うさぎが色んなものを噛んで困っていませんか?
この悩みを抱えている飼い主の方は多いと思います。
実際に私も色んなものを噛まれてしまいました。
大切なものを噛まれないように、うさぎが興味を持つ「かじり木」を探しましょう。
今回の記事では、うさぎのかじり木の種類から注意点まで幅広くご説明していきます。
Contents
うさぎにかじり木は必要です‼
うさぎにとってかじり木は大切です。
うさぎの歯は1ヵ月に1センチ伸びるんです。これは人間の1ヵ月に伸びる髪の毛と同じ速さです。
結構早く伸びるということは、うさぎ自身で削っていかないと伸びすぎてしまいますよね。
それを防ぐのが、かじり木の役目なんです。
削らないと生活に影響が出てしまい、病院で削ってもらう必要があります。
そうなると病院に行かないと治せないので、うさぎと飼い主の方にとって大変なことです。
そうならないために、日頃から歯を削れるようにかじり木をあげましょう。
いつから齧ることが増えるのでしょうか?
思春期あたりから噛むことが増えますので、噛まれて困るものは片づけるようにしましょう。
噛むのはうさぎの本能ですので、だめと怒るのではなく、かじり木で対策をしましょう。
噛むことでストレス発散にもなります。次の見出しで種類をご説明します。
うさぎのかじり木の種類は9タイプ
①ケージに固定するタイプ
これはケージに固定や吊り下げるタイプの商品です。
「かじり木コーン」をよく使われている飼い主の方は多いのではないでしょうか。
他の商品では「かじり木はしご」や「あっちもこっちもかじり木スタンド」という商品もあります。
②フェンスタイプ
うさぎがケージの入り口を、齧ってしまうときに使える商品です。
「かじり木フェンス」という名前の商品が数多く出ています。
大きさの違いから、使われている木材の違いがありますが、見てほしいポイントがあります。
それは、留め具が木材で作られているか確認してください。
留め具まで木材でできている方が、万が一噛んでしまっても安心ですよね。
③おやつタイプ
おやつタイプのかじり木には、フルーツの味がついている物があります。
「かじかじ棒」ではイチゴ味とパイン味の2種類が販売されています。
カロリーがあるものなので、頻繁にあげるのは控えたほうが良いのかもしれません。
④牧草タイプ
牧草で作られているかじり木です。
かじり木フェンスの代わりに、「チモシーボード」という商品もあります。
牧草は歯に優しく食べることもできるので、始めに試していただきたい商品です。
その他にも牧草で作られている、トンネルやボールも販売しているので遊ぶ道具にもなります。
⑤牧草フィーダータイプ
「牧草フィーダー」とは、木で作られている牧草入れのことです。
齧ることができますが、齧りすぎてしまうと牧草が入れられなくなったりもします。
おしっこをしてしまう子もいると聞くので、その場合は違う牧草入れに変えたほうが良いです。
⑥ヘチマタイプ
ヘチマを使ったかじり木です。
固定できるタイプや、ぶら下げることができる商品もあります。
野菜で作られているので安心して使えますね。
⑦スティックタイプ
スティックタイプは、フルーツの木の小枝を使ったかじり木です。
フルーツは(もも、パパイヤ、リンゴ、なし、マンゴー、キウイ、ぶどう、バナナなど)種類が豊富です。
その他には、さとうきび、明日葉、ブロッコリーの茎なども販売されています。
色んな味を楽しむことができますね。
⑧ボールタイプ
かじり木なのですが、ボールにもなり遊ぶことができます。
実際に使ったことがありますが、咥えて持ち上げていました。
意外と噛む力が強いことが分かりました。
⑨ハウスタイプ
ハウスタイプは、隠れ家やトンネルにもなります。
「キューブハウス」が特におすすめです。
連結することができ、金具も木で作られているので齧っても安心して使えます。
私は2つを連結させて、トンネルにしていました。
気に入ってくれたようで、部屋んぽしているときは必ず入っていました。
大きいのでケージに入れてしまうと、スペースが取られてしまいます。
部屋んぽするとき限定に出してあげると良いのかもしれません。
うさぎのかじり木の選び方は?
うさぎのかじり木は、何でもいいわけではありません。
うさぎの歯の動かし方は2つあります。
咥えてかじる縦の動きと、上下の歯を横に動かしてすり潰す動きです。
この縦と横の2つの動きによって歯を削ることができます。
かじり木の種類によっては、縦の動きしかできない商品もあります。
1種類だけを買うのではなく、色んなタイプを試してみてください。
一番理想的なかじり木は、牧草で作られている物です。
縦と横の動きを使いながら噛めるので、歯を削ってくれます。
良く買われている「かじり木コーン」は、縦の動きしかできず木が太すぎるので、歯を痛める可能性があるんです。
始めは牧草で試してみて物足りなそうであれば、スティックタイプの枝ぐらいの細いものをあげてください。
かじり木でも細身のあるものは、歯を痛める危険性が少ないので心配が減ります。
私もうさぎに、かじり木コーンをあげていました。
そんな危険性があることを知りませんでした。
スティックタイプの枝は、当時売っていなかったです。
現在はかじり木の種類が豊かで正直羨ましく感じました。
その子に合った、かじり木をうさぎと一緒に探していきましょう。
注意点をご説明します
割り箸を使わないで
身近にある割り箸もかじり木として使えそうですが、おすすめできません。
なぜなら割り箸には、漂白剤や防カビ材が使われている物もあるからです。
日本で使われている箸は海外から輸入している物ばかりです。
自給率はほぼ0%に近いことが分かっています。
成分が分からないものを、うさぎにあげるのは危険なことです。
ケージやフェンスを齧らせないで
思春期になるとうさぎは、硬いケージやフェンスを齧るようになります。
もちろんかじらない子もいます。
硬いものを噛みすぎると、歯が悪くなってしまいます。
よく噛んでいる場所には、かじり木フェンスやチモシーボードを付けましょう。
防音対策にもなります。夜に齧る音が大きくてうるさいと感じている方もいると思います。その方にもおすすめの対策です。
まとめ
- うさぎの歯は1ヵ月に1センチ伸びます。
- 歯を削るためにかじり木が必要。
- かじり木には9種類あります。
- 縦と横の動きによって歯を削れます。
- 牧草が1番理想的なかじり木です。
- 割り箸をかじり木に使わないでください。
- ケージなど硬いものを噛むと歯が悪くなります。
うさぎにかじり木が大切なことが、伝わりましたでしょうか?
歯が伸びてしまうと、不正咬合や臼歯過長症、切歯過長症などの病気になる可能性があります。
うさぎにとって食べにくく痛い思いをしてしまいますし、飼い主の方は心配でしょうがないですよね。
そんなことにならないように、色んなかじり木を試してみてください。
お気に入りのかじり木が見つかると良いですね。