モルモット

モルモットの種類や値段・特徴までをわかりやすくまとめてみた

ハムスターよりも大きく猫よりも小さい。

絶妙なサイズ感と、その愛らしさで近年人気を集めているモルモット。

鳴き声もそれほど大きくなく住んでいる場所を選ばずに一人暮らしの方なども飼い易い事から多くの方が家族に迎えています。

今回は種類が非常に豊富なモルモットの仲間たちと、それぞれの値段についてまとめてみました。

モルモットって、そもそも何の仲間?

モルモットは天竺ネズミ属の一種で南米に生息している野生種が家畜化された種類です。

1843年に長崎へ持ち込まれた天竺ネズミをリス科の他の動物と勘違いしたオランダの商人が「マーモット」と呼んだことで日本では語弊のまま「モルモット」として広まりました。

性格も温和で飼い易く、古くから愛されてきたモルモットですが愛玩用としてだけでなく実験動物としても非常に有名ですね。

受動的な人間への比喩でモルモットにされる、なんて表現を聞いた事がある人も居られるでしょう。

どのくらいの種類がいるの?

一般的な系統で12種類の仲間たちがいますが日本で販売されている個体の殆どが実は雑種なんです。

ペットショップなどでミックスと書かれた個体を目にした事があるのではないでしょうか。

日本ではそれぞれの系統が持つ特徴の濃い部分で割り当てられている事が多いんです。

そして種類にも勝るのが豊富な体毛のカラー。

単色だけでなく黄褐色や縞柄、斑など様々で同じ種類でもそれぞれの個体で全く違う柄をしている事もモルモットが愛される理由の一つではないでしょうか。

それぞれの種類を詳しく知りたい!

モルモットは直毛や短毛、長毛や縮れで系統が異なります。

イングリッシュ

最も一般的な品種であり直毛短毛種です。

短毛の為しっかりと愛らしい手足が見えるので食事時の可愛い仕草も見逃す心配がありませんね。

アビシニアン

こちらは中毛種ですが全身にロゼットと呼ばれる、つむじを持っています。

これがまた寝ぐせみたいで実に愛らしい。

シェルティ

直毛長毛種で頭と脇の部分の毛が非常に長く、ロン毛の綺麗な毛並みが実に優雅です。

ペルビアン

シェルティと同様に直毛長毛種ですが頭の部分と背中の毛が長いのが特徴で、ふさふさの毛が眉毛の部分に多く生えている個体だと・・・お爺ちゃんみたいで非常に可愛いんです。

テディ

この子は縮れ毛の短毛種で触り心地が良くボサボサの感じがとてもキュート。

レックス

テディと同じ縮れ毛の短毛種ですが違う遺伝子を持っています。

見分け方としてはレックスの方が少し短毛で触り心地もちょっと硬めの印象です。

クレステッド

イングリッシュに見た目が似ていますが頭にロゼットを持ちアメリカンクレステッドとイングリッシュクレステッドに分けられます。

イングリッシュモルモットを品種改良した個体でアメリカンのみロゼットだけが白く体には白が一切入りません。

それ以外は全てイングリッシュに分類されます。

スキニーギニアピッグ

体毛を殆ど持たない品種で子ブタちゃんの様な愛らしさが特徴です。

非常に寒さに弱いので環境をしっかり整えてあげて下さい。

テッセル

レックスとシェルティを交配して生まれた品種です。

縮れ毛の長毛種でぬいぐるみの様な見た目の愛くるしさが人気。

コロネット

シェルティにルーツを持つアメリカで生み出された長毛品種で頭の部分にあるロゼットからセンター分けのインパクトある髪型が特徴です。

メリノ

コロネットと同様に長毛で頭にロゼットを持っていますが全身の毛が縮れ毛で、こちらも実に愛らしい。

この品種は唯一未だにルーツが解明されていません。

アルパカ

この種類は近年イギリスでテッセルとペルビアンを交配して生み出された新しい品種。

縮れ毛の長毛種で全身にロゼットを持っています。

種類によって値段はどのくらい違うの?

  • 「イングリッシュ」・・・2,000円~3,000円台後半
  • 「アビシニアン」・・・5,000円前後
  • 「シェルティ」・・・9,000円前後
  • 「ペルビアン」・・・9,000円前後
  • 「テディ」・・・値幅が大きく10,000円を下回る個体~15,000円台
  • 「レックス」・・・14,000円前後
  • 「クレステッド」・・・9,000円前後
  • 「スキニーギニアピッグ」・・・値幅が大きく15,000円位~30,000円台まで
  • 「テッセル」・・・13,000円前後
  • 「コロネット」・・・13,000円前後
  • 「メリノ」・・・(推定)20,000円前後
  • 「アルパカ」・・・(推定)20,000円前後

まとめ

種類が非常に豊富なモルモットの仲間たちは、それぞれに愛らしい様々な特徴を持っています。

品種改良によって生み出された種類などで値幅に開きがありますが最近になって誕生した品種はとても数が少なく希少でペットショップなどで見かける事は本当に稀です。

どうしても気になる方はブリーダーさんを探してみるのがお勧めですね。

同じモルモットとは言え、これだけ特徴が違うのですから気に掛けてあげなければならないポイントも個体によって変わってきます。

長毛や縮れ毛の子は特に汚れが絡まり易く日々のブラッシングなど、お手入れが大変ですが身体は小さくとも大切なアナタの家族。

それぞれの特徴を理解し、深い愛情を注いであげて下さいね。