プレーリードッグ

プレーリードッグの病気について

愛らしい仕草が特徴的なプレーリードック。

既に家族として迎えられた方も、これから迎えられる方も必ず知っておいて欲しい事があります。

家族として迎え入れた以上、彼らの健康を守れるのは飼育者であるアナタだけだという事。

今回はプレーリードックの健康と病気について詳しくまとめてみました。

飼育者として知っておくべき事

プレーリードックはペットとしての歴史が非常に浅い動物です。

そのため動物病院ならどこでも診てくれる訳ではないので、飼い始める前に必ず「エキゾチックアニマル」若しくは「エキゾチックペット」を診てくれる病院が近場にあるか確認しておく必要があります。

同様に歴史が浅い事から、現段階で解っている事が犬や猫などに比べ圧倒的に少なく、病気の内容や症状によっては手の施しようが無い場合もあるんです。

常に健康管理を徹底し、彼らが不安なく健全に暮らせるよう住環境を整えてあげましょう。

また、他の動物に比べて情報が少なくネットでは様々な内容の違うものが飛び交っています。

その中から迎え入れた家族を守っていく為に、飼育者が情報を精査していく必要があるのです。

プレーリードッグの病気について

不正咬合

齧歯目の動物が抱える歯の病気として有名な「不正咬合」

プレーリードックは切歯が生涯伸び続けますから、柔らかいペレットばかり与えていると伸び続けた歯が自身を傷つけてしまいます。

「かじり木」や「硬いペレット」など定期的に与える事で、伸び続ける歯を抑制し病気を未然に防ぎましょう。

「くしゃみ」や「鼻水」

他にもアレルギーや床材に付着した細かな、ほこりにより「副鼻腔炎」「肺炎」を引き起こす可能性があります。

「くしゃみ」や「鼻水」が気になったら動物病院を受診してみましょう。

人間と同じ病名で聞いた事があるからと言って、決して軽んじてはいけません。

彼らの場合、食欲不振に繋がり栄養不足で様々な病気を併発する可能性があるのです。

その他

ストレスにより自身を傷つけてしまう「自咬症」や、細菌による消化器の不良で「下痢」してしまったり。

他にも皮膚の病気や目の病気など、人間と同じように様々な病気を患う危険性があるんです。

しかし多くは飼育環境を正しく改善する事で未然に防ぐことが出来ますから、彼らの為にも飼育者として正しい知識を身に付けていきましょう。

愛すべき家族の「健康」を考える

彼らは言葉を話す事が出来ません。

日々の暮らしを常に観察し、「いつもと違う」行動や仕草を見つけてあげられるのは飼育者であるアナタだけなのです。

普段の行動を知らなければ変化には気付けませんから、スキンシップを取りながら「いつもの」行動や仕草を観察する事で体調不良や病気の早期発見に繋げていきましょう。

彼らの「健康」は飼育者であるアナタにかかっているのです。

住環境を整えるためにも習性を理解し、定期的に対応してくれる動物病院で健康診断をおすすめします。

ペットとして歴史の深い動物に比べ解っている事が非常に少ないため、ネットでは誤った情報も書かれています。

動物病院では現在までに解っている知識を教えてくれますから、飼育者の責任として正しい知識を身に付け、愛すべき家族の「健康」を守っていきましょう。

まとめ

プレーリードックはペットとしての歴史が浅いとは言え、他の動物と同じように多くの病気にかかる危険性があります。

しかし違うのは対応できる場所が限られていたり、知識を身に付けるためのハードルが高い事が挙げられます。

ネットに書かれている情報を鵜呑みにするのではなく、正しい知識を身に付けた動物病院で教えてもらうなどして、愛すべき家族の「健康」を飼育者であるアナタがしっかりと守っていってあげましょう。