うさぎ

うさぎの尻尾の役割を知っていますか?その秘密をご紹介します!

うさぎの尻尾は丸くて可愛らしいですよね?

見ていて癒される気持ち、わかります。

実はその尻尾にも役割あることを知っていますか。

今回の記事では、うさぎの尻尾について役割から、尻尾が汚れてしまったときの対処法まで幅広くご紹介します。

うさぎの知識を知ることで、うさぎの感情や行動の意味が分かるようになります。

最後までご覧ください。

うさぎの尻尾の役割を知っていますか?

結論からお伝えすると、うさぎの尻尾は仲間とコミュニケーションを取ったり、危険を伝える手段として使われています。

詳しい内容については次の見出しでご説明しますね。

この見出しでは、先に知っておいていただきたい知識を2つお伝えします。

①尻尾にも骨がある

ふわふわの毛の塊のように見えますが、触ってみると芯のように固い骨を感じることができます。

うさぎを撫でるタイミングで、そのまま尻尾までさり気なく触ってみると分かると思います。

嫌がる子もいるので、何度もしないようにしてください。

②尻尾の裏側の色は白色に近い色

本当かなと思っている方は、見て確認してみてください。

毛が白いうさぎは分かりにくいと思います。

確かに私のうさぎも体はブラウンでしたが、尻尾の裏側は白かったです。

この白色には理由があります。

それも次の見出しを読むと理解することができます。

うさぎの尻尾は2つの役割があります

先ほど紹介した役割の具体的な内容をご説明します。

コミュニケーションを取る手段

なぜ尻尾でコミュニケーションを取っているのかというと、うさぎには鳴くための声帯が無いからです。

その代りに尻尾の白い部分を見せてコミュニケーションを取ります。

よく使用されるのが、異性に求婚アピールをするときです。

尻尾をあげることで、臭腺からフェロモンの臭いを出して求婚します。

少し話が逸れてしまいますが、うさぎには声帯がなく鳴くことができないとお伝えしました。

そのことについて疑問を感じた方はいますか?

「ブッ」「ブー」など鳴き声を、うさぎから聞こえたことがある方もいると思います。私もその一人なので疑問に感じました。

その「ブッ」や「ブー」という鳴き声は正確には、音を出しているのが正しいんです。

鼻の奥から音を出しているとイメージを持ってください。

その音を出すのは嬉しい時や、怒っているときもあるので、行動を見て判断してあげてください。

危険を知らせる方法の1つ

野生のうさぎは天敵から逃げる際に、仲間に尻尾の白い部分を見せて危険を知らせます。

その知らせを見たうさぎは、他の仲間に同じように尻尾を見せて知らせていきます。

また、白い尻尾は目立つ色なので、天敵の目を引き付けて仲間を守る役割もあります。

声帯が無いからこその伝え方ですね。

また、他の方法で仲間に合図することもあります。

それは足ダンと呼ばれているスタンピングをして、振動と大きな音で仲間に情報を伝える方法です。

聴覚が優れているうさぎには、離れている仲間にも伝えやすい方法なのかもしれないですね。

足ダンをしているときは怒っているときもありますが、このように仲間に伝える役割もあります。

足ダンをしていたら怒るのではなく、「どうしたの?」という気持ちで接してあげてください。

飼い主の方を仲間だっと思って、知らせようとしているのかもしれません。

尻尾の動きに気持ちが表れてる

うさぎは感情が顔に出ない代わりに、行動に感情が表れます。

今回は尻尾の動きで感情を読み取りましょう。

始めは分からなくても、観察していたら次第に分かるようになります。

尻尾を振っているときは?

尻尾を振るうといえば、犬の場合も嬉しい感情が尻尾に表れますね。

うさぎの場合も、嬉しい気持ちを尻尾を振って表す子もいます。

または、気になる匂いがあり探っている最中なのかもしれません。

尻尾を上げているときは?

尻尾の役割でご説明したように、コミュニケーションを取ったり危険を感じているときに尻尾をあげます。

その他には、興奮や好奇心を持っているときにも上がります。

行動を見て判断をしましょう。

あとはおしっこをする際にも、尻尾を上げる行動をします。

トイレに行って尻尾をあげたら、おしっこだと観察していたら分かるようになりました。

尻尾が濡れないようにしつつ、踏ん張っているように見えます。

尻尾が下がっているときは?

警戒しているときや怖がっているときは、尻尾が下がっています。

体全体が体勢を低くしているようで、一歩ずつ警戒しながら踏み出している感じです。

初めての環境に警戒しているときや、動物病院に連れて行ったときに反応を見せます。

尻尾が垂れているときは?

尻尾が力なく垂れているときは、体もリラックスしているときです。

尻尾が下がっているときは尻尾に力が入っている状態です。

そこに違いがあります。

うさぎが寝そべっているときは、垂れ下がっていると思います。

うさぎは尻尾で感情を表していることを理解知っていただけましたでしょうか?

個人差はあるので、その子によっては反応が違うかもしれません。

うさぎとスキンシップを取りながら、観察してみて感情を読みとれるようになりましょう。

尻尾が汚れたときは?

これまで、尻尾の役割や感情の読み取り方についてご説明しました。

次は、尻尾でお悩みを持っている方に、汚れてしまった場合の対処法をご説明します。

尻尾の汚れがなかなか取れないと悩んでいませんか?

その汚れは、おしっこによるものか下痢によるものか、どちらか判断付くと思います。

下痢の場合

下痢の場合は、病院に連れて行ったほうが良いです。

尻尾に付くほどの下痢ならば体調を崩している可能性があります。

原因は寄生虫やウイルス、またはストレスなど飼い主の方では判断が難しいかもしれません。

その下痢のフンをもって病院に行きましょう。検査で必要になります。

人間では大したことがなくても、うさぎのように小動物にとっては大きな問題です。

早めの対処をするようにしましょう。

おしっこの場合

おしっこは3つの場合を考えることができます。

①軽い汚れ

1つ目の軽い汚れは、排泄物の上で座ったりトイレの上で長時間いると、尻尾に色がついてしまったのかもしれません。汚れの程度は軽いので、濡れタオルで拭いてあげてグルーミングしてあげることをおすすめします。

②尿やけ

尿やけとは簡単にお伝えすると、濡れた毛が固まって抜けてしまい皮膚にかぶれやただれなどの症状が表れます。

皮膚にも影響が出ている状態でしたら、病院に連れて行きましょう。

対処法を相談して毛を切ったり、お風呂に入れるなどの対応が必要になるかもしれません。

獣医さんからの指示が出ても、毛を切ったりお腹の方をブラッシングするのも難しい方もいます。

そういう時は、うさぎ専門のお店でお尻周りのブラッシング・カット・シャンプーをしてくれるところもあります。

そういうところに助けてもらうのも1つの方法です。

③高齢化

5歳以上のうさぎでしたら高齢化が進んでいるのかもしれません。

トイレが上手くできなくなる子や、自分でグルーミングができなくなってしまう子もいます。

そういう場合は、飼い主の方がサポートして病院にも相談してみましょう。

私のうさぎも、歳を取ってからトイレでおしっこをすることが難しくなりました。

できないというよりも、間に合わなかったのかもしれません。

うさぎの方が早く歳を取るので、トイレを失敗してしまっても怒らないであげてください。

反対に上手くできた日はほめてあげて下さい。

歳はどうしようもできないことですから。

まとめ

うさぎの尻尾についてご紹介しました。

尻尾の役割はコミュニケーションを取ることと、危険を仲間に伝えることでした。

尻尾から気持ちを読み取る例を4つ説明しました。

行動を見ながらどんな感情を示しているのか観察してみてください。

尻尾の汚れについては3つの場合でご説明しました。

タダの汚れでも、皮膚に炎症が起きている可能性もあります。

判断が難しいのであれば、病院で健診のついでに相談してみたりするのも良いかもしれません。

うさぎのためにできることを、飼い主の方はしてあげてください。