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うさぎの換毛期に抜け毛で困っていませんか?毛の仕組みをご紹介

うさぎが換毛期に入ると抜け毛の量が、いつも以上に増えますよね。

飼い主の方が掃除をするのが大変だと思います。

うさぎだけでなく犬や猫などの動物を飼っている人の共通の悩みですね。

同じ悩みを乗り越えてきた私から対策をご紹介します。

今回の記事では実体験も含めて、うさぎの換毛期を中心にご紹介します。

またうさぎの毛の仕組みについても触れていき、毛に関する知識を知っていただいて悩みを乗り越えられる内容です。

うさぎの換毛期に抜け毛で困っていませんか?

正直困っている人ばかりだと思います。

この換毛期を軽くするためには、日頃からグルーミングをすることしか解決策がありません。

グルーミングをこまめにすることで、換毛期の時期も分かりやすくなります。

換毛期の時期は気温に左右されやすいので、ハッキリこの時期だと伝えることができません。

1回の換毛期はだいたい1~2週間ほどで終わります。

その期間はコロコロが手放せなくなりますね。

うさぎの換毛期は何回あるの?

うさぎの換毛期は1年に4回あります。

春夏秋冬で季節が変わるように、うさぎの毛も4回変わるんです。

抜ける量が多いのは、春と秋の時期で夏毛と冬毛に変わるタイミングです。

その時期は特に毎日のようにグルーミングをしてあげましょう。

うさぎも自分自身でグルーミングをしますが、お尻の方など届かない部分もあります。

また、うさぎが高齢になるとグルーミングが自分でしにくくなります。

そこで飼い主の方には手助けをしていただきたいです。

できる限りブラシで毛を取ってあげましょう。

自分でグルーミングはできますが、その際に毛を大量に飲み込んでしまうと毛球症になる可能性が高まります。

この毛球症とは、お腹の中で毛が溜まってしまい体調を崩してしまう原因になります。

体調を壊さないようにグルーミングを手助けしてあげてください。

うさぎのグルーミングの仕方について

うさぎの毛には、ガードヘアアンダーコートと呼ばれる2種類の毛が生えています。

ガードヘアは表面の色がついている毛です。

アンダーコートは皮膚に近いふわふわした毛のことです。

全身が白いうさぎだと、分かりにくいかもしれないです。

その2種類の毛をグルーミングをするには、ブラシを使い分けると効率が良いです。

ブラシの種類についても、グルーミングの流れと一緒にご紹介しますね。

【理想的なグルーミングの流れ】

①コームブラシを使います。

コームブラシとは、櫛のような作りになっています。

一列に歯が並んでいて、細かい部分と粗い部分の2つが備わっている商品がおすすめです。

毛玉ができている部分を梳かすのに向いています。

まずはコームブラシで毛玉をほぐしていきましょう。

②スリッカーブラシを使います。

スリッカーブラシは、先端に針が密集しているブラシです。

小動物用だと、先端にゴムがついている物が販売されています。

このスリッカーブラシを使うと、アンダーコートまで毛を取り除いてくれます。

数回するだけでも毛の量を少なくしてくれます。

アンダーコートを取る専用のブラシも販売されていますので、スリッカーブラシと使い分けてもいいかもしれないです。小動物用を選んでくださいね。

③動物の毛のブラシを使います。

動物の毛で使われているブラシは、豚の毛や猪の毛で作られている物が多いです。

動物の毛なので、適度な水分と油分が含まれています。

そのブラシで梳くことで、毛に艶が出ます。

仕上げに使うことをおすすめします。

【ブラシが苦手な子】

①ラバーブラシを使います。

ラバーブラシとは、ゴムやシリコンで作られているブラシです。

洗える素材なので、汚れてしまっても大丈夫です。

ブラシが苦手な子でも、平気な場合があるので1つは持っていたほうが良い商品です。

②グルーミンググローブを使います。

グルーミンググローブとは、手袋の形をしたブラシです。

うさぎを撫でながらブラッシングができるので、ブラシが苦手な子の最終手段として使えます。

飼い主の方にとっても、うさぎが嫌がらないので安心して使えます。試してみてください‼

抜け毛対策ではコロコロも大切です。

ブラシで取った毛はコロコロに付けて捨てると、毛が飛び散らないのでおすすめです。

うさぎの体調の変化はあるの?

換毛期はうさぎにとっても大変な時期です。

秋の毛は特に沢山の冬毛を生やして脂肪も蓄えないといけないので、エネルギーの消費が激しいです。

大量の毛を作るには、たんぱく質などの栄養が必要になります。

体力の消費も激しいので、内臓の動きが弱くなりやすいです。

そのため、グルーミングで毛を飲み込んでしまうと排出するのが大変になります。

体力が少ない子うさぎや高齢のうさぎは余計に大変です。

食欲が低下したりフンが少なくなったら、毛球症かもしれないので病院で診てもらったほうが良いかもしれません。

飼い主の方ができることは、グルーミングを手伝ってあげることと、換毛期に入ったらペレットの量を増やしてあげてください。

消費する体力を食事で補いましょう。

換毛期が終わったら元の量に戻してください。続けてあげると肥満になってしまいます。

人間にとって換毛期はいつでも大変なイメージですが、うさぎにとっても体力が必要な大変な期間なんですね。

お互いのために、グルーミングをしっかりしましょう。

うさぎの毛が脱毛していたら?

うさぎにも脱毛といってはげてしまうことがあります。

何が原因何でしょうか?それは、4つの原因が考えられます。

原因と対策をご説明していきます。

①換毛

換毛時期にグルーミングをやりすぎて、はげができてしまったのが原因です。

先ほどの文でグルーミングをしっかりしましょうとお伝えしましたが、脱毛してしまうほど強くはしないでください。

はげている部分を気にして、うさぎが掻いてしまうこともあるので気をつけましょう。

②ダニ

ダニなどの寄生虫によって、脱毛する場合があります。

他の動物から感染したり、外での散歩の際に草むらで付いたりもします。

これは、ブラッシングをこまめにしておくと予防と早期発見につながったりします。

③カビ

湿気の多い季節に感染しやすくなります。

濡れた状態が続くとカビによって皮膚の病気になり、細菌によって皮膚炎を起こすこともあります。

換気と清潔な環境を心がけてあげましょう。

④ソアホック

ソアホックは足の脱毛です。

うさぎの足の裏は、犬や猫のように肉球がなく毛でおおわれています。

足裏に負担がかかる環境だと擦れて毛が抜けてしまったり、フローリングの床で摩擦が起こり毛が抜けたりもします。

足の裏で毛が抜けていたらソアホックを疑ってください。

まとめ

  • 換毛期は1年に4回あり、春と秋が抜け毛が多い時期。
  • 毛球症にならないようにグルーミングを手助けしてあげてください。
  • 毛はガードヘアとアンダーコートの2種類に分かれています。
  • ブラシを使い分けると効率よく抜けます。
  • コームブラシ → スリッカーブラシ → 動物ブラシ の順番。
  • ブラシが苦手な子には「ラバーブラシ」と「グルーミンググローブ」。
  • 新しい毛を作るのに大量のエネルギーを消費します。
  • グルーミングを手伝いペレットを増やして体力をサポート。
  • 脱毛には4つの原因が考えられます。

うさぎの換毛期についてご紹介しました。

換毛期を軽くするには、グルーミングをこまめに行うことです。

また、ブラシを使い分けることで毛並みも整いますので綺麗にしてあげてください。

換毛期にうさぎも体力を消耗していることが分かり、大変なのは飼い主の方だけではないことが分かりましたね。

お互いに支え合って生活をしてください。