デグー

日本の冬は極寒!デグーの寒さ対策!

日本の冬は寒い!

防寒対策を何もしなかったら室温は10度を下回ってしまいます。

いくら恒温動物のデグーとはいえ、そこまで寒くなってしまうと体調を崩します。

そのため、冬場はしっかりとした防寒対策をしてあげる必要があります。

今回は、エアコンなしでもできるデグーの防寒対策についてもまとめました!

デグーの適正温度を確認しよう

まずはデグーの適正温度を確認しましょう。

温度は25℃前後、湿度は50%前後が適切とされています。

日本の冬は寒く、暖房やエアコンを入れると湿度が低くなりがちです。

温度とともに乾燥も気にする必要がありますね。

デグーが低体温になるとどうなる?

低体温症とは、周りの環境が寒すぎて、正常体温が保てなくなる状態のことを言います。

デグーの正常体温は38℃~39℃で人間より高いです。

デグーを触ってみて自分より冷たく感じたら低体温である可能性があります。

目視で確認できる低体温症の症状は、デグーがぐったりとして動きが鈍くなります。

食欲の低下も伴い、そのまま死亡する可能性もあります。

基本的には、通常の飼育方法で飼われている元気なデグーが低体温症になることは少ないです。

生まれて間もないデグー、高齢のデグー、病気のデグーがなりやすいとされています。

動物病院に連れて行かなければならない疾患なので、しっかり予防に努めましょう。

デグーの防寒対策 部屋ごと温める編

エアコン、暖房といった大型の暖房で部屋ごと温めます。

部屋ごと気温を一括管理できるので温度の変動が少なく、安定した快適な飼育環境を作ることができます。

人間も快適に過ごせるのでみんなハッピーですね!

では、エアコンなどを使う際の細かい設定を見ていきましょう。

エアコンの設定温度

エアコンなどは、26℃前後に設定するのがいいです。

理由は、エアコンの設定温度±2℃の誤差があるとしてもデグー達が快適に過ごすことができるからです。

エアコン以外の暖房器具

電気ストーブ、セラミックヒーターなどでケージの近くだけを温める作戦です。

この場合、温度管理が難しいので、温度計を随時確認して、最適な温度になる設置場所を考えましょう。

温度管理の注意点

温度を高めに設定すると湿気が少なくなりすぎる可能性が出てきます。

その場合、部屋の湿度を40%前後にできるように加湿する必要があります。

デグーの防寒対策 エアコンなし編

エアコンなしの場合でも、ケージ内にホットスポットを作ることができれば、冬の寒さをしのぐことができます。

その具体的な方法を見ていきましょう!

自作温室を作る

断熱素材で作成した自作温室を作成することをおすすめします。

その中の空気を温めれば、部屋が寒くても温室は暖かいままにできることができます。

では、具体的な素材をみていきましょう。

アルミで作る

ホームセンターで、大きいアルミマットを購入します。

アルミマットをケージより少し大きいサイズにカットします。

底面、側面、天井部を囲うように、アルミを接続ます。

前面は、透明のビニールシートを垂らして完成です。

あるブログによると、前面にシートを使わなくても、室温より1.5℃温度が上昇したようです。

スタイロフォームで作る

スタイロフォームとは自宅を建設する際にも、断熱材として使われる素材です。

保温性バツグンでおすすめです。

ホームセンターでスタイロフォームと専用の接着剤を購入します。

スタイロフォームはサイズが大きいので、どれぐらい買う必要があるのか検討したのち購入しましょう。

事前にケージのサイズを測って、ケージより一回り大きい温室ができるように設計します。

作り方はアルミで作る場合と同じです。

前面に、透明ビニールシートをかけるとさらに効果的です。

実際、自分が使っているのはこのタイプです。

温室+暖突+パネルヒーターで、室温より3℃高い温室を作ることができてます。

ペット用ヒーター

自作温室にペット用ヒーターを組み合わせて使うと効果的です。

ペット用ヒーターのみでも、複数個用いることで冬を乗り越えることも可能です。

電球型のヒーター

電球が温まることで、ヒーターの役割を果たします。

電球の周りの空気を温めてくれるので、広い範囲を温めることができます。

ただ、フンや尿がかかると壊れてしまう可能性があるので設置場所には注意が必要です。

例えば、ケージの高いところや、ケージの外に設置する、といった対策が必要になってきます。

パネルヒーター

パネルヒーターは、シート状のヒーターです。

底面に設置し、デグーが直接触れて温まります。

ケージ内に暖かいところと暖かくないところを作ることができるので、デグー自身で体温を調節することができます。

低温やけどを防ぐために、サーモスタットをつけて一定の温度になるように管理をすることをおすすめします。

寝床の下に置いてしまうと、寝床が温まりすぎてしまう場合があるので、様子を見ながら設置場所を考えましょう。

暖突

ケージの上部に取り付けるタイプのヒーターです。

暖突は、ヒーターとして効果を示す限界の高さがあります。

そのため、暖突の下数十センチにステップを置いてホットスポットを作ると効果的です。

人間でいう暖房の効いた部屋のようなゾーンを作るというわけです。

ヒーター類を使う際の注意点

ヒーターを使う際は、コードの管理をしっかりしましょう。

デグーが誤って噛んでしまったら、感電死してしまう可能性が出てきます。

コードカバーをつけたり、コードをケージの外にしっかり出して管理するといった工夫が必要です。

まとめ

デグーと冬の寒さを乗り切るには、エアコンかヒーターを用いることが必須というわけです。

自分は、自作の温室を作ることをおすすめします。

エアコンの設定温度も下げれるし、ヒーターの消費電力も少なく済みますよ!