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うさぎの赤ちゃんはどうやって成長するの?意外と知らない育て方

うさぎをよくペットショップで見かけますが、赤ちゃんのうさぎを見たことがある方は少ないのではないでしょうか?

私もうさぎを飼っていましたが、赤ちゃんに関する知識は知らないことばかりでした。

今回の記事では、うさぎの赤ちゃんについてご紹介します。

この記事を読むことで飼われているうさぎがどのように成長して、飼い主の元へ来たのか分かるようになります。

一緒に勉強をして、うさぎの知識を蓄えていきましょう。

うさぎの赤ちゃんはどうやって成長するの?

うさぎの赤ちゃんは、2ヵ月の間に親の愛情と兄弟に囲まれて育ちます。

2ヵ月という短い期間ですが、うさぎの赤ちゃんにとっては重要な時間です。

母親の母乳から栄養や菌に対抗する抗体が含まれていますので、授乳を通して赤ちゃんにも抗体ができるようになります。

また、兄弟たちとふれあい暖め合いながら生活していくことで、心も成長していきます。

この2ヵ月を過ごしかたによって、健康面と心の安定したうさぎに育つか決まります。

一部のお店では、赤ちゃんが2ヵ月を迎える前に販売してしまう場所もあるのが現実です。

うさぎを飼おうか迷っている方には、是非確認していただきたいことがあります。

それは、購入を検討しているお店が2ヵ月を過ぎたうさぎを販売しているかです。

2ヵ月に達してから販売するように心がけているお店があります。

そういうお店を選ぶことをおすすめします。

うさぎの生まれたての様子は?

生まれたてのうさぎはとても小さくてかわいいです。

重さは30~40g程度しかありません。

分かりやすく説明するとピーマン1個分の重さだといわれています。

耳と目はまだ使うことができない状態で生まれてきます。

耳は生まれてから1週間ほどで聞こえるようになり、目が見えるのは10日間かかります。

もうその頃には、ふわふわな毛も生え始めます。

成長のスピードが速く感じますね。お母さんうさぎのミルクを飲んでいるからかもしれませんね。

うさぎの赤ちゃんの成長【離乳期】

生後30日ほどで毛がしっかり生えて、子うさぎの姿に近づきます。

この頃から、離乳期に入りミルクの代わりに、牧草とペレットを与え始めるタイミングです。

牧草を食べるようになることで、胃腸を活発的にしてくれるので盲腸便を出すようになります。

盲腸便とは食糞のことで、うさぎに必要な栄養がたくさん詰まっています。

その盲腸便を食べることで、赤ちゃんうさぎも成長することができるんです。

また、盲腸便は通常のフンとは違い、水分を含んでいるフンなので毛に付いたりして汚れる可能性があります。

うさぎの赤ちゃんの成長【独り立ち】

赤ちゃんうさぎの独り立ちは、離乳をしながら母親うさぎとの距離を離していきます。

ここからは、飼い主さんの協力が必要です。

いきなり赤ちゃんと母親を離すのではなく、徐々に離す時間の増やしていく方法を取り入れて行きます。

飼い主さんに協力していただきたいのは、時間を管理しながら赤ちゃんうさぎを移動させましょう。

だんだん赤ちゃんうさぎも慣れてきて、長い時間を母親と離れていても平気になります。

兄弟とは数日間は一緒に過ごし、そのあとは1羽ずつケージを分けていきます。その理由は2つあります。

①喧嘩やストレスを抱えやすくなるため

まだ子供で可愛らしい姿をしていますが、兄弟であっても順位付けをするようになります。

喧嘩によって怪我をする可能性もあるので、1羽ずつ別のケージに入れるようにしましょう。

②兄弟でも交尾してしまう可能性があるため

兄弟や親が相手でも交尾してしまう可能性があります。

体の発達が早いうさぎだと、妊娠してしまうことも全くないとは言い切れません。

望まれていない妊娠をしないように分ける必要があります。

このように、問題が起きてしまうこともありますので、一緒にしないことが賢明な判断だと思います。

うさぎの赤ちゃんで注意しなくてはいけない点

うさぎの赤ちゃんと母親に接するときに、気をつけてもらいたい点が2つあります。

①うさぎの赤ちゃんを素手で触ってはいけません

母親うさぎは生まれてきた赤ちゃんに、自分の匂いをこすり付けます。

匂いを付けることで自分の子どもだと認識し、ミルクを与えるなど育児をするようになります。

そこで、人間が素手で赤ちゃんを触ってしまうと、人間の匂いが付いてしまいます。

人間の匂いが付くとどうなるのでしょうか?

母親うさぎが育児放棄をしてしまうようになります。

最悪の場合は、ミルクをもらえなくて死んでしまうこともあります。

うさぎは犬や猫とは違い、常に赤ちゃんの近くにいるわけではありません。

育児放棄をしているように見える場合もありますが、観察をしてミルクをあげていないようであれば獣医さんに相談しましょう。

②うさぎの母親に刺激を与えないようにする

うさぎの母親は妊娠をしてから、敏感で気が立っている可能性があります。

飼い主さんは刺激しないように、見守るようにしてあげましょう。

何かしてあげたい気持ちも分かりますが、反対にストレスを与えてしまうのでそっとしておいてください。

ケージの掃除やエサの補充も、簡単にスピーディーに終わらせましょう。

うさぎの赤ちゃんが里親に出会うまで

うさぎの赤ちゃんが1回の出産で、1~6匹ほど生まれるといわれています。

全ての赤ちゃんを育てるのは大変です。

うさぎの成長は早いので、早めに里親を探すようにしましょう。

里親を募集するホームページもいくつかありますので、そういうところで掲載するのも方法の1つです。

良い飼い主の方に出会えるように、赤ちゃんの魅力を伝えていきましょう。

まとめ

  • うさぎの赤ちゃんは、2ヵ月の間に親の愛情と兄弟に囲まれて育ちます。
  • 生まれたての赤ちゃんはピーマン1個分の重さしかありません。
  • 生まれて30日後から離乳期に入り、牧草とペレットをあげるタイミングです。
  • 生後2ヵ月を過ぎたら母親うさぎと離れて独り立ちをし始めます。
  • 注意しなくてはいけない点を2つご紹介しました。
  • うさぎの赤ちゃんを引き取ってくれる里親を探しましょう。

うさぎの赤ちゃんの成長の早さに驚かされましたね。

里親にお渡しするまでの2か月の間に、飼い主の方にしていただきたいことがあります。

それは、愛情をたくさん込めて育ててあげてください。

愛情を込めた分、赤ちゃんにも伝わっているはずです。

次の飼い主さんにお渡しする前に、人間にも慣れてくれると思います。

ステキな飼い主さんに出会えることを願っています。