一人暮らしは何かと心細くなるもの。
そんなとき「可愛らしいペットに癒されたい…。」と思うこともありますよね。
チンチラなどの小動物は場所も取らないし静かなので、ペットを飼い始めたい人に非常に人気があります。
しかし「仕事で家を空ける時間が多いのにチンチラって飼えるの?」
「そもそもペット不可のマンションだからペットって飼えないんじゃないの?」
と不安に思う人もいると思います。
今回は、そんなお悩みを抱えている人へ向けた記事となっていますので、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね!
Contents
一人暮らしでもチンチラは飼える??
結論からいうと、一人暮らしでもチンチラは飼えます!
飼い主さんの生活サイクルにもよりますが、チンチラは元々夜行性なので昼間はあまり活動的ではないんです。
なので、昼間はお仕事などで家を空けてもさほど問題ではありません。
ただ中には“ペット不可”や“ペット禁止”などのマンションやアパートもあります。
しかし、ペット不可だからといって必ずしもペットが飼えないのかといわれるとそういわけでもありません。
きちんと大家さん(仲介業者がいる場合は仲介業者)にきちんと許可を貰えば飼えるペットもいます。
それが、チンチラやハムスターなどの小動物です。
騒音やにおいが少ないので、ご近所トラブルになることもあまりありません。
もちろん全てのペット不可賃貸で許可が貰えるわけではないのですが、
飼育不可にも関わらずペットを飼っていることがバレてしまうと近隣や大家さんとの間でトラブルになり、
下手したら罰金や強制退去になることもあるので、飼育の許可は必ず得るようにしましょう。
内緒にして飼っていても、回し車の音や捨てるゴミから動物を飼っていることがバレてしまうこともあるみたいなので、
内緒で飼うことは避けた方が良さそうです。
チンチラを飼育する際の注意点
一人暮らしでチンチラを飼育するときに守ってほしい注意点が4つほどあります。
どれもとても大切なことなので、以下のことが守れるかどうかチンチラを飼う前にチェックするようにしましょう。
【室温・湿度を一定に保つ】
チンチラを飼う上で最も大切なことが「室温・湿度を一定に保つこと」です。
理想の室温は20℃前後で、湿度は40%前後が理想的です。
チンチラは非常にデリケートな動物なので、温度が高すぎると熱中症になってしまったり、
逆に温度が低すぎるとお腹を壊して脱水症状になってしまったりします。
小動物は体調を崩していても隠そうとする習性があり、
悪化してしまうと最悪の場合命に危険が及ぶこともあるので少しの室温・湿度の変化にも注意しするようにしましょう。
室温を一定に保つ為にエアコンは常に付けっぱなしにするようにして
ケージ内でチンチラが体温調節をしやすくする為に
夏場はひんやりマットを設置したり冬場はヒーターの設置やケージに毛布をかけてあげるなどの工夫があるとより安心です。
【スペースの確保】
チンチラはとても活発な動物で、得意のジャンプは1m以上もの高さを飛ぶこともあります。
チンチラにとって運動は健康管理やストレス発散に欠かせないものなので
十分に部屋の中をお散歩(通称部屋んぽ)させられるスペースを確保する必要があります。
また、チンチラはケージ内でも運動するので、ケージもある程度大きいサイズのものを用意してあげるようにましょう。
ケージにある程度の大きさがあると、お留守番が必要になった時でものびのび過ごすことができます。
現在日本で推奨されているケージサイズの目安は幅600~800mm、奥行き450~600mm、高さ600~1000mmと言われているので、ぜひ参考にしてみてください。
【遊ぶ時間の確保】
ケージ内のみでの運動ではストレスが溜まってしまう為、1日1回はケージから出して遊んであげるようにしましょう。
チンチラは夜行性なので夜に遊んであげることをおすすめしますが
飼い主さんの生活リズムに合わせてチンチラの活動時間も変化するので、個体に合わせて時間を選んであげてください。
毎日遊ぶといっても何時間も遊ぶわけではなく、1日15分~30分程度を目安に遊ぶと良いでしょう。
個体によって「もっと遊んで!」とおねだりしてくる子もいれば部屋んぽ開始数分「もういいや」と満足じて自らお家に飼える子もいます。
出来るだけ個体の満足度に合わせて遊んであげられると良いですね。
部屋んぽの際は電源コードなどを噛んだりしないよう部屋を片づけてから始めるようにしましょう。
チンチラに危険が及ばないよう噛んだら危ないものなどは先に避けておいてくださいね。
【家を空けるときの対処法】
一人暮らしをしていると、どうしても家をあけなければいけない時も出てくると思います。
そういうときにチンチラをお留守番させておくのか
家族や知人に見てもらうのか、動物病院やペットホテルなどに預けるのか
チンチラを飼う前に明確に決めておくようにしましょう。
それぞれの対処法にメリット・デメリットがありますが、この中でおすすめするとするなら「動物病院やペットホテルに預ける」という方法です
。この方法なら万が一チンチラに何かあってもプロが対処してくれるので、他の方法より安心です。
とはいえ、チンチラは環境が変わったり知らない人と接することにストレスを感じてしまうので、出来る限り家を空けることがないようにした方が良さそうです。
まとめ
チンチラの寿命は10~15年といわれており、小動物の中では非常に長生きをする動物です。
ただ寂しいから、癒されたいからという理由で飼ってしまうと後々面倒が見られなくなってしまったときに悲惨なことになってしまうので
ひとつの“命”を飼うんだということは忘れないようにしてください。
愛情を持って接すれば必ずチンチラに伝わり、かけがえのない大切なパートナーになります。
いざ飼うとなったらチンチラが幸せな一生を過ごせるように、力いっぱい愛情を注いであげてくださいね。