フクロモモンガ

フクロモモンガの匂いが臭いと言われる理由とその対策

フクロモモンガってなぜかクサイと言われがち。

その理由は、フクロモモンガのマーキング方法に答えがありました。

この記事では、なぜくさいのか、どうしたらそのニオイを軽減できるのかを中心にまとめました!

いくら生まれつきとはいえ、お家で飼う際にはなるべくニオイを抑えたいですよね…。

フクロモモンガが臭い理由

フクロモモンガが臭い理由は、「臭腺」というニオイを発する器官が存在するため、くさいとされています。

臭腺はオスとメスの両方に存在するのでしょうか?

フクロモモンガのオスはくさい?

オスに「臭腺」が備わっています。

臭腺から発するニオイによってなわばりの強調、マーキング、求愛、を行います。

しかも、臭腺は体のあちこちにあります。

前額腺、胸腺、肛門腺、手足の表面、口の隅、外耳の内側に存在します。

そこからオスのニオイが発せられるのでなかなかのニオイです。

結果としては、”オスの方がくさい”です。

臭腺は、生後1年~1年半で発達していきます。

そのため、ペットショップで販売されているフクロモモンガからはそのニオイがしないことが多いです。

臭腺がどのようなニオイかは実際に飼っている方のおうちに尋ねるしかないです…。

フクロモモンガのメスは臭い?

フクロモモンガのメスには臭腺がありません。

そのため、オスに比べたらクサくないです。

うんち、おしっこ、元々のニオイだけです。

ペットショップによっては、これを理由にメスだけが売り切れている店舗があるほどです。

それほど、オスの臭腺のニオイが強烈なのでしょう…。

フクロモモンガのマーキングスキルおそるべし(笑)

H2フクロモモンガのクサさはどんなにおい?

先ほど、オスの方がくさくて、メスはおしっことうんちのにおいだけと述べましたが、実際どの様なにおいなのでしょうか?

臭腺のにおい

「色々な動物を飼ったことのある方なら気にならないにおい。

フェレットよりフクロモモンガのオスの方がくさくない。

臭腺のニオイは青臭いようなニオイで、めまいがすると表現される方もいる。」

というのが一般的な意見でした。

フクロモモンガの飼育に慣れている方は、臭腺にニオイより、おしっこやうんちのニオイの方が強烈とのことです。

おしっこうんちの匂い

おしっこは、アンモニアの匂いです。

ツーンッと鼻につくような刺激臭がします。

フクロモモンガは熱帯原産の動物なので水を少ししか摂取せず、濃尿を排泄するため、ニオイがキツイのかもしれません。

うんちもそれなりにニオイます。

原因はフクロモモンガの食生活にあります。

フクロモモンガは雑食性で、野菜から昆虫まで様々なものを食べます。

その結果、うんちのニオイも他の草食系動物に比べたら強くなります。

(例えば、うさぎ、ハムスター、インコとか…。)

でも、ニオイ対策することで軽減できます。

次の章では、ニオイの対策についてご紹介します。

フクロモモンガの臭い対策

フクロモモンガの臭い対策は、「対処法」がほとんどです。

臭腺もおしっこもうんちも、ニオイがして当たり前なのでどのように対処して軽減するかが大切になってきます。

それではみていきましょう!

床材をこまめに交換する

トイレをした床材を毎日交換することでケージ内にあるフクロモモンガの糞とおしっこの量を減らします。

ただ、フクロモモンガはおしっこを撒き散らす生き物なので効果は少ししかないです。

床材をこまめに交換する方は、新聞紙やペットシーツを床材にすると経済的で効率的です。

餌の残りをすぐに回収する

特に夏場は餌の残りはすぐに回収しましょう。

食べ物の腐敗臭もニオイの原因になることがあります。

においのきついものを天日干しする

例えば、巣箱、寝床、ステップ、止まり木などおしっこや臭腺のニオイが染み付いているものを天日干しします。

洗剤で洗って天日干しをするというサイクルを2回することをオススメします。

2回目の天日干しは1週間ぐらいじっくり太陽に当てましょう。

すると繁殖していた雑菌などが死滅するのでニオイが消えてまた清潔に使うことが可能です。

ケージの横に脱臭機を置く

脱臭機や空気清浄機をケージのすぐ横に置きます。

部屋の広さによる適正サイズよりひとまわり大きいサイズの脱臭機を使用することで強烈なニオイを浄化します。

動物のニオイに特化した脱臭機を購入することをおすすめします。

ケージをアクリル製のものにする

アクリル製のケージは、完全に密閉されている場合がほとんどです。

そのため、おしっこが周りに飛び散らず、ニオイが拡散しにくいです。

アクリルケージいいじゃん!と一瞬なるかと思いますが、デメリットもあります。

空気が密閉されるので熱がケージ内にこもりやすいという点です。

夏だと高温になる可能性があるので注意して使用する必要があります。

まとめ

フクロモモンガはニオイのする動物なので多少は仕方がないですね…。

執筆者的には、部屋の温度を完全に管理した上でアクリルケージで飼育し、毎日床材を交換するのが一番いいかなぁと思います!

ニオイ対策をして、飼い主もフクロモモンガも過ごしやすい環境を目指しましょう!