デグー

デグーの繁殖方法を解説!出会いから出産までの全て

デグーをこれから繁殖させたい方、どうやって増やすのか気になる方に是非見て欲しい内容です。

デグーを飼い始めたい方は、見ると繁殖にチャレンジしたくなるかもしれないので、まだ読まないことをオススメします(笑)

デグーの繁殖は他の小動物同様、難しくはありません。

デグーの繁殖のあれこれをまとめました!

交尾の基本情報

まずは交尾までの流れを見ていきましょう!

発情中の行動がメスとオスで異なってくるので注意が必要です。

オスとメスの見分けかた

オスとメスの見分け方は難しくないです。

オス

生殖孔の開口部を押すとペニスが露出します。

鼠径輪が開いているので陰嚢がわずかにしか膨らんでいません。

鼠径輪は、人の場合閉じるので陰嚢が体外にあります。

しかし、デグーの鼠径輪は閉じないため、精巣が体内と大概のどちらにも存在することが可能となっています。

生殖孔と肛門の距離がメスより長くなっています。

メス

メスの生殖孔は円錐形でオスのペニスと似ているので注意が必要です。

精嚢がない分、生殖孔と肛門の距離が近いのでそこで判断することが可能です。

繁殖可能月齢

オス、メス共に53~55週齢で繁殖可能になります。

だいたい、生後1年と考えると妥当でしょう。

オスは精子を十分に作ることができるようになります。

メスは子供を育てられる体になります。

体重で見るとメスで210g~250gが一番繁殖に適している体重とされています。

繁殖の時期

飼育下のデグーは温度管理が適切に行われている場合、一年中可能です。

野生のデグーは気候と温度によって繁殖できる時期が限られています。

交際の始めかた

2種類の交際のパターンがあります。

1つ目は、メス1匹、オス1匹で行う場合。

2つ目は、メス2~3匹、オス1匹のハーレムで行う場合。

どのパターンでも、デグー同士の相性があるのでこのマッチングが一番難しいです。

お見合いは、デグーの多頭飼いをする場合と同じ手順で行いますので詳しくはその記事を参照ください。

デグーの多頭飼いについての詳しい記事

求愛行動

メスは、オスを気に入ると尾をあげた姿勢でオスを受け入れます。

これをロドーシスと言います。

オスは、メスの匂いを嗅いだり、尻尾を振ってメスに求愛します。

発情の周期

オス

オスは性成熟後常に発情しています。

いつでも交尾が可能とされています。

メス

メスの発情周期は3週間とされています。

3週間の発情周期で、数日の発情期があります。

発情期は、外陰部が赤色帯びて、少し膨れるとされています。

発情時の注意点

オス

攻撃性が増したり、マーキングの頻度が高くなります。

そのため、多頭飼いをしていると喧嘩が起こりやすくなります。

自慰行為をするので、陰部の細菌感染には注意する必要があります。

メス

普段よりよく鳴くようになります。

オスに比べて発情期の特徴がありません。

多少食欲が落ちる程度なので、餌をしっかり食べているかどうかを毎日確認しましょう。

交尾後の注意点

交尾後はオスとメスは別のケージに戻します。

確実に繁殖を狙う場合は、交配を数日以内で数回繰り返すようにしましょう

デグーの妊娠の基本情報

交尾がうまくいくと、数週間の妊娠期間に入ります。

妊娠期間は、何か特別なことは必要なのでしょうか?

妊娠の確認方法

妊娠の確認方法は妊娠後期にメスの体重増加で判断することができます。

ただ、妊娠初期は判断できないので、交尾がうまく行われたかで判断します。

その確認方法は、交尾後にメスのデグーの外陰部に膣栓がついているかどうかを見ます。

膣栓とは、オスの生殖腺からの分泌物でできた膣に蓋をする働きのある塊です。

これがメスの膣部にあると、交尾がうまくいったことを表しています。

妊娠の期間

妊娠期間は、86日~93日です。

胎生なので、お腹の中で赤ちゃんを育てて大人と同じ形の赤ちゃんを産みます。

妊娠中の注意点

ストレスのかからないように飼育してあげる必要があります。

日々のメンテナンスは最小限にして、なるべく物音を立てないようにしてあげます。

妊娠中の食事

妊娠中は栄養の高い餌を与えてあげる必要があります。

デグーは糖質の代謝が下手なので高糖質のものはNGです。

カロリーの高い餌を与えましょう。

デグーの出産の基本情報と注意点

デグーの出産後にはいくつか気をつけることがあります。

人間のせいで、母デグーが育児放棄することも…!

赤ちゃんの数は多い!

平均3~6匹産むとされています。

一回の出産でそんなにデグーが増えたら多いですね…笑

赤ちゃんデグーには触らない

デグーの赤ちゃんに人間の匂いがつくと、母デグーが育児放棄をしてしまう可能性が出てきます。

そのため、赤ちゃんデグーはそっと見守るだけにしましょう!

子育て中のお世話の注意点

子育て中は母デグーも気を使って育児をしているのでストレスをかけず、最低限のお世話をするようにしましょう。

できれば、掃除の頻度も減らせるとさらにいいです。

赤ちゃんの離乳は21~28日

生後1ヶ月程度で離乳するとされています。

離乳後、生後3ヶ月ぐらいまでは、高栄養のアルアルファなどを与えてあげるとその後の発育が安定します。

まとめ

ちなみに、デグーには生理がありません。

メスのデグーの陰部からの出血は生殖器系の疾患、または、妊娠の可能性があります。

その際は病院でエコーをしてもらうことで安心できますね!