一人暮らしでデグーを飼育していて、昼間1匹で遊んでいるのが寂しそうだな、と思っている方必見!
多頭飼いをして昼間の遊び相手も作っちゃいましょう。
デグーが2匹いると、昼間も遊び相手がいて楽しそうですよね!
でも、タイミングと2匹の相性が合わないと、流血沙汰の喧嘩にもなることがあります。
デグーの多頭飼いは慎重な準備と覚悟が必要なので、そのことについてまとめました。
デグーの多頭飼いのメリットとデメリット
どの動物の多頭飼いでもメリットとデメリットがあります。
デグーの場合はどうなのでしょうか?
メリット
①寂しがらない
2匹いることで飼い主がいない時も遊び相手がいます。
そのため、寂しがることもないです。
②寒い時に寄り添って温めあえる
デグーはチリの山岳地帯が原産です。
そのため、暑さには強いですが、寒さに弱いです。
冬の寒い時に2匹が寄り添うことで温め合うことができます。
③デグーの社会性をみれる
デグーは鳴き声でコニュニケーションをとります。
その様子を観察することができます。
④デグーの個性を楽しめる
人間大好きっ子、好奇心旺盛な子、慎重派な子、デグー同士だけ心開く子…などなど様々です。
2匹いることで違いを実感できて個性に合わせた愛着を持てます。
デメリット
①人間になれない可能性が出てくる
デグー同士で仲良くなってしまい、人間に興味がなくなる可能性があります。
②コストが2倍かかる
デグーが2匹になるので、当然ですがコストも2倍になります。
世話する時間は、ケージが一つで済む場合そんなに変わらなさそうですが…。
③ケージを広くしたり2つ用意したりする可能性がある
デグーは運動大好きなので2匹にすることで今までよりさらに広いケージが必要になります。
また、デグーの同居がうまくいかなかった場合、2つケージを準備する必要があります。
④病気にかかると、伝染する
カビなどの真菌症、ダニ、などに1匹が感染するともう1匹に移ってしまう可能性があります。
多頭飼いなので仕方ないですね…。
⑤多頭飼いできるかは相性による
多頭飼いできるかどうかはそれぞれのデグーの相性によります。
相性がいいと言われている組み合わせがあるのでご紹介します。
⑥増える可能性がある
オスとメスで飼育している場合、子供が生まれる可能性があります。
年に1~2回メスは出産することが可能です。
そのため、たくさん増える可能性が出てきます。
デグーの多頭飼いで相性のいい組み合わせは?
それでは、相性の良い組み合わせを見ていきましょう!
血族のオス同士
兄弟や親子の場合、うまくいくことが多いです。
メス同士
メスは温厚な場合が多く、発情期もおとなしいので多頭飼いできる可能性が高いです。
オスとメス
オスとメスは相性が良いとつがいになります。
そのため、同居もうまくいきます。
あわよくば繁殖も狙えるようになります。
途中から多頭飼いしても大丈夫なの?
結論は、”個体の相性による”ということです。
2歳のデグーと生後3ヶ月のデグーを同居させたら、先住の2歳のデグーがお世話をしたという体験談がありました。
1歳のデグーと2ヶ月のデグーを顔合わせしたら、喧嘩してうまく同居させれなかったというブログもありました。
つまり、個体同士の相性次第ということですね!
温厚な性格の子同士だと、仲良しさんになる可能性が高いです。
自分の飼育しているデグーの性格を把握して、多頭飼いできるかどうかの判断材料にしましょう。
デグーの多頭飼いの手順
それでは、デグーの多頭飼いの手順を見ていきましょう。
もしも相性が合わなかった時のため、ケージを2つ準備した想定の手順をご紹介します。
①互いの存在を認識させる
新しくお迎えしたデグーを先住のデグーに認識させます。
2匹のデグーのケージを近づけて反応をみます。
互いに近づいたりして、別の個体がいることをなんとなく認識させます。
②匂いの交換をする
1~2週間したらお互いの存在をさらに意識させます。
そのために相手の匂いのついた寝床や草を交換します。
③顔合わせ
顔合わせはどちらの縄張りでもないところで行いましょう。
どちらかのケージなどで行うと、縄張りが荒らされると感じて喧嘩が生じる可能性があるからです。
場所としては、リビングに広めの囲いを作ってその中で行うのが良いでしょう。
衣装ケースでも可能です。
最初は数分から始めます。
仲良さそうにしている場合、数日かけて徐々に時間を伸ばしていきます。
④同居
じゃれあったり、匂いを嗅ぎあったりして仲良さそうにしている場合、同居させます。
同居となると、一緒にいる時間が長くなるのでストレスがかかる場合もあります。
餌を食べているか、便をちゃんとしているか、元気そうにしているか、流血や怪我はないか、をチェックするように心がけましょう。
まとめ
社会性を持つデグーの多頭飼いは難しそうな分、成功したら楽しいです。
ただ、多頭飼いをすることでお世話の負担や餌代も2倍になります。
2匹のデグーを最後まで責任持って面倒を見きれる覚悟で飼育に臨みましょう!