うさぎと言えば耳が長いのが特徴的な動物ですね。
そこで、こんな疑問を考えたことはないですか?
「うさぎの耳はなんで長いんだろう。」私はそういう動物だからと疑問に感じていませんでした。
うさぎを飼っていたのに、うさぎにとって耳が聞くこと以外に、どんな役割をしているのか知りませんでした。
私のようにならないように、飼い主の方には知っておいてほしい情報をまとめました。
知っていて損はありません‼
Contents
あなたに質問です!うさぎの耳の役割を知っていますか?
うさぎの耳の役割に関する、キーワードを並べました。知っている情報はありますか?
- 体調管理してくれる
- アンテナンのように音をキャッチする
- 耳の長さは生息地が関係している
- 耳の大きさで成長が分かる
- 感情は耳で分かる
知っているものはありましたでしょうか?
知らないことがあっても大丈夫です。今から勉強すればいいです。遅いなんてことはありません。
ちなみに私はほとんど知りませんでした。
並べたキーワードは、以下の見出しで登場しますので知らなかった部分を読んでみてください。
その他には、うさぎの耳掃除や耳の病気についても、簡単にご説明しますのでご覧ください。
うさぎの耳の役割は?
耳の役割は大きく2つあります。1つずつご説明していきます。
①体温調節をしてくれる
人間は体温調節を汗をかくことでしています。
しかし、うさぎには汗腺が無いので汗で体温調節をすることができません。
汗腺の代わりに体温調節をしてくれているのが、うさぎの耳です。
耳には沢山の血管が張り巡らされています。
その血管を熱いときには外気に当てることで、血液が冷やされて全身に流れていきます。
まるで冷却装置のような役割があり、体温調節をしています。
耳たれうさぎでも耳を立てて調節します。
反対に耳が冷たい場合もあります。
寝起きで体温が低くなることもあるので、食欲やトイレをいつも通りできていれば大丈夫です。
しかし、食欲やトイレをあまりしないなど体調に変化があるときは病院で診てもらったほうが良いです。
②アンテナのように音をキャッチする
うさぎは敵が近くにいないか、耳がアンテナのようにして音をキャッチしています。
左右の耳が別々に動くことができるので、音がどこから鳴っているのか察することもできます。
天敵あるフクロウから身を守るために、うさぎの聴覚は発達しました。
うさぎの聴覚はどれほど優れているのかが分かるように、何ヘルツの音が聞こえているのか調べてみました。
比較するために人間・犬・猫についても調べました。
- うさぎ → 360~42,000ヘルツ
- 人間 → 20~20,000ヘルツ
- 犬 → 65~50,000ヘルツ
- 猫 → 30~65,000ヘルツ
比較してみると低い音は人間が優れていて、高い音だと猫が優れていました。
高い音に関しては、うさぎは人間の2倍以上聞こえています。
2倍も高い音が聞こえるなんて想像ができませんね。
うさぎの耳の役割を理解していただけたと思います。
うさぎにとって耳は大切な体の一部です。
決してつかむなど、耳を持つことはしないようにしてください。
うさぎの耳はなんで長いの?
うさぎの耳が長いのは、体調管理とアンテナの役割をしていることが分かりました。
ですが、うさぎの種類によって耳の長さが違いますよね?
例を出すと、ネザーランドは短くて小さいですが、ホーランドは長く大きい耳をしています。
その違いは何なんでしょう。
耳の長さは生息地が関係している
その答えは生息地が関係しています。
熱い地域に生息しているうさぎと、寒い地域に生息しているうさぎでは耳の長さが違います。
熱い地域に生息しているうさぎは、耳が大きくて長いです。
その理由は、地上で生活しているので天敵に襲われないようにアンテナを常に立てていないといけないからです。
冷たい地域に生息しているうさぎは、耳が小さくて短いです。
その理由は、寒い場所で耳が長いと体温調節が難しい点と、巣穴を掘ってその中で生活しているので、天敵に狙われにくいからです。
住んでいる環境と天敵がいるかによって、耳の長さは成長を遂げてきたんですね。
耳の大きさで成長が分かります
その他にも耳の長さや大きさで分かることがあります。
それは、どれくらい成長するか予測することができます。
耳が長く大きいほど、大きさに比例して体も大きく育ちます。
これは経験したことですが、ホーランドを飼う前に他の子よりも耳が長いなと思っていました。
具体的な長さは、耳の端が床に付いている状態です。
成長するにつれて3キロまで大きくなりました。
最初は肥満だと思っていましたが、耳の大きさによって大きく成長することを、後から知りました。
飼う前に周りのうさぎと比較してみてください。
うさぎの親についての情報もあれば、どれくらい成長するのか予測することができます。
参考にしていただけたらと思います。
うさぎの感情は耳で分かる‼
うさぎは感情が表情に現れませんが、代わりに耳が感情を表してくれています。
飼い始めたばかりだと、感情を読み取るのに慣れていないと思うのでヒントをご説明します。
耳を立てる
耳を立てるのは、2つのパターンがあります。
①音に集中しているとき
左右の耳が動いていたり、耳折れうさぎの場合は片耳をあげます。
気になる音が聞こえているんだと思います。
実際に見かけたときは、家の外で鳥が鳴いているときに耳を立てていました。
天敵かどうかを判断しているんですね。
たまにスタンピングで足をダンダン鳴らす時もあります。
②体の熱を逃がすため
熱い日には体の熱を逃がすために耳を立てています。
この時は、耳は立てたままで動かしてはいないと思います。
そこで判断することができます。
耳が伏せているとき
耳が伏せているときも、2つのパターンがあります。
①リラックスしているとき
これは分かりやすく、体全体が力が抜けているように伸びているときです。
見ただけでリラックスしていることが分かります。
②怖がっているとき
体を小さくして固まっているときです。
これは、耳折れうさぎだと分かりにくい点だと思います。
うさぎを観察して慣れていくことが大切です。
うさぎの耳掃除をしていますか?
うさぎの耳を耳かきで掃除していますか?
暴れたりするんじゃないかと思うと、掃除するのが怖いですよね?
私も怖くて動物病院でしてもらいました。
無理してやらなくても大丈夫です。任せられるところはお願いして助けてもらいましょう。
しかし、耳の病気もあるので確認だけはしてあげてください。
耳垢が溜まっていないか、またフケや耳に傷ができていないか確認できることもあります。
あとは、うさぎの行動を見て耳を振るように動かしていたり、耳がかゆいような仕草をしていたら「耳ダニ症」の可能性があります。
耳ダニ症というのは簡単にご説明すると、うさぎの耳にダニが寄生している状態です。
初期症状が耳にフケがついていたり、痒くて足で耳を掻きます。
その掻きすぎで怪我につながります。
悪化すると「耳外炎」という病気の原因になります。
そうならないように、気にかけるようにしましょう。
その他にうさぎにしてあげられることは、耳のマッサージです。
人間のように耳には沢山のツボがあります。
強く推すのではなく、さすってあげるだけで大丈夫です。
うさぎとのスキンシップにもなりますので、是非してあげてください。
まとめ
うさぎの耳の役割についてご紹介しました。
うさぎの耳は体調管理をしてくれたり、敵が来ないかアンテナを張って聞いています。
うさぎにとって大切な体の一部だということが伝わりましたでしょうか?
また、感情を耳で表してくれるので、読み取れるようになると飼い主の方にとって嬉しいですよね。
スキンシップを取りながら、耳の状態確認も怠らないように気をつけましょう。
うさぎと良い関係を築いていってくださいね。