デグー

デグーってどこでもトイレしちゃうって本当?

人間でいうと3歳児ぐらいの知能をもつデグー。

自分の名前を認識したり、道具を使って餌を獲得したり、ペットとしてとても賢いです。

しかし、デグーってトイレを覚えないことで有名です。

デグーはデグーなりにトイレを覚えない理由があるのです。

今回は、デグーがトイレを覚えない理由と、デグーのトイレのしつけの工夫についてまとめました。

デグーがトイレを覚えない理由

トイレを覚えないのは賢いデグーなりの理由があります。

初めて聞く方は「え?そんな高性能な小動物なの?!」と驚くこと間違いなしです!

おしっこでマーキング

デグーはおしっこでマーキングします。

自分の縄張りを主張し、自分の存在を他にアピールするためです。

他の理由としては、自分が通った場所の目印にしたり、安全な場所を覚えておくためにするということが挙げられます。

驚くべきは、そのマーキングの確認方法です。

マーキングの履歴を紫外線可視能力で確認!

デグーはおしっこに反射した紫外線を可視することができます。

つまり、おしっこから反射する紫外線の強弱によって、新しいものか、古いものかを判断することができます!

そのため、デグーがおしっこをした場所を拭き掃除しても、そこにおしっこを再びするのも納得できます。

拭き掃除することで反射する紫外線が弱くなる、つまり、古いマーキングだと判断して新しいマーキングをしていると考えられます。

おしっこで感情表現

デグーはおしっこで感情表現をします。

飼い主に触られて嬉しかったら「うれしょん」をします。

「ムカつくこと」があったら、おしっこをかけて対抗します。

といったように、感情表現の一種としてもおしっこを用います。

嬉しいからといっておしっこをかけられても飼い主としては少し困ります…。

愛があればそれすらも許せちゃうのでしょうか?(笑)

ゲージ内でトイレを覚えさせてみる

トイレを覚える気のないデグーですが、トイレのしつけをしてみる価値があります。

その方法についてまとめました。

デグーがよく活動する場所を把握する

デグーはよく活動する場所で、おしっこや糞をする傾向にあります。

例えば、「ステージ」や「ステップ」、「砂浴び場」、「回し車の下」、「牧草入れの周り」などです。

掃除のしやすい飼育器具を選んだり、よくする場所をトイレ場にしようとしてみたりすることが可能になります。

特におしっこは、黄色く取れにくいので洗いやすい器具選びが重要になってきます。

トイレを実際に設置してみる

トイレ砂やトイレシートを設置してみましょう。

トイレをさせたい場所にデグーのおしっこの匂いのついたものを入れておくことがコツです。

デグーはマーキングした場所にまたおしっこをする習性があるため、設置したトイレでおしっこや糞をしてくれる可能性が高まりす。

トイレの数を複数に増やしてみる

ケージが広い場合は、トイレを複数設置してみるのもいいでしょう。

広いケージなのに1箇所だけだと、デグーもトイレとして認識する可能性が低いです。

トイレの数が多いとどこかのトイレを気に入って使ってくれる可能性が高くなります。

部屋んぽ中のトイレ場所を工夫する

部屋んぽでも容赦なくおしっこや糞を撒き散らします。

仕方のないことなので、飼い主側の工夫で頑張りましょう!

トイレ場所を複数設置する

部屋内にトイレを複数設置しましょう。

飼い主さんがみている中でペットシーツを敷いたり、いつもはケージ内に入ってあるトイレを部屋に出したりしましょう。

部屋んぽの領域を狭める

サークルなどで囲って部屋んぽの領域を狭くしちゃいます。

するとおしっこや糞をしても掃除がラクです。

動き回る範囲にデグー専用の敷物を敷く

デグーが動き回る範囲にバスタオルなどを敷きます。

どこにおしっこされても洗うだけで済むのでラクですね。

その敷物をずっと使うことで、デグーは匂いに慣れて楽しく部屋んぽができるようになります。

飼い主の匂いを消す

飼い主が強い柔軟剤や香水をつけている場合、おしっこをかけられることがあります。

おそらく、強い匂いがあることで、それよりさらに自分の匂いをさせたいという願望があるのだと思います。

ウンチは諦める

ウンチはどこでもします。

マーキングでもないので、垂れ流しです。

草食動物なのでウンチはそんなに臭くはありません。

見つけたら掃除するようにしましょう。

ゲージの床材を工夫してニオイ対策する

根本的な解決方法の一つは、おしっこを溜めないようにするということが大事になってきます。

下が金網になっているケージを活用する

下が金網になっていることで、おしっこを下に落とします。

金網より下はデグーに荒らされることはないです。

そこにペットシーツを置いて、おしっこを吸収させます。

すると、ケージ内に尿はたまらないことになるのでおしっこの匂いが減少すると考えられます。

ヒノキアを活用する

ヒノキアは消臭砂です。

おしっこがかかった部分おしっこを吸収して固めてくれます。

そのため、おしっこの強烈な匂いを抑えてくれます。

ヒノキアを床材の下に敷きます。

動き回るデグーの良いクッションにもなってくれるので一石二鳥です。

まとめ

デグーがトイレを覚えない理由は驚くべき特殊能力のせいでした。

紫外線の反射を認知できるとは同じ哺乳類と思えないです。

トイレを覚えてくれなくても、デグーの行動を理解したり、床材に工夫をすることで、トイレ対策が可能になります。

トイレ掃除が負担にならないようにトイレ対策をしていきましょう!