うさぎ

うさぎの足には役割があります!特徴からかかりやすい病気まで幅広くご紹介します

うさぎの足の作りはどうなっているのだろう?と疑問に感じたことはありませんか?

犬や猫と同じ四足歩行なのに、走り方が違いますよね。

何かうさぎの足には秘密が隠されているのでしょうか。

今回の記事ではうさぎの足に注目して、以下のように5つに分けてまとめました。

  • うさぎの足の役割
  • うさぎの足の特徴
  • 感情表現の方法
  • うさぎの足で注意すること
  • かかりやすい足の病気

について順番にご説明していきます。

読み終わるころには、うさぎの足に関する知識が備わっていますよ。最後までご覧ください。

うさぎの足には役割があります!

前足と後足で役割が違いますので、分けてご説明していきます。

前足の役割について

前足は穴を素早く掘るために発達しました。後足よりも短足であることで前足に力が入りやすくなります。

爪の本数は前足は5本で、後足は4本です。

穴を掘るために、後足よりも本数が多くなっているのですね。

後足の役割について

後足の役割は、敵から早く逃げることです。前足よりも大きくて長いのは、地面を力強く蹴って早く走るためです。

うさぎのジャンプ力は高さ約50センチ、足の速さは時速80㎞ほどのスピードが出せるといわれています。とても速いですね。

力強いキックをもっているので、飼い主の方は抱っこするときに気をつけたほうが良いですよ。

私は何度も蹴られて腕にミミズ腫れがいくつもできたことがあります。

うさぎの足の特徴は?

特徴➀うさぎの骨はとても軽いです

うさぎは速く走るために、からだ全体の骨がとても軽く作られています。

そのため、得意なジャンプをした後に、着地に失敗して骨折してしまうこともあります。

骨折をすると、うさぎは怪我を隠そうとしますが、後足を浮かせるようにたり引きづるように歩いたりするので見かけたら病院に行きましょう。

特徴②うさぎの爪には血管が通っています

うさぎの爪をよく見てみると、中心に赤い部分があります。その部分が血管です。

爪を切るときは、その血管部分を切らないように少しずつ切ってきます。

もし、血管まで切りすぎてしまうと出血してしまいます。

家で爪を切るのであれば、クイックストップという止血剤を用意しておくといいですよ。

うさぎによっては、爪が黒い子もいるので分かりにくい場合もあります。

そういう子の爪切りは獣医さんにお願いしたほうが安全です。

特徴③足の裏は毛で覆われています

犬や猫のようにうさぎには肉球がありません。

その代りに毛で覆われていることで足を守ってくれています。

足跡を見てみると毛で覆われているので、平べったい足跡ができますし、足音も静かに歩きます。

うさぎは足でどのように感情表現をするの?

うさぎが足裏を地面に叩いて音を出しているところを見たことがありますか?

その足踏みが「足ダン」と呼ばれているものです。

この足ダンを使ってうさぎは、感情表現をしています。その感情表現を2つご紹介します。

感情➀怒っていることを伝えようとしている

足ダンをすることで怒りを伝えようとしています。

私が飼っていたうさぎは、何か嫌な音がするときに足ダンをすることが多いように感じます。

怒りの原因が分かれば解消してあげると、足ダンすることが減ります。

しかし、外で鳴いている鳥に反応することもありますので、解消できない場合もあります。

感情②仲間に危険を伝えている

足ダンは仲間に危険を知らせるときにも使えます。

うさぎは声帯がないため、声を出すことができません。

その代りに足ダンをすることで、仲間に逃げるように合図を出しています。

もしかしたら、飼い主さんのことを仲間だと思って足ダンをして知らせようとしているのかもしれません。

足ダンを注意するのではなく、どうしたのだろうという気持ちで接してあげてください。

また、足を伸ばしているときはリラックスしているサインです。環境や飼い主さんに慣れてきた証拠でもありますよ。

うさぎの足で注意することは?

注意➀うさぎは足を触られることを嫌がります

うさぎは足を触られることを嫌がります。

爪切りをするときも大変だと思いますが、タオルでからだ全体を包んであげると落ち着きます。落ち着いているうちに素早く切ってしまいましょう。

また、体をマッサージしてあげることがありますが、お尻と同様に足を触ると逃げてしまいます。

その2か所を除いてマッサージをしてあげてください。

注意②濡れたらしっかり乾かしましょう

うさぎの足の毛はとても乾かしにくく、奥の方までしっかり乾かさないと皮膚が炎症を起こす可能性もあります。

うさぎの怪我汚れてしまうときもありますが、水で洗うのではなく濡れタオルで拭き取ってあげましょう。濡らすと乾かすのが大変になりますよ。

注意③足にまとわりつくことがあります

甘えん坊なオスだと飼い主さんの足の周りにまとわりついてきます。

足にしがみつくこともあるので、踏まないように気を付けなくてはいけません。

うさぎの骨は軽いので、間違えて踏んでしまったらすぐに骨折してしまいます。

注意④うさぎが年を取ったら怪我に注意が必要です

うさぎは5歳を過ぎたあたりから高齢の分類になります。

年齢ともに足腰が弱るようになり、立つことが少なくなり動かない時間が増えます。

その状態で怪我をすると致命傷になりかねませんので、気にかけてあげてください。

うさぎがかかりやすい足の病気は?

かかりやすい足の病気は「ソアホック」です。

このソアホックとは、足裏の毛が抜けてしまい、その部分の皮膚が炎症を起こして潰瘍になる状態のことです。

状態が悪くなるほど、うさぎも痛がるようになります。

ソアホックの原因は何でしょう。以下の中で当てはまるものはありますか?

  • 床の素材が固い(フローリングなど)
  • ケージ内が衛生的ではない環境担っている
  • スタンピングをすることが多い
  • 爪が伸びすぎてしまっている

この中で思い当たるものがあれば、改善してあげると徐々に治ります。

季節の変わり目の換毛期は、足の裏の毛が薄くなりやすいので気にかけてあげる必要があります。

あまりにも炎症が酷かったら、動物病院に行って薬を処方していただくのも方法の1つです。

うさぎが苦しまないように、早めに対処してあげましょう。

まとめ

  • 前足は穴を掘るために、後足は速く走るために発達しました。
  • うさぎの足の特徴を3つご紹介しました。
  • スタンピングは怒りを伝えるときと、仲間に危険を伝える時に使われます。
  • うさぎの足で注意することを4つご説明しました。
  • ソアホックにならないように、足に優しい環境を整えましょう。

うさぎの足について役割からかかりやすい病気までご紹介しました。

うさぎの足は丈夫そうに見えますが、骨はすごく軽いことを理解していただけたと思います。

骨折などの怪我をしやすいので日常生活で気にかけてあげるようにしてください。

うさぎのとって安全に過ごせる環境を飼い主さんが作ってあげましょう。