チンチラは小さい頃から飼い始めた方が懐きやすいと言われていますが、できるだけ小さい頃となると赤ちゃんの頃から飼い始めた方が良いということになりますよね。
でも、チンチラの赤ちゃんって初心者でも育てることができるの?
そもそも、チンチラの赤ちゃんってどこで販売しているの?
今回はそんな疑問にお答えしていきたいと思います!
Contents
チンチラは赤ちゃんの頃から飼える??
チンチラの赤ちゃんを飼うことは可能です!
チンチラの赤ちゃんは約1ヵ月半ほどで乳離れをするので、それくらいからペットショップなどの店頭に並ぶようになります。
所謂「ベビー」と呼ばれる時期で、これくらいから人を認識し始めるようになります。
きちんと愛情を持って接すれば飼い主によく懐くとされている時期で、小さな可愛らしさも相まってベビーはチンチラファンにとても人気があります。
ただ、チンチラはお母さんに十分に授乳をしてもらうと精神が安定したり、免疫の移行期間が4カ月程度あることから、ベビー期はなるべくお母さんチンチラと一緒に暮らさせてあげる方が望ましいです。
ベビーは体力も免疫力も少ないので初心者の方が飼育するにはややハードですが、それでも赤ちゃんから育ててみたい!という方は、ぜひ知識と覚悟を持って飼育にあたってください。
赤ちゃんから育てるのは大変な分、きっとより一層の愛情を持って接することができます。ベビーにその愛情が伝われば、きっと本当の家族のように接してくれるはずです。
赤ちゃんチンチラの入手方法
ペットショップから購入する
定番は、やはりペットショップから購入する方法です。
値段はチンチラの年齢や毛色によって変わってきますが、
- スタンダードグレーが約¥20,000~¥40,000
- ホワイトやバイオレットなどの珍しい毛色は¥60,000が~¥80,000
で販売されていることが多いです。
その他の入手方法
その他にはブリーダーさんから入手したり、里親募集を辿って入手する方法もあります。
最近ではネットショップで購入できるケースもありますが、健康状態などをチェックできない為こちらはあまりおすすめできません。
繁殖について
産まれたての赤ちゃんを育てたい場合は、飼っているチンチラを交配させて赤ちゃんを産ませる。つまり繁殖をさせることになります。
繁殖をさせたい方に先に知っておいてほしいのが、チンチラの出産はメスのチンチラにとって私たちの想像以上に負担がかかるということです。
「赤ちゃんから飼い始めてたくさん懐いてほしいから」「可愛い赤ちゃんが見てみたいから」という軽い気持ちで繁殖させるのは絶対にやめましょう。
赤ちゃんチンチラの育て方
赤ちゃんは何を食べるの?
チンチラは早成性なので、サイズ以外は大人のチンチラとほとんど変わらない状態で産まれてきます。
産まれて1週間程はミルクを飲みますが、その後は大人のチンチラと同じようにペレットやチモシーを食べて育ちます。
ベビーはデリケートなので、少しの環境の変化やストレスによって体調を崩してしまうこともありますが、お母さんチンチラが一緒に暮らしている場合は、基本的にお母さんチンチラが育ててくれるのであまり心配はいりません。
ただ、チンチラは2か所からしかお乳が出ないので、3匹以上の赤ちゃんが産まれた場合はお乳の取り合いになってしまうことがあります。
取り合いに負けてお乳が飲めない子は成長不良に陥ってしまい、場合によってはそのまま亡くなってしまうことがあるので、定期的に体重を計ってそういう子がいないか毎日確認するようにしましょう。
体重があまり増えていない子には、飼い主さん自らが人工保育をする必要があります。
人工保育でミルクを与える場合は、ヤギのミルクを人肌程度に温め、シリンジや注射器を使って飲ませます。
チンチラの赤ちゃんの口はとても小さいので、極少量をゆっくり与えていきましょう。沢山飲むからといってミルクを勢いよく飲ませてしまうと肺炎などにかかってしまう恐れがあるので、注意しましょう。
スキンシップについて
小動物の赤ちゃんはデリケートなのであまり触れないように育てるのが一般的ですが、実はチンチラの赤ちゃんは違うんです!
チンチラの赤ちゃんはある程度成長した姿で産まれてくるため、他の小動物の赤ちゃんと比べてかなり丈夫です。
積極的にスキンシップを取っていけば、早く馴れてもらえるのでその分よく懐いてもらえるようになります。
あまりしつこくし過ぎるとストレスがかかってしまうので良くありませんが、赤ちゃんの内からスキンシップをとること自体は問題ありません。
様子を見ながら、積極的にスキンシップを楽しんでみてください!
まとめ
赤ちゃんチンチラを育てるのは一筋縄ではいきませんが、成長過程を見守る経験はチンチラに対してより愛しさを増してくれます。
チンチラは長生きする動物なので、赤ちゃんの頃からの思い出があると飼い主さんも嬉しいですよね。
繁殖して沢山の赤ちゃんが産まれた場合は、自分で育てるのか、里親を募集するのか、繁殖させる前にしっかり考えておきましょう。
何か困ったことや分からないことがあれば、ペットショップやブリーダーさんに相談してみてくださいね。