うさぎの様子が最近おかしいと感じていませんか?
性格が怒りっぽくなり足をダンダンとよく鳴らすようになった。
自分の毛をむしったり舐めまくったりするようになった。
こんな行動をしていたら注意が必要です。
なぜなら、ストレスを抱えている可能性が高いからです。
この記事では、うさぎがストレスを感じているサインを飼い主の方に気づいてもらえるようにまとめました。
記事を読み終わることには、ストレスを感じているときの行動を理解することができ、ストレスの原因や解消法に関する知識を蓄えることができます。
うさぎがストレスを少なく感じる環境を整えてあげましょう。
うさぎもストレスを感じる?
うさぎも人間と同じくストレスを感じる生き物です。ですが、うさぎは人間とは違い表情で痛みや辛さを表現することができません。
うさぎは痛みを抱えていても、飼い主の方に知られないように上手く隠してしまいます。本能的に自分を守ろうとしている証拠ですね。
だからこそ、飼い主の方にはうさぎの行動からストレスを感じているのかを察していただきたいです。
普段とは違う行動をしていないか、何かを気にしている様子はないか気にかけることが大切です。
しかし、うさぎのどんな行動を気にかけていいのか分かりにくいですよね。
そこで、うさぎがストレスを感じているときの行動の一部を、次の見出しで6点ご説明します。まずは、これらの行動がないか観察してみましょう。
うさぎはストレスを感じるとする行動は?
①足ダン(スタンピング)をすることが増加した
足ダンは、足の裏を地面に叩きつけることで「ダンダン」と音を鳴らすことです。
この行動は、怒っているときや警戒しているときにします。
足ダンを頻繁に行って怒りっぽくなっているのには原因があります。音がうるさいことに怒るのではなく、原因は何か探ってあげましょう。
②自分の毛をむしるようになった
妊娠をしているわけでもないのに、毛を抜くようになったらストレスを感じているサインです。
妊娠している場合は、子どものために首周りの毛を抜いて巣を作ります。
しかし、その他の体の部分の毛を抜いているのは普通のことではありません。
抜け毛の量が多いと、皮膚に負担がかかり炎症を起こしてしまいます。サインを見逃さないようにしましょう。
③食欲が低下した
ストレスによって体に異変が起きてしまうことがあります。
そのうちの1つが食欲の低下です。
ストレスを感じると食欲がなくなってしまうのは、人間でも起こりますよね。うさぎにも同じ症状が起こることがあります。
しかし、うさぎの場合は気を付けなくてはいけません。なぜなら、牧草を食べないと胃腸が動いてくれなくなるからです。
余計に体調が悪化してしまいます。そうなる前に、エサを残すようになったなどの変化に早めに気づくようにしましょう。
④下痢をするようになった
この症状は食欲の低下と関係しています。ストレスによって食欲がなくなり、胃腸の働きが悪くなって下痢を起こしてしまうのです。
下痢をしている場合は、原因が細菌なども考えられますので、病気に行く際はフンを持っていきましょう。
⑤トイレを失敗するようになった
ストレスによって、今までトイレでちゃんとできていたのに失敗してしまうことがあります。
ストレスが原因であって、うさぎは悪くありませんので原因を特定して解消してあげてください。
⑥突然死んでしまった
最悪の場合はストレスによって死んでしまうことです。
人間にとってたいしたことが無くても、うさぎにとって驚くことや危機感を感じると、元気だったのに突然死やショック死が起こることもあります。
うさぎのストレスの原因は?
原因➀環境が変化したことにストレスを感じている
うさぎは繊細な生き物なので、環境の変化に大変弱いです。
お迎えしたばかりの頃は体調を壊しやすいので、そっとしておいて様子を見て慣れるのを待ちましょう。
また、環境の変化にも気を付けなくてはいけません。
気温が変わりすぎないように冷房や暖房で調節しながら、うさぎの過ごしやすい環境作りが大切です。
原因②不愉快な音にストレスを感じている
うさぎは聴覚が優れているので、不快な音に敏感です。
耳を立ててキョロキョロ動いているときは、音を探ろうとしているサインです。音が嫌いな音だと足ダンをして怒ることもあります。
うさぎが怒り出す前に何か音が鳴っていたはずです。
その原因となる音を探ることで、その子の嫌いな音を知ることができ、ストレスを軽減してあげることも繋がります。
原因③刺激のあるニオイにストレスを感じている
うさぎは嗅覚にも優れています。そのため刺激のあるニオイにとても敏感です。
何かを焼いているニオイから、タバコ・香水・芳香剤など、うさぎがストレスを抱える原因になります。
うさぎにとって落ち着くニオイは、自分自身のニオイなので消しすぎないように、消臭剤などは無臭の物を選ぶようにしてあげましょう。
原因④多頭飼いにストレスを感じている
うさぎが1羽だけじゃ可哀想だからと、多頭飼いするのはおすすめできません。
なぜなら、縄張り意識が高いので多頭飼いをしてしまうと、反対にストレスを抱えてしまう場合もあるからです。
多頭飼いをしているご家庭では、うさぎの仲が悪い場合は別々の部屋で育てるようにしましょう。
視界に入ったりニオイがしたりするだけで、ストレスを感じ合ってしまうのでお互いにストレスを感じない環境作りも必要になります。
原因⑤過激な触れ合いにストレスを感じている
うさぎが可愛くて触りすぎたりしていませんか?その気持ちを理解することができます。ですが、その行動にストレスを感じている可能性があります。
うさぎとの距離感は、ほどほどにしてあげましょう。
飼い主の方もずっと話しかけられるのは辛いですよね?たまには一人の時間も必要に感じると思います。それと同じだと思ってあげてください。
原因⑥触れ合いがないことでストレスを感じている
触れ合う時間が足りない場合も、甘えん坊なうさぎにはストレスを感じさせてしまいます。
一日に必ず部屋んぽを一度はすると思いますが、その時間にスキンシップをとるように心がけましょう。
適度なスキンシップは、うさぎとの距離を縮めてくれますよ。
原因⑦運動不足でストレスを感じている
うさぎには一日に一度は部屋んぽという、散歩の時間が必要です。
最低でも1時間はケージから出してあげましょう。ケージの中で長く生活するのは、走り回ったりジャンプしたりすることができないので、ストレスの原因になります。
健康的に育てるためにも運動は重要なので、時間を確保してあげてください。
ストレスの解決法をご紹介します
方法➀噛むことのできるおもちゃを用意する
かじり木やチモシーで作られている、おもちゃが販売されています。
噛むことでうさぎのストレス発散にもなりますので、色んなタイプのおもちゃを用意して気に入るものを探ってみましょう。
方法②ケージを静かな場所に設置する
うさぎが落ち着いて生活することができるように、音が比較的に大きくない場所にケージを設置してあげてください。
テレビの横などは音がうるさくてストレスになってしまいます。そういう場所からは、距離をとるようにしましょう。
方法③過ごしやすい環境を整える
うさぎにとって過ごしやすい環境は、適温で清潔感のある環境です。
温度管理をしっかりしてあげて、毎日ケージを掃除してあげましょう。
その行動をするだけでも、うさぎのストレスを軽減することができます。
方法④適度な距離感を保つ
うさぎと人間の間にも、適度な距離感が大切です。
触りすぎるのも良くありませんが、ほっときすぎるのも良くありません。
こういわれると、どれくらいの距離噛んでいていいのかはっきり分からないと思います。
そこで提案したいのは、部屋んぽをする時間はしっかりと飼い主さんの方から、うさぎにコミュニケーションを取りに行きましょう。
その他の時間は、うさぎが甘えてきたときに可愛がってあげてください。
うさぎがしたいようにさせてあげることで、ストレスのないスキンシップを取ることができますよ。
まとめ
- うさぎもストレスを感じる生き物ですが、隠そうとするのでサインを見落とさないようにしましょう。
- ストレスを感じているときの5つの行動をご紹介しました。
- ストレスの原因として考えられるものを7つご説明しました。
- 解消法を4つ実践すれば、ストレスを軽減できます。
うさぎのストレスに関する内容をご説明しました。
うさぎは表情が変わらない代わりに行動でサインを出してくれています。
飼い主の方が、そのサインを見落とさないようにして対策を行いことが重要です。
うさぎにとって過ごしやすい環境になるように、考えていきましょう。