フクロモモンガ

フクロモモンガの種類と価格

フクロモモンガの色と値段は様々です。

今回は、フクロモモンガの主なカラーバリエーションとそれぞれの値段についてまとめました!

皆様のお気に入りの色の個体が見つかることを願っております!

フクロモモンガの生物学的分類

フクロモモンガのカラーの紹介をする前に、フクロモモンガの秘密をお伝えします。

日本のペットショップにいるフクロモモンガは、実はモモンガの仲間ではないのです!

その理由に迫っていきましょう。

フクロモモンガはモモンガではない!

通常、モモンガと言われる動物は飛膜を持ち滑空する動物のことを示します。

タイリクモモンガ、アメリカモモンガ、ムササビ、エゾモモンガなどは、リス科です。

しかし、ペットショップで見かけるフクロモモンガはフクロモモンガ科

リス科とフクロモモンガ科。

別の種類の動物です。

科が違うの別の動物なのにどうして見た目は似ているのか?

それは、進化の過程でその特徴が似てきた「収斂進化(しゅうれんしんか)」の結果といえます。

収斂進化とは、異なる生物が似たような生態的地位についたときに、類似した進化を遂げることです。

ちなみにリス科のモモンガは現在ペットショップでの取り扱いはありません。

フクロモモンガはカンガルーの仲間!

フクロモモンガは、収斂進化した結果モモンガと似ている形態をとることがわかりました。

フクロモモンガは哺乳綱有袋類双前歯目フクロモモンガ科フクロモモンガ属に含まれます。

つまり、有袋類であるカンガルーやコアラと同じ仲間と言えるわけです!

見た目は全然違うのに同じ仲間とは生命の神秘を感じますね!

生物学的違いを理解したところで、フクロモモンガの色の種類をみていきましょう!

フクロモモンガの色による違い

フクロモモンガもたくさんの色の違いがあります。

色の珍しさによって値段が変わって来るので、お気に入りの種類と値段をしっかり確認しましょう!

ノーマル、スタンダード、クラシック

優性遺伝です。

人工的な掛け合わせを行なっていない品種なので、一番寿命が長い種類となります。

通常の野生で見られるフクロモモンガと同じ毛色です。ちょっと青っぽいグレーから茶色の毛に覆われています。

そして、そこに頭から尻尾まで一本の縦線が入っているカラーです。

お腹は赤ちゃんの時は白っぽいですが、臭腺の発達や、成長によって黄色くなっていきます。

お値段は25,000~50,000円

値段にかなり幅があります。

これは、どこで購入するか、オスとメスのどちらを購入するかの違いによります。

一般的に、メスの方がニオイが少ないとされているためか、高価な個体が多いです。

クリミノ

劣性遺伝です。

黄褐色~茶色の体に、茶色のストライプが入る個体です。

落ち着いた色合いなので綺麗です。

クリミノの価格は6万円~です。

リューシスティック

劣性遺伝

真っ白な体に真っ黒な瞳が際立つ綺麗な個体です。

生まれた時は真っ白なのですが、成長するにつれて少しずつ黄ばんで行く個体もいます。

フクロモモンガが水浴びも砂浴びもしないからなのでしょうか…。

お値段は10万円~です。

アルビノ

劣性遺伝

真っ白な体に、真っ赤な目が特徴な個体です。

他の動物にあるようなメラニン色素欠損個体です。

そのため、体に黒い色素がありません。

ただ、成長につれて体が黄ばんで行く個体もいます。

リューシと違って、もともと成長すると黄色になっていく遺伝子を持っている個体もいます。

プラチナ

劣性遺伝

成長するにつれて全身が淡い銀色になって行くカラーです。

地肌の色と、白く輝く毛先の色の差によって、銀色に見えます。

縦線は黒い1本線が鼻から尾まで続きます。

価格は7万円~です。

フクロモモンガの柄による違い

フクロモモンガは柄によっても名前が変わってきます。

ペットショップやブリーダーによって呼び名が異なります。

繁殖を考えない場合は、自分の気に入った模様のフクロモモンガを選ぶのが正解です。

モザイク

優性遺伝

どのカラーにも起こり得る個性的な柄のことです。

体のどこかの部分が白く抜けます。

ホワイトフェイス

優性遺伝

顔の耳から顎に走るストライプのない個体をホワイトフェイスと言います。

ホワイトフェイスの中でも、色の抜け方が様々あり、価格も異なってきます。

リングテール

尻尾に黒と白のシマシマ模様が現れる個体のこと。

ブラックビューティ

ノーマルのカラーで、色が黒っぽい個体のこと。

ストロベリー

ノーマルのカラーで、色がブラウンっぽい個体のこと。

ブラックフェイス

通常より顔が黒っぽい個体のこと。

ホワイトフェイスブロンド

ホワイトフェイスかつ体色がブラウン系

まとめ

フクロモモンガは実はたくさんのカラーバリエーションと柄が存在します。

お値段だけで決めてしまうと、10年以上一緒に過ごすペットなので後悔する可能性があります。

10年と長い目で見ると数万円の差は小さいものなので、自分のお気に入りの個体をお迎えしましょう!