フクロモモンガの野生的な姿が見たい!
フクロモモンガファミリーを見たい。
という方に是非読んでいただきたい記事です。
フクロモモンガは多頭飼いに向いているかどうか、もし失敗したらどうするかまでみていきましょう!
Contents
フクロモモンガは多頭飼いに向いている?
フクロモモンガは他の小動物に比べて、多頭飼いに向いている動物です。
自然下では、オス1匹に対してメス複数匹と子供のハーレムを形成して生活します。
また、フクロモモンガは鳴き声でコミュニケーションをとります。
飼育下でも、寂しい時や仲間に存在を知らせる鳴き声で鳴く個体が多いです。
つまり、社会性のある動物なのです。
ただ、飼育下だと、先住フクモモと新入りフクロモモの相性や、年の差など様々な要因で多頭飼いできるかどうかが決まってくるので、慎重な判断が必要です!
それでは、どのような性別パターンがうまくいくか見ていきましょう!
フクロモモンガが多頭飼いできる性別パターンは?
フクロモモンガの多頭飼いに成功させるパターンは4つあります。
基本的にはメスを先住フクロモモンガとして考えます。
メスとメス
どちらの性格も優しい場合、うまく多頭飼いすることが可能です。
性成熟後だと縄張り意識が強く生じている場合がありますので、生後1歳までには同居をスタートさせる計画で多頭飼いしましょう。
メスとオス
メスとオスが一番うまくいくパターンです。
一度カップルになると別れることがないので永遠にカップルで飼育することが可能です。
注意点としては、繁殖することです。
フクロモモンガは1年に3~4回、一回あたり1~2匹の赤ちゃんを産みます。
去勢をしない限り増え続けるので、注意が必要です。
オス1匹とメス多数
本来の自然の中でのパターンです。
この場合、かなり広いケージが必要になります。
家が広ければ、可能な組み合わせなのでチャレンジしてみると面白いかもしれません(笑)
兄弟同士のフクロモモンガ
兄弟同士もうまくいきます。
小さい頃に一緒にすごしているため、ニオイで仲間意識が生まれていることが理由です。
性熟成した頃にオスとメスを一緒に飼育していると繁殖するのでその時期からは去勢や別居が必要になってきます。
失敗しやすいパターン
先住がオスの場合、難易度が上がります。
先住のオスは、人間を仲間だと思い、自分のケージ内をなわばりだと思います。
そのため、後から来たフクロモモンガを仲間だと認識するのが難しくなります。
後からくるフクロモモンガの性別がメスの場合でも同じです。
先住のオスがそのメスを気に入らないと同居には至りません。
オス同士の多頭飼いは縄張り争いが激しいものになるのでやめておきましょう!
フクロモモンガを多頭飼いさせる手順
いくら多頭飼いできるとは言え、いきなり同じケージに入れると喧嘩が勃発します。
そのため、しっかり手順を踏んで同居に踏み切る必要があります。
①同じ部屋に別のフクロモモンガがいることを意識させる
フクロモモンガはニオイに敏感な生き物です。
そのため、同じ部屋に別のフクロモモンガがいると簡単に気づきます。
この特性を生かして互いに意識させます。
②床材などを互いのを交換する
床材などお互いの体臭がついたものを交換します。
よりフクロモモンガたちが相手のことを意識するようになります。
③部屋んぽの際に対面させる
部屋という広い空間で、お互い対面させます。
喧嘩が起きても、飼い主さんが助けやすいですし、モモンガ同士の距離感もうまくとってくれるのでオススメです。
④部屋んぽで仲良しそうならば、一緒のケージに入れてみる
複数回部屋んぽで対面させた後に行いましょう。
この際、どちらかのケージだと、一方が他方の縄張りに侵入する形になってしまいます。
新しいケージまたは、綺麗に洗ってどちらのニオイも無くなったケージで2匹を一緒にします。
この時、飼い主が常に見張っている状態にします。
もし喧嘩が起こってもすぐに離せるようにするためです。
これを数日間にかけて1日1~2時間ぐらい行います。
これでうまくいけば、多頭飼いの成功です!
⑤2匹用のケージで多頭飼いスタート!
だいたい1~2週間ぐらいをかけてじっくり慣らしていきましょう。
この際、注意点がひとつあります。
多頭飼いをはじめてすぐの日は、2匹の行動を見張っておきましょう。
フクモモ同士の喧嘩が勃発した際、飼い主さんが寝ていたら、助けることができません!
どちらかのフクロモモンガが大けがをしないためにも気にかけてあげましょう。
フクロモモンガの多頭飼いで喧嘩が起きた時の対処法
フクロモモンガの多頭飼いで喧嘩してしまったら解決策は1つです。
1つ1つのケージでの単頭飼いに戻します。
フクロモモンガも生き物なので相性や性格があります。
その性格も含めて一生付き合っていきましょう!
まとめ
フクロモモンガは多頭飼いができることがわかりました。
ただ、野生と違う点は、先住のフクロモモンガに縄張りができたところで2匹目、3匹目をお迎えすることになることです。
これが、多頭飼いが難しいとも言われる理由です。
多頭飼いの際はゆっくり慎重に行いましょう!