モルモット

モルモットは一人暮らしで飼っても平気な動物なの!?

モルモットを飼ってみたいけど一人暮らしでも飼えるの?

アパート暮らしだから留守番中の鳴き声とか大丈夫かな・・・

などなど飼い始めたいけど自分が居ない時間帯が心配で悩んでいる方は多いかと思います。

今回は一人暮らしでの飼育下における適切な飼い方と、そのメリットやデメリットについてまとめてみました。

モルモットの鳴き声はうるさい?

モルモットは憶病な性格で物静かな生き物です。

しかし本来、群れで生活しているため、豊富な感情表現を鳴き声やスキンシップで行います。

アパートであっても充分飼えるトーンですが、時には大きな声をあげる事もあります。

飼い主へのメッセージを発信してくれている訳ですから、全く鳴かないという個体は居ませんし、モルモットたちの鳴き声に対し一方的に怒ってしまったら間違いなく信頼関係が崩れてしまうでしょう。

要望を言わせる前に対処する、という形で極力抑えさせることは出来ますが、そもそもよく鳴く動物である事を予め踏まえておきましょう。

しかし普段のトーンは騒音に当たる程の声量ではありませんので安心して下さいね。

ちゃんと留守番してくれるか心配・・・

ご近所へ騒音についての懸念は殆ど心配ありません。

モルモットたちが鳴いたり走り回ったりするのには明確な理由があります。

留守番中に餌や水が無くなってしまったり、突然大きな物音がしたりすれば騒ぎ出す事もありますが、前もって餌や水を多く用意しておけば空腹で鳴き出すのを避けられます。

ただ一番考えてあげなければならないのは「寂しさ」への対処。

モルモットたちは群れで生活していた習性から仲間たちの温もりを感じ「安心感」を得ます。

単独での飼育下では、飼い主の不在時に寂しさを募らせ、ストレスを感じ続けるでしょう。

余りに長く留守番させてしまう環境であるのなら、単独飼育では無く多頭飼いで仲間たちの温もりを感じさせ安心させてあげて下さい。

いずれの場合でも帰宅したら、しっかりスキンシップを通して愛情を示してあげましょう。

寂しさへの対策は?

寂しさによるストレスは非常に大きく、寿命よりも早く命を落としてしまう可能性が高まります。

本来の習性であるように多頭飼いであれば、ある程度長い留守番でも問題ありません。

しかし、その場合コミュニケーションを取るため単独での飼育よりも鳴き声が目立つ事は踏まえておかなければなりませんし、当然、性別も同姓に限られます。

メス同士であれば比較的喧嘩はし辛いですが、オス同士だと子供の頃から同じケージで育った兄弟でも無い限り、ほぼ確実に喧嘩してしまいます。

留守番させてしまう時間を事前に考慮し、ある程度長い時間が前提にあるのであれば、飼い始めから同じ年齢の子たちを選んで多頭飼いするのが望ましいでしょう。

どうしても単独飼育でしか飼えない環境であるのなら、帰宅した際には最大限スキンシップを取り、しっかりと愛情を示してあげて下さいね。

帰宅したアナタを見つけたら、はしゃぐ様に騒ぐかも知れません、でもそれは募った寂しさからくる感情表現ですので決して怒らず優しく撫でてあげましょう。

静かな環境を整えましょう

単独での飼育で、極力鳴き声を控えさせたいのであれば、留守番をさせる前には餌と水を十分に与えておく必要があると前述しました。

当然、食べ過ぎてしまう事や食べ残しが散乱し不衛生になり易い欠点も踏まえておく必要があります。

帰宅したらスキンシップを多く取り、ケージを綺麗に掃除してあげましょう。

飼い主であるアナタには心を許しても、モルモットは本来非常に憶病な動物です。

留守番中に突然大きな物音がすれば、驚きパニックになってしまうかも知れません。

直ぐにケアしてあげられない環境であっても安心して生活できるよう、静かな環境を整える事で少しでもストレスを緩和し、落ち着いて留守番をしてくれるでしょう。

まとめ

餌や水を予め多く用意しておき、静かな環境を整える事で留守番自体は可能です。

しかし本来の性質を鑑みても「寂しさ」を補ってあげる事が出来ず確実にストレスを募らせてしまうでしょう。

鳴き声を極力避けたいのであれば単独での飼育になりますが、その場合はなるべく留守番を短くし、触れ合える時には最大限に愛情を示してあげる事が必須と言えます。

留守番をさせる事が前提であるのなら多頭飼いが望ましいですが、どちらの場合でもアナタだけを待っている存在であるという事を決して忘れてはいけません。