状をスナッフルという。
- パスツレラ菌派身近に潜んでいる。
- 人にも感染する。
- 衛生的な環境と健康的な食事と運動を心がける。
うさぎの鼻に関する内容をご紹介しました。
病気のことに関しては、少し話が重く感じたかもしれませんが、かかりやすい病気ですので知っていていただきたいです。
うさぎと飼い主の方が健康的に暮らせるように、知識を身につけていきましょう。