うさぎが牧草を全く食べない。うさぎが急に牧草を食べなくなった。など、牧草を食べないことで悩んでいませんか?
同じ悩みを抱えている方はたくさんいます。
飼い主の方一人で悩まないでください。
その悩みを解決するために、今回の記事ではうさぎの牧草に関する記事をまとめました。
Contents
うさぎが牧草を食べないことに悩んでいませんか?
結論からお伝えすると、うさぎが牧草を食べない原因は1つだと言い切れません。さまざまな原因が合わさっている場合もあります。
まずは、うさぎの牧草の必要性について飼い主の方に知っていただいてから、牧草を食べない原因を一緒に探っていきましょう。
それから、牧草を食べるようになる対策と、飼い主の方によっては牧草にアレルギーを抱えている場合もありますので、そのことに関する対策についても順番にご紹介していきます。
うさぎに牧草は必要なの?
うさぎにとって牧草は主食なので1番大切です。
1日の理想的な食生活の割合は、牧草75%、ペレット20%、おやつ・生野菜5%が理想的だといわれています。
数字で表すとどのくらいエサをあげていいのか、少し分かりやすくなりますね。
牧草がうさぎに与えている効果は2つあります
①うさぎに必要な栄養を与えてくれている
うさぎは牧草とペレットがあれば、栄養を十分に取ることができます。
おやつや生野菜が無くても大丈夫なんです。
先ほどの割合を見ても分かるように、牧草の割合が大きいので栄養は牧草から摂取していることが想像できます。
②病気の予防をしてくれている
牧草を食べることによって、腸内細菌を保つことと腸の動きを良くしてくれます。
腸の調子が良くなることで、毛球症やうっ滞を防止してくれます。
また、うさぎの歯は伸び続けるので牧草を噛みすり潰すことで、歯を削る役割も担っています。
牧草を食べることでメリットはありますが、反対のデメリットはありません。
食べれるのであれば、食べれるだけ食べさせても大丈夫です。
ペレットを食べさせすぎると太ってしまいますが、牧草は食べすぎでもその心配はありません。
安心して食べさせてあげてください。
うさぎが牧草を食べない原因は?
①牧草が合っていないのかもしれません
初めから牧草を食べようとしないのは、牧草が合っていないのかもしれません。
うさぎは意外と食事にこだわりがあるので、好き嫌いを行動で伝えようとしている可能性もあります。
言葉で伝えることができないからこそ、うさぎは行動で伝えようとします。
牧草にも色んな種類があります。詳しい種類については対策の見出しでご紹介します。
その種類を少しずつ試してみて、合うものを探してあげるのも良いかもしれません。
②ペレットやおやつを与えすぎていませんか?
牧草は食べないけど、ペレットやおやつばかり食べていませんか。
それは、肥満のもとになりますし健康に良くありません。
牧草の必要な栄養が取れていないのは、気にかける必要があります。
ペレットの量を見直しましょう。
量の目安はうさぎの体重によります。
皆さんは飼っているうさぎの平均体重を知っていますか?
平均体重を知っていることで、ペレットの量が計算がしやすくなります。
体型に応じて目安が変わりますので、把握するようにしましょう。
③牧草の種類を急に変えたりしていませんか?
違う牧草に変えてから食べなくなったことは考えられませんか。
今まで食べていた牧草と違う物を急に与えると、うさぎは警戒心が強いので食べなくなる可能性もあります。
その場合は一度牧草を戻してあげて食べるか観察してあげると良いです。
食べるようでしたら、その牧草が気に入っているので続けてあげてください。
④古い牧草を入れたままにしていませんか?
袋から牧草を出すと、徐々に風味が失われて湿気を含むようになります。
人間でも時間が経って冷めたご飯を食べるのは、食べる気持ちが落ちてしまいますよね。
それと同じで、うさぎも風味が落ちて湿気を含んだエサをおいしそうだと思えないんです。
うさぎが食べれそうな量を入れてあげるようにしてください。
少なくなったら追加してあげる方が、うさぎは喜びます。
仕事で日中家を空けている飼い主の方には、帰ってきたら牧草を変えてあげるように工夫してあげてください。
⑤うさぎの体調に変化はありませんか?
牧草だけではなく他のエサも全く食べていないのであれば、体調不良や病気を抱えている可能性が高いです。
季節の変わり目は人間と同じように体調を崩しやすいです。
病院に行って検診してもらい相談をするのも方法です。
うさぎが牧草を食べるようになる対策
①牧草の種類を変えてみましょう
牧草の種類は大きく2つに分かれています。イネ科とマメ科の2種類です。
イネ科は特に種類が多く、代表的なのがチモシーですね。
その他にも種類があることを知っていますか。
イネ科
- チモシー
- イタリアンライグラス
- オーチャードグラス
- ワレイングラス
- オーツヘイ
- バミューダグラスハイ
チモシーには、1番刈りから3番刈りまであります。
この番号の違いは、1番刈りの方が硬めの牧草で、3番刈りににいくにつれて柔らかくなります。
牧草の種類を変えるのも方法ですが、1・2・3番刈りを変更するのも1つの方法です。
マメ科
- アルファルファ
- クローバー
マメ科は、2種類しかありません。
マメ科はイネ科と比較すると、高タンパクで高カルシウムが含まれているので、栄養価が高い牧草です。
子うさぎや、病気になったときに与えるのは大丈夫ですが、日頃から与えてしまうとうさぎが肥満気味になってしまいますので注意が必要です。
②牧草を複数の種類用意してあげましょう
1種類の牧草を気に入っているのなら良いのですが、飽きてしまって食べない子もいます。
そんな子には、複数の牧草を用意してケージの中に入れてみてください。
人間も同じものを食べていて、大丈夫な人もいれば飽きる人もいますよね。それと同じことだと思ってあげてください。
うさぎの気分によって、自分で食べ分けるようにしてあげると食べるようになる子もいます。
私の場合は、硬い牧草と柔らかい牧草を分けて置いておくと、うさぎが気分に合わせて食べ分けていました。
どちらかというと柔らかい牧草の方が好きなようで、減りが早かったことを覚えています。
分けることでうさぎの好みも理解できるようになります。
柔らかい牧草ばかりあげていると、歯を削ることができなくなってしまいますので、必ず硬い牧草は入れてあげてください。
歯の病気を予防してくれる役割をしてくれます。
③牧草の入れ物を変えたり置き場所を変更してみましょう
牧草の入れ物にも種類が豊富にあります。
入れ物によってうさぎの食べる量も変わることがありますので、その子に合った入れ物を探してみましょう。
牧草入れの素材は、プラスチック製・木製・金属製・陶器製・スチール製・樹脂製など種類の幅が広いです。
金額は安いもので1,000円以内の物から木製だと2,000円程する商品もあります。
うさぎが遊びながら食べられるように、ボール型の牧草入れもあります。
うさぎは引っ張り出し散らかすことも好きなので、喜ぶかもしれません。
試してみることをおすすめします。
また、牧草入れは100均で手作りすることもできます。
ワイヤーバスケットも販売されていますので、それを使ってみて食べやすい形を探るのも良いかもしれませんね。
④牧草の香りを良くしましょう
香りがよさそうなエサの方が食欲が増しそうですよね。
牧草の香りをよくする方法は3つあります。
全て古くなった牧草の香りを再び戻してくれる方法です。
古くなった牧草を捨てていた方は試してみてください。
ハサミで切る
牧草をハサミで切ることで香りが良くなります。
これは簡単に実践することができますね。
ハサミで切った牧草と、そのままの牧草の2種類を置けるように、牧草入れを2つ用意してみるのもいいですね。
たたく
牧草をたたくと香りがでます。
これも簡単にできますが、ホコリが立ちそうなので、実践する場所を選んだほうが良いかもしれません。
電子レンジで温める
電子レンジで少し温めると香りが良くなり、湿気を飛ばすこともできます。
湿気も取ってくれるのは嬉しいですね。
香りも温めることで良くなりそうですが、熱くなりすぎないように気を付けなくてはいけません。
飼い主の方のアレルギー対策
飼い主の方の中には、アレルギーをお持ちの方もいると思います。
イネ科の牧草が原因で、アレルギー反応が出てしまう方もいますし、うさぎを飼い始めて途中からアレルギー反応が出る方もいます。
そんな方には牧草を扱うのが大変ですよね。
それでもうさぎには牧草が必要なので、扱わないといけません。
扱えるようにする対策をご紹介します。
いくつかの対策を組み合わせることで、症状を抑えられるかもしれません。
①マスク+手袋+アレルギー用メガネを付ける
完全装備をすることで牧草に触れないようにします。
花粉症と同じように、マスクとアレルギー用のメガネもあると粉を防ぐこともできます。
②空気清浄機を使う
牧草を扱うと粉が舞うと思いますので、空気中の粉をできるだけ少なくすることでアレルギーを緩和させることができます。
③粉が少ない牧草に変更する
粉が舞わないように対策している牧草も販売しています。
また、ペレットの牧草も販売されており、牧草を加工することで粉を少なくしています。
牧草アレルギー対策として、実際に行っている方もいます。
④アレルギー症状を抑える薬を飲む
アレルギーの症状を抑える薬に頼るのも1つの方法です。
少しでも症状が楽になると飼い主の方にとって助かると思います。
他の方法と合わせて対策をしてもいいかもしれません。
まとめ
- うさぎが牧草を食べない原因は複数あります。
- 1日の理想的な食事は、牧草75%、ペレット20%、おやつ・生野菜5%です。
- 牧草は必要な栄養を与え、病気の予防をしてくれます。
- 牧草を食べない原因は5つご説明しました。
- 牧草を食べれるようになる対策を4つのご紹介しました。
- 牧草アレルギーを持っていても、できる対策はあります。
今回の記事では、うさぎの牧草についてご紹介しました。参考になりましたでしょうか?
うさぎが牧草を食べなくて困っている方が、実際多いことを調べていてわかりました。
そんな飼い主の方の少しでも助けになればうれしいです。
牧草を食べない原因を探り、対策を試してみてください。
改善されることを願っています。