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イノシシは海も渡る?!時速50キロで走るイノシシまとめ

イノシシは人間に被害を及ぼす害獣として扱われがちです。

イノシシといえば鬼滅の刃の伊之助を想像する方も多いのではないでしょうか?

猪突猛進!!!(ちょとつもうしん)

今回は、イノシシについて様々な知識をまとめました。

害獣としてではないイノシシの凄さを知っていただけると嬉しいです!

イノシシのすごいところ

イノシシは総じて身体能力の高い動物です。

イノシシのすごいポイント5つご紹介します。

鳴き声や形が豚に似ている”鼻”

イノシシの鼻は豚のような形をしています。

鳴き声も豚と似ており、「プギッ」「フゴッ」と普段は鳴きます。

嗅覚が鋭いです。

犬と同じぐらいの嗅覚を持っています。

周囲3m範囲の匂いを嗅ぎ分けることが可能です。

埋まっているサツマイモなども容易に見つけるのはこの能力があるからかも知れません。

イノシシは突進だけではない驚異の脚力

イノシシといえば突進というイメージがあると思います。

時速約50km、1秒間に14mも突進することができます。

突進するだけではなく、急停止、方向転換も難なくこなします。

走るだけではなく、飛ぶこともできます。

イノシシの成獣は1mの柵を助走なしで飛び越えることができます。

助走すると1.2mの柵も超えたという報告があるぐらい強い脚力を持ちます。

鼻先の筋力

イノシシは鼻先で70kgのものを持ち上げることができます。

鼻をしゃくりあげて攻撃するので、牙のあるイノシシに攻撃されると、成人男性でも軽々飛ばされてしまいます。

鼻先で攻撃されると、牙が大腿動脈に刺さり、失血死する可能性があるので危険です。

海を泳げる

イノシシは遠泳力にも長けています。

なんと、潮の流れに乗ることで10kmも泳ぐことが可能です。

イノシシがもともと住んでいない離島で個体が発見されるほどの遠泳力です。

イノシシが海を泳ぐ理由はまだはっきりわかってません。

専門家の考察によると以下のような可能性があるそうです。

・人間や犬に追われて海に逃げ込んだ

・何かに驚いた拍子に間違えて落ちた。

・逃げてる最中に体温を冷やすために海に飛び込んだ。

イノシシの生命力の強さに感動です。

繁殖力が強い

日本のイノシシが繁殖力が強いと言われる理由は3つあります。

・驚異の妊娠率

1回の交尾で90%妊娠します。

繁殖期でも、非繁殖期でも大体この確率です。

妊娠期間は約4ヶ月。

一回の出産で4~5匹の子供を産みます。

・成長スピードの早さ

出生から1年で成獣になり、2年で性成熟を迎えます。

・日本における生態系ピラミットの位置

日本においてイノシシの天敵はいません。

ウリ坊の時はキツネが天敵となりますが、それも数ヶ月でパワーバランスが逆転します。

日本では、天敵に食べられる心配がないため増え続けています。

イノシシはペットとして飼育可能か

イノシシは狩猟動物です。

狩猟動物とは、鳥獣保護法によって捕獲が可能とされている動物のことです。

捕獲、飼育することは可能です。

その条件をご紹介します。

条件を満たせば飼育可能

イノシシの狩猟期間に、狩猟を許可された者が正しく捕獲したイノシシは飼育することが可能です。

捕獲するのに資格が必要であり、飼育には資格は必要ありません。

知り合いに狩猟者がいればイノシシを飼育できる可能性があります。

ペットとしてのイノシシ入手は困難

ペットショップでは通常扱われていないです。

狩猟されたイノシシを譲渡してもらい、飼育するのが一般的です。

しかし、幼い個体を狩猟で入手するのはとても難しいです。

イノシシの狩猟期間に捕獲される個体は若い個体から成獣が多いからです。 (約11月~2月)

「ウリ坊」と呼ばれるイノシシの赤ちゃんが生まれる時期は春先なので、狩猟時期にウリ坊はなかなかいません。

ウリ坊を育てている方は怪我している個体を保護して飼育し始めた方がほとんどです。

イノシシはなつく

ウリ坊の時から育てるとよくなつくと言われています。

飼い主の後を追いかけたり、犬と一緒に散歩したり、通常のペットのように可愛がることができます。

成長すると管理が大変

小さい時は可愛い瓜坊でも、成獣になると立派なイノシシになります。

生まれてから5ヶ月で体重は20kgを超え、1年半ほどで60kgまで大きくなります。

食料の問題、飼育スペースの問題、飼育設備の問題、と様々な問題が生じてきます。

通常の住宅街では飼育が難しいとされているのもこれらが理由です。

元々は野生動物なので、逃げ出したら近隣の住民にも迷惑をかけてしまいます。

小さい時は可愛いのですが、成獣になるとペットとして扱うには少々難しいというのが現実です。

まとめ

害獣として扱われることが多いイノシシですが、身体能力のすごさやウリボーの可愛さはピカイチです。

ただ、大きくなりすぎるのでウリ坊を飼育することはオススメしません!

動物園で観察してその迫力に圧倒されましょう!