フクロモモンガ

フクロモモンガにしつけはできない!のだろうか…。

フクロモモンガは賢いのにしつけができない動物として有名です。

しつけとは、飼い主の望み通り、決まった行動をすることです。

一筋縄では行きませんが、頑張ればできないこともないようなのでしつけの方法をご紹介します。

大前提!フクロモモンガにしつけはムリ!

前提としてフクロモモンガをしつけることはほぼ不可能です。

その理由をしつけ別にご紹介します。

トイレ

フクロモモンガは特定の場所に排出をする習性がありません。

また、おしっこの匂いでマーキングをするので、ケージ内のあちこちに排泄してしまいます。

糞も同様です。

野生では、いつでもどこでも脱糞しているため、飼育下でトイレをしつけることはほぼ不可能です。

鳴き声

飼い主の悩みとなる鳴き声は2種類あります。

威嚇鳴き夜鳴きです。

特に夜鳴きをどうにかしたいという課題が上がります。

フクロモモンガの夜鳴きは、「さみしい」とか「構ってほしい」という意味の場合が多いです。

飼育初期はまだ飼い主に慣れていないため、その気持ちを紛らわせてあげることが難しいでしょう。

威嚇鳴きは、フクロモモンガに環境に慣れてもらうことでその頻度を減らすことができます。

防御的本気噛み

飼育したてのフクロモモンガは自己防御のために本気噛みをしてきます。

フクロモモンガが人を噛む理由を理解してあげることが大事です。

飼育し初めは、慣れない環境でフクロモモンガは恐怖や不安を感じています。

その状況で、飼い主の手が出てくるととっさに噛んでしまいます。

これは、フクロモモンガの生まれ持った防衛反応なのでしつけのしようがありません。

もしかしたらできるかもしれないしつけ

しつけが難しいフクロモモンガですが、もしかしたらできるかもしれないしつけの方法がありますので、ご紹介します。

フクロモモンガのトイレしつけの仕方

ウンチは決まった時間に排泄する習慣をつけてあげる。

時間は、朝ごはんの時、ケージから出すとき、夜ご飯の時など様々です。

例えば、朝ごはんをあげる前に排泄の習慣をつけます。

抱っこしてあげて、肛門の付近をトントンと優しく刺激してあげます。

するとウンチを排泄してくれるようになります。

これを習慣になるまで続けます。

その結果、肛門のあたりを優しく刺激することで排泄をするというしつけが完了します。

排泄をしてからケージの外で遊ぶ習慣をつける

フクロモモンガを飼育していると排泄のタイミングがわかってきます。

例えば、寝起き30分以内に排泄してその後はしばらく排泄しないような個体を考えます。

その際、寝起き30分は観察しながら手のひらの中で遊んであげます。

「手のひらの中でおしっこされちゃうじゃん!」と思いますよね。

それでいいのです。

手のひらでおしっこされても、手を洗うだけでいいし、その後、部屋の中で遊ばせても排泄の心配がありません。

ケージのお手入れの頻度も下げれそうですし、フクロモモンガと仲良くなれて一石二鳥ですね!

ケージ内でよく排泄する場所にトイレを設置してみる

フクロモモンガの中には、ケージ内の特定の位置でしたがる個体もいます。

その場合、よく排泄をする位置にトイレを設置してあげましょう。

フクモモは樹上性の生き物なので、ケージの側面に引っ掛けるタイプのトイレを用いましょう。

床に置くタイプだと、トイレだと認識しない場合が多いです。

噛み癖

フクロモモンガが噛んできた時に「チッ」と舌打ちをする

「チッ」という音は、フクロモモンガが不快な時に発する鳴き声に似た音であると言われています。

フクモモに嫌な気持ちだよ~という感情を伝えます。

噛まれた時に指で歯を押し返す

噛まれた時に、少し、押し返すようにします。

フクロモモンガに噛むと嫌なことをされると認識させます。

なぜ噛むのかを考える

上記の方法は甘噛みに対して有効ですが、本気噛みにはあまり効果がありません。

本気噛みの場合、フクロモモンガがどうして噛んでくるのかを考えることが大事です。

環境なのか、食事なのか、病気なのか、、、。

考えられるストレス要因を改善していく努力をしましょう!

夜鳴き

ケージを飼い主の見える範囲においてあげる

夜鳴きは不安を感じている際にすることが多いです。

そのため、フクモモのケージから飼い主さんが見える位置に置いてあげましょう。

フクモモに一人じゃないという安心感を与えてあげます。

寝る前に十分構ってあげる

寝る前にフクモモが満足するまで構ってあげましょう。

すると、満足して夜鳴きをしなくなる場合があります。

まとめ

これだけしつけが難しいと言われていても、トイレのしつけを成功されている方も沢山いるようでした。

とにかく根気が必要で長期間のしつけになるので「しつけれるといいなぁ。」ぐらいの気持ちでチャレンジしましょう!