うさぎを飼い始めて、必要な物の1つがケージですね。
ケージにも色んなタイプがあり選ぶのに、飼い主の方は迷われると思います。
そんな飼い主の方のお手伝いをしたくて、この記事ではうさぎのケージに関することをまとめました。
この記事を読むことで、どのポイントを確認すればいいのか分かるようになります。
最後までご覧いただけると嬉しく思います。
Contents
うさぎのケージの選び方は?
結論からお伝えすると、選ぶポイントは4つあります。
- うさぎがくつろげるスペースがあるか
- 掃除がしやすいか
- 安全な作りになっているか
- 床材の素材は何か
具体的な内容については、次の見出しで順番にご説明していきます。
選ぶポイントに加えて、ケージの種類から必要な対策までご紹介します。
うさぎのケージ選びのポイント4つあります
①うさぎがくつろげるスペースがあるか?
うさぎがくつろげるスペースは、手足を伸ばして寝ることができる広さです。
エサ入れやトイレをケージの中に配置しないといけないので、スペースが少なくなってしまいますが、寝転がれるスペースだけは確保しましょう。
具体的な数字は、横幅が約60センチと奥行が約40センチあると寝転がることができます。
また、うさぎが立ったときに頭が付かない高さも必要です。
約45~50センチは高さがあると安心です。
②掃除がしやすいか?
掃除は毎日することなので、掃除が簡単な作りをしている商品を選んだほうが良いです。
ケージの底の作りが、トレータイプと引き出しタイプの2種類あります。
掃除がしやすいのは、引き出しタイプです。
トレータイプは毎日取り外しをして持ち上げないといけませんから、掃除が簡単だとは言えません。
引き出しだとケージの下部だけを出すことができますので、ペットシートを交換しやすくて掃除が簡単になります。
デメリットをあげるとしたら、トレータイプのケージよりもサイズが大きくなってしまう点だと思います。
③安全な作りになっているか?
うさぎにとって安全な作りになっているか確認をしましょう。
ワイヤーの隙間の大きさによっては、うさぎの手が挟まってしまい骨折する可能性があります。
うさぎは早く走るために骨が軽く作られています。
簡単に骨折してしまうので、飼い主の方が危険がないように気をつけてあげなくてはいけません。
また、ビニールコーティングがされているとワイヤーだと、うさぎが噛んでコーティングを取ってしまいます。
間違って誤飲してしまう可能性も考えられますので、噛み癖がある子にはビニールコーティングされていないケージを選びましょう。
④床材の素材は何か?
床材に使われている素材は3種類あります。
すのこ
木製で足に優しくてかじることもできるので、ストレス発散にも繋がります。
しかし、おしっこなどの汚れに弱くて、洗って乾かさないといけません。
そのため予備を用意して置くことが必要です。
プラスチック
プラスチックで作られている床材は、掃除がしやすくて足にも優しい素材になっています。
汚れても簡単に拭くことができるのは嬉しい点ですね。
デメリットをお伝えすると、体が大きいうさぎだと、重さに耐えきれず割れてしまうこともあります。
そのようなことが起きると、うさぎの怪我に繋がってしまいます。
危険がないか確かめてから使いましょう。
ステンレス
ステンレスだとサビにくくて長持ちする素材です。
おしっこで濡れてしまってもサビないので安心ですし、体が大きい子にも使用できます。
デメリットは、足に優しい素材だとは言いにくいです。
足が弱い子にはソアホックにならないように、気にかけてあげる必要があります。
ケージの種類をご紹介します
ノーマルケージ
ノーマルケージと書かせていただいたのは、一般的に多く販売されている1階建てのケージのことです。
このタイプのケージを買われる方が多いと思います。
小さいうさぎにはスペースに余裕があり、快適に過ごすことができます。
体が大きなうさぎには、少し狭く感じるかもしれません。
寝転がったり走り回ったりできないようでしたら、2階建てのケージにしたりペットサークルと繋げるのも方法だと思います。
2階建てケージ
ノーマルケージよりも数が少ないですが、2階建てのケージも販売されています。
私も飼っていたうさぎに2階建てのケージを選びました。
子うさぎのころは、ノーマルケージを使っていましたが成長するにつれて狭くなってきたので変えました。
2階建てのケージにすると、余っていた上のスペースも利用することができます。
うさぎが好きなトンネルやかじり木をつけることもできてしまいます。
実際に使っていたのは、「カワイ スーパーケージ コンフォート80」です。
このケージに変えたことで、うさぎが走り回るようになりストレス発散になったと思います。
仕事をしていてケージから出さない時間が長い方にもおすすめです。
デメリットの部分は、怪我の危険性があることです。
2階建てということは飛び上がったり飛び降りたりする際に、足が引っかかってしまう可能性があります。
子うさぎやシニアうさぎには向かないケージだと思います。
うさぎが歳をとったら、ノーマルタイプのケージに戻してあげるのが良いのかもしれません。
DIYケージ
理想的なケージが見つからなければ、DIYをして手作りしてあげるのも選択肢の1つです。
自分の好きなようにレイアウトすることもできますし、素材によってはコストを下げることも可能です。
うさぎのためにケージを作ってあげるのは、ステキなプレゼントだと思います。
YouTubeで「うさぎ・ケージ・DIY」と検索すると、色んなケージの作り方の見本が載っています。
ヒントを見つけることができるかもしれませんので、興味のある方は是非見てみてください。
ペットサークル
ケージなしでペットサークルを代わりに使っている方もいます。
部屋にスペースの余裕があるようでしたら、ケージという形にこだわらなくても良いのかもしれません。
飼い主の方にとっては、うさぎが部屋んぽの際にケージから出てこないや、ケージに戻らないなど悩まされることが減らせます。
デメリットは、うさぎはジャンプ力に優れているのでペットサークルを飛び越えないように対策を考えなくてはいけません。
目を離すときには、ペットサークルの上に蓋ができるようにしておくと安心できます。
ケージに必要な対策をご紹介します
脱走を防止するための対策
家に帰ってきたらうさぎが脱走していた。
こんな話を聞いたことがありませんか?
よく起きることではありますが、外に出てコンセントを噛んでしまったなんてことになると大変です。
人間にとっては何ともないことでも、うさぎも同じだとは限りません。
そうならないために、脱走を防止する対策が必要です。
例えば実際にしていた対策ですが、出入り口を二重ロックにすることで開かないようにすることも可能です。
これを行うだけでも脱走を防止することができます。
また、出入り口が開かないように物を置くのも方法ですね。
うさぎがどのようにして脱走しているかによって対策は変わってきます。
脱走したときには、何が原因だったのか考えて改善していきましょう。
噛み癖のある子のための対策
噛み癖のある子には、よく噛む場所にチモシーボードやかじかじフェンスを付けるのをおすすめします。
ケージのワイヤーを噛んでしまうよりも、植物を噛んだ方が歯が傷むことがありません。
噛むことはストレス発散や歯が伸びるのを抑えてくれますので、噛む専用の場所を作ってあげましょう。
トイレを動かさないための対策
トイレを穴掘りするように、ガリガリと爪で引っ掻いて動かしてしまう子もいます。
そんな子には、トイレを固定することをおすすめします。
ワイヤーや金具で固定すると移動しなくなります。
掃除する際に毎回金具をとるのは大変かもしれませんが、ひっくり返してペットシートを食べてしまうのを予防するためだと思ってください。
冬に向けての寒さ対策
うさぎは寒さには強いですが、防寒対策は必要です。
ケージをそのままの状態にしていると、なかなか暖まりません。
そのため、ケージの周りにカバーを付けて熱が逃げないようにしましょう。
そして、小動物用のヒーターをケージの1ヵ所に設置することで、うさぎが寒いときに暖まれる場所を作ります。
そういう対策をするだけでも、暖かさは変わってきます。
まとめ
- ケージを選ぶポイントは4つあります。
- うさぎがくつろげるか、掃除しやすいか、安全性、床の素材の4つの視点からご紹介。
- ケージの種類を4つご紹介しました。
- ケージに必要な対策を4つ実践できる内容をご説明しました。
うさぎのケージについてご説明しました。
理想的なケージは見つかりましたでしょうか?
種類が多いため悩むと思いますが、うさぎにとって快適で飼い主の方にとっても使いやすい商品が見つかることを願っています。
4つのポイントをぜひ活用してみてください。きっと役立つと思います。