デグーは草食性の動物で糞からのにおいが少ないと言われています。
しかし、動物なので動物っぽい特有のにおいはします。
「これから、デグーを飼いたいけど、においはするのかな」
「デグーのケージをたくさん掃除するの大変そう」
「ケージの掃除の頻度が気になる!」
というこれからデグーの飼育にチャレンジする人に向けて、今回はその原因と掃除の仕方についてまとめました。
Contents
デグーのにおいの本質!
デグー臭と呼ばれる特有のにおいがあります。
そのにおいはどこから発生してくるのでしょうか?
その答えをお伝えします!
デグーのにおいの本質は身体からのにおい?
答えは否です。
デグー自身の体のにおいはほぼありません。
理由は、「臭腺」を持っていないからです。
ペットの体臭が臭う場合のほとんどが、動物のもつ臭腺のせいなのです。
臭腺とは、強いニオイのある液を分泌する腺のことです。
例えば、犬、猫、フェレット、ハムスター、うさぎ…etcといったほとんどの動物に臭腺が備わっています。
また、デグーは草食動物です。
草食動物の糞は基本的に臭くないです。
ただ、ハムスターなどの雑食性の餌や、おやつをたくさんあげている場合、糞が臭うようになることがあります。
その場合、デグーにとって悪影響となるので、控えるようにしましょう。
デグーのにおいの本質はおしっこ?
正解です。
デグー臭の本質はおしっこにあります。
おしっこが臭いです。
というのも、デグーはおしっこでマーキングをします。
デグーはおしっこに反射する紫外線の反射を可視することができ、それで自分の縄張りかどうかがわかります。
そのため、様々なところにおしっこをかけるし、洗ってもすぐに同じ場所におしっこをかけます。
いたるところに何度でもおしっこをするので臭うというわけです。
逆に、このおしっこの匂いを処理できれば、デグーは臭くない動物と言い切ることができます。
季節でにおいの強烈さが変わる!
デグーのおっしこが強烈に臭うのは冬場です。
室温を温めるために暖房を使うことが原因です。
おしっこのついたものが温められ、匂い成分が蒸発することで部屋中に広がります。
さらに冬場は換気をあまりしないのでそのにおいが室内にこもってしまいます。
これが冬場の方が臭いという理由です。
夏はエアコンで換気を行ったり、窓を開けて換気しているし、春や秋もそこまでにおいません。
デグーのにおい対策
それでは、デグーがかけるおしっこの対策をみていきましょう。
デグー用品編
ケージ
ケージは週に1度丸洗いをすればOKです。
丸洗いが難しい場合は、アルコールを染み込ませたタオルで拭き掃除をして除菌しましょう。
ステップ
ステップや回し車は毎日水に濡らしたタオルで拭き掃除をします。
さっとひと拭きするだけでも効果があるので欠かさず行うようにします。
1週間に1回は全て取り外して、ぬるま湯で汚れを浮かせたあと、歯ブラシなどでこべりついた汚れを落とします。
床材
草を用いた床材は、放置すると悪臭の温床になります。
おしっこによってチモシーなどがカビてしまうのが原因です。
そのため、2日に1回は全て取り替えることをおすすめします。
部屋編
床・壁
床や壁はおしっこをかけられたらすぐに拭き取るようにします。
おしっこをかけられないようにする対策は、行動範囲にペットシーツや、おねしょシートを置いておきましょう。
床だけでなく、壁も汚れることがほとんどです。
一度、シミになってしまうとなかなか取りにくいです。
そのため、部屋んぽをした後は水拭きをすることをおすすめします。
空気
脱臭機を用いる必要があります。
空気を脱臭するには、空気清浄機だと効果がありません。
アレルギーが出ないようにするためにもぜひ装備したいアイテムです。
デグー自身編
身体
デグーは砂浴びをさせて身体を綺麗にします。
水浴びは苦手なのでNGです。
砂浴びの頻度は個体にもよりますが、1週間に2~3回の砂浴びでいいとされています。
砂浴びによって体の油やダニを落とすので綺麗になります。
フンや尿
餌をデグー専用のものにし、おやつの頻度や量を少なくします。
草食動物の食生活をメインにすることで糞の匂いを抑えます。
尿は仕方のないことですので我慢しましょう。
その他のにおい
チモシー
チモシー特有の牧草臭が部屋に広がり、大草原気分になるかもしれません。
仕方のないことなので気になるようでしたら脱臭機を活用しましょう。
飲み水
飲み水を放置すると腐ってしまい悪臭を放ちます。
そのため、皿のタイプなら毎日水を入れ替えてあげましょう。
ボトルタイプの水入れでも1週間に2回ぐらい入れ替えてあげることをおすすめします。
まとめ
デグーのにおい対策は、おしっこの匂いを掃除することが大事というのがわかりました。
そのためには、デグー用品を毎日水拭きしたり、床材を頻度よく変えたりと、毎日のお世話が欠かせません!
衛生的な環境で飼育してあげるためにも、毎日お世話をする覚悟を持ってデグーの飼育にチャレンジしましょう!