デグー

デグーにとって日本の夏は危険!その理由と対処法

地球温暖化の影響もあり、夏の高温が続く日本。

日本の夏の気候はデグー達にとって地獄です。

てことは、デグーたちに夏の暑さ対策をして、快適な日本でのペットライフを送らせてあげるのが飼い主としての使命です。

では、どのように暑さ対策をしていくのでしょうか?

日本の猛暑を工夫して乗り切りましょう!

デグーの飼育基本情報

まずは、どれぐらいの温度がデグーにとって快適なのかをみていきましょう。

野生のデグーの生息地

野生のデグーは、チリの高山地帯に住んでいます。

涼しい地方が原産です。

デグーは汗をかかない身体の作りをしています。

そのため、熱を蒸散しにくく、高温が苦手なのも納得です。

デグーの適正温度

デグーの適正温度は、約20℃~26℃とされています。

過ごしやすい涼しい日本の初夏ぐらいですね。

デグーの適正湿度

デグーの適切な湿度は50%前後が適切です。

しかし、日本の湿度は平均60%~70%です。

夏の蒸し暑い日には75%を超えます。

そのため夏場の湿度対策も必要になります。

デグーが熱中症になった場合の治療

ゲグーが熱中症になった場合の動物病院での治療は以下のとおりです。

  • 動物病院への登録
  • 診察
  • 栄養剤の注射
  • 点滴
  • 流動食

のようにたくさんあります。

デグーなどの小動物を診察することのできる動物病院は少なく、治療費も総計1万円以上は必要になってきます。

数回病院に行かなければならないので、病院にかかるより毎日の暑さ対策の方がコスト的にも安くすみます。

デグーのためにも飼い主のお財布事情のためにも暑さ対策は必要です。

デグー日本の夏の暑さ対策(エアコン編)

まずは、エアコンを使う場合の対策を紹介します。

簡単かつ安定的に室温と湿度を管理できるので一番おすすめです。

エアコンを使う場合の設定温度

エアコンを26~27度で設定します。

そのため、室温が26度未満の場合は、扇風機やサーキュレーターで空気の循環だけで十分な場合もあります。

エアコンを使う際は冷房?除湿?

除湿運転ではなく、冷房運転を用いましょう。

ちなみに、弱冷房除湿は、電気代が最も安く済むのでおすすめです。

湿度が70%以上など極端に高い場合のみに除湿運転することをお勧めします。

また、エアコンを使う際には窓のカーテンを閉めておくと冷房効果が高まります。

エアコンを使う際の注意点

エアコンの風をケージに直接当てないようにしましょう。

直接ケージに風を当てると、エアコンの設定温度より温度が低くなってしまいます。

エアコンはできれば1日中付けっ放しにすることをオススメします。

急激な温度変化によってデグーが体調不良になってしまうのを防ぐためです。

デグー日本の夏の暑さ対策(エアコンなしの環境編)

エアコンなしでもある程度は対応できるのでその方法をご紹介します。

直射日光の侵入、熱の侵入を抑える

直射日光の侵入を防ぐ工夫をします。

例えば、遮光・遮熱カーテン、すだれ、サンシェード、緩衝材を窓に貼る、カーテンを閉める、などです。

このようにして、窓からの日光の侵入、熱の発生を防ぎます。

ケージの置き場所を変える

場所

直射日光が当たらず、風通しがいい場所に設置します。

玄関などが意外と涼しい場合があるので、自分の自宅の涼しいスポットを探してみましょう。

高さ

扇風機、サーキュレーターなどで空気の循環をしていないと、熱された空気は部屋の上方に集まります。

そのため、比較的涼しく、風通しのよい床から少し上の位置に、ケージを設置することも暑さ対策の一つとなります。

ケージ、部屋内の風通しを良くする

ケージや部屋の風通しを良くするために、サーキュレーターや扇風機を使って空気を循環させます。

デグーは汗をかかないので気化熱による体温低下は期待できませんが、熱い空気や湿気が室内にこもるのを防ぐ効果があります。

デグーの夏の暑さ対策(ケージの中編)

最後にケージ内の暑さ対策を紹介します。

直接デグーを冷やすことができるので、一瞬の対策には効果抜群です。

涼感プレートをおく

アルミプレートや大理石など、涼感を与えてくれるプレートを設置します。

デグー専用の涼感プレートはないので、自身のケージにあったサイズのものを選びましょう。

ハンモックを通気性の良いものにする

通気性のものを使用することで、デグーが休んでいる際に熱中症になることを防ぎます。

保冷剤を用いる

保冷剤を用いて自作クーラーを作ることをお勧めします。

保冷剤を冷却ボックス(発泡スチロール)に入れてケージの上に設置します。

冷却ボックスの下部に穴をあけ、そこからケージ内に冷気が流れるような仕組みを作って完成です。

保冷剤にもよりますが、4時間ほど冷却機能は持ちます。

低コストでケージ内に冷え冷えスポットを作れるのでおすすめです。

逆に、大きい自作クーラーのせいで、デグーのケージが冷えすぎないようにしましょう。

水分補給をしっかり行わせる

夏場は水の腐敗も早いので1日に朝晩2回は水を入れ替えてあげましょう。

飲んでいない場合、水に味付けをしてあげるのも効果的です。

人間もそうですが、水を摂取しないと熱中症になりやすくなります。

まとめ

デグーの暑さ対策は、エアコンを使って室温管理するのが最も簡単で効果的です。

デグーは熱中症になると、最悪の場合死に至る可能性も十分ありますので、暑さ対策は手を抜かないようにしましょう!