うさぎが寝ているところを見たことがありますか?
飼い始めたばかりの人からすると、いつ寝ているのか不思議に感じるかもしれません。
睡眠不足になっていないか心配の方もいるのではないでしょうか。
そんな方に、うさぎの睡眠時間についてご紹介します。
知識を知っていれば、不安になることも減ります。一緒に学んでいきましょう。
Contents
うさぎはいつ寝る時間をとっているのでしょうか?
結論からお伝えすると、うさぎは目を開けたままでも寝ることができます。
これは野生のうさぎの本能が残っているからです。
天敵に常に狙われてきた動物だからこそ、いつでも逃げられるように目を開けたまま寝ることができます。
それだけ警戒心の強い動物ということですね。
そんなに目を開けていたら、目が乾燥しそうですよね。
どういう仕組みになっているのでしょうか?
うさぎには「瞬膜」という第三の目蓋が付いています。
瞬膜は人間にもありましたが、衰退してしまいました。
瞬膜があることで、ドライアイを防ぐ役割をしてくれています。
うさぎの睡眠について
うさぎの睡眠時間は、1日に8時間ほどだといわれています。
この8時間はいつ寝ているんでしょうか。
うさぎは夜行性に近い、薄明薄暮性動物です。
これは、明け方と夕方に活発に動く動物のことを表しています。
うさぎは飼い主の方の生活リズムに合わせることもできます。
飼い主の方が仕事で家を空けている間に、睡眠時間を取っていたり、夜中に睡眠時間を取ったりもしています。
その時間で、約8時間の睡眠時間を確保しています。
先程うさぎは目を開けて寝ることができるとお伝えしましたが、目が開いているので寝ているのか判断が難しいと思います。
そんな飼い主の方に、見分け方をご説明します。
ポイントは、鼻がピクピク動いているかで判断することができます。
ピクピクしていたら起きていますが、止まっていたら寝ています。
よかったら観察してみて確かめてください。
うさぎはどのように寝ているの?
うさぎが寝る姿勢は4種類あります。
目を開けて寝る
飼い始めのことは目を開けて寝ることが多いと思います。
新しい環境に慣れるまでは、警戒心が強いので目を開けたまま寝ていると思います。
鼻が動いているのか確認してみてくださいね。
箱座り
前足を体の下に折りたたんだ状態が、四角く見えることから名づけられました。
この姿勢は直ぐに動き出すことができない状態です。
それだけ安心しており、リラックスしているときに見せてくれる姿勢です。
バタンごろ寝
急にうさぎがバタンと寝転ぶことがあります。
これは寝る瞬間で、始めてみたときは驚く行動かもしれません。
これもうさぎの寝方の1つですので、心配しなくても大丈夫です。
リラックスできる環境でする仕草です。
安全な場所だと分かっているからこそ、無防備な姿を見せることができます。
寝そべる
体を伸ばしてお腹を出して寝転んでいる状態です。
これもリラックスしている状態だからこそできる姿です。
無防備にお腹を出せるのは、飼い主の方に気を許している証拠です。
うさぎがリラックスしている状態は?
うさぎは目を開けて寝ることもできますが、閉じて寝ることもできます。
その姿を見かけたら、うさぎが環境に慣れて安心している証拠です。
目をつぶるということは、飼い主さんを信用しています。
そういう姿を見られると飼い主の方として嬉しいですよね。
また、起きたときに前足を伸ばしながら「あくび」をするときもあります。
その姿もとても可愛らしいですよ。
写真を撮ろうと思っても毎回するわけではないので、撮ることが難しい瞬間です。
うさぎが安眠できる環境作りは?
人間が動き回るところを避ける
人間が動き回ると、それだけで気になってしまって落ち着きませんよね。
人間もそのような環境だと落ち着かないと思います。
音や振動がしない場所
音や振動も人が動き回るのと同じように、気が散ってしまいます。
テレビのある部屋にはおかない
テレビなどの音がケージの近くにあると、聴覚が優れているうさぎにとって辛い環境になります。
気温・湿度が適切な場所
うさぎの過ごしやすい気温は15～26℃、湿度は40～60%。
それに合った場所に、ケージを置くようにしてあげてください。
電気を消して寝る時間だと教える
うさぎは普段は視力が良くありませんが、夜の方がよく見えます。
そのため、部屋を暗くしても大丈夫です。
部屋を暗くすることで人間が寝る時間だと教え、夜は人間がかまってあげられないことを伝えてあげることもできます。
まとめ
- うさぎは目を開けたまま寝ることができる。
- 瞬膜によって目を長時間開けていられる。
- うさぎの1日の睡眠時間は約8時間寝る。
- 薄明薄暮性動物なので、明け方と夕方に活発的に動く。
- 鼻がピクピクしていなかったら寝ている。
- うさぎの寝方には4種類ある。
- さぎが目をつむって寝ているときはリラックス状態。
- うさぎが安心して寝られる環境を作る。
うさぎの睡眠についてご紹介しました。参考になりましたでしょうか。
飼い始めは目を開けて寝ていることがあると思うので、鼻がピクピク動いているのか確認してみてください。
環境に慣れてくると、目を閉じて寝るようにもなります。段々とリラックスをしていくと、うさぎの無防備な姿も見えるようになるので、楽しみにして観察してみてください。
