フクロモモンガ

フクロモモンガが鳴き声で伝えたいこととは?

フクロモモンガは鳴き声でコミュニケーションを取る動物です。

そのため、飼い主さんにも鳴き声で感情を伝えてきます。

フクロモモンガの伝えたいことを理解して良き理解者になってあげましょう!

それでは、フクロモモンガの鳴き声について紹介します!

フクロモモンガの鳴き声の種類

フクロモモンガは飼い主に今どのような感情なのかを鳴き声でアピールします。

フクロモモンガが伝えたいことを理解することで、より良い関係を構築することができます。

フクモモベビーの泣き声

  • シューシュー

これは子供が母親を呼ぶ鳴き声です。

警戒の時の鳴き声を小さくした声で鳴く個体もいます。

個体によって様々な鳴き方があり、親は自分の子供の泣き声を記憶しているといわれています。

妊娠時の泣き声

  • スズメのような声
  • チュチュチュ、チュチュチュ

これは、ベビーがママの育児嚢から出てこようとしている合図です。

ベビーは妊娠16日で出産され、そこから2ヶ月、ママの育児嚢の中で成長します。

その育児嚢の中でのベビーの鳴き声です。

威嚇・警戒

  • ジゴジゴジゴ
  • ギゴギゴギゴ
  • カチカチカチ

のような低く、こもった声で鳴きます。

怯える、怖がる、警戒している時の鳴き声です。

「敵が来た!こっち来るな!」って言ってます。

フクロモモンガをお迎えしてすぐやペットショップのフクロモモンガはこの声で鳴いている場合が多いです。

この時、後ろ足で立ち上がって前足を開くように威嚇ポーズをしながら鳴く個体もいます。

警戒心MAXの状態での鳴き声ですので、無理に触ったり撫でようとしたりせずにそっとしておいてあげましょう。

イライラしている

  • シューシュー

何か不満がある場合、イライラしている場合の鳴き声です。

飼い主に言いたいことがあるので、フクロモモンガの元に行ってあげましょう。

習性鳴き(寂しい)

  • アッー、アッー!
  • アンアン鳴き
  • こいぬ鳴き

寂しい時の鳴き声です。

「僕はここにいるよー!寂しいよー!」

って鳴いています。

野生では自分の居場所を知らせたり、仲間を呼ぶときにこの鳴き声をするようです。

飼育下では、野生の習性のなごりか、本当に飼い主を呼んでいるかの2パターンがありえます。

フクロモモンガは、活動時間の夜に鳴く場合が多いので、近くに行ってあげるか、鳴き声を我慢する必要があります。

求愛・友好

  • シュシュシュ~
  • チキチキチキ
  • アンアンアン

と行った小刻みに複数回繰り返す甘えたような声は友好を表す鳴き声です。

「仲良くなろうよ~たのしい~」って鳴いています。

  • クイックイッ

これは発情の鳴き声です。

満足

  • 猫がのどを鳴らすような音
  • ククク、ククク

「リラックスして満足~!」のような気持ちの時に鳴きます。

そのため、撫でている時などにこの鳴き声を出す場合が多いです。

嬉しい

  • プププッ
  • キュッキュッ
  • プシュプシュ

嬉しい時や、楽しくて興奮している時にこの鳴き声を出します。

好きな食べ物を食べている時に聞ける場合が多いです。

フクロモモンガの鳴き声はうるさい?

フクロモモンガの泣き声は「子犬程度」です!

上記で述べた鳴き方のうち一番頻度が高いのが「習性鳴き(寂しい)」です。

子犬が夜に飼い主に遊んで欲しいとアンアン鳴くぐらいの音量で鳴きます。

そのため、壁の薄いアパートの場合、近所迷惑になってしまう場合があります。

隣の部屋から遠い場所や、音があまり広がらない部屋にケージを設置する必要があります。

それでは具体的な鳴き声対策をみていきましょう。

フクロモモンガの鳴き声対策

夜行性のフクロモモンガにとって夜鳴きは当たり前です。

対策はフクロモモンガを納得させて鳴きやませるか、鳴き声を外に出さないようにするか、の2通りになります。

それぞれについて紹介します。

夜鳴きをしたらフクロモモンガの元へ行く

フクロモモンガの夜鳴きは、寂しさ、自分の存在アピールが原因です。

飼育下では飼い主さんが仲間なので、構ってあげましょう。

すると、なきやんでくれる場合があります。

この時、おやつは与えすぎないようにします。

おやつを与えすぎてしまうと、「鳴くとおやつがもらえる!」と思って常に鳴くようになる可能性が出てきます。

あくまでも寂しさを埋めてあげることが目的です。

防音マットを設置する

防音マットをケージの置いてある部屋か、ケージに設置します。

オススメは、防音マットでケージを囲ってしまうことです。

すると、鳴き声が根本的に抑えることができます。

防音マットで囲ってしまうと暑いのではないか!と心配になります。

しかし、防音マットで囲うことでニオイも外に出にくくなり、飼い主のそばにおいておくことができるので暑さ対策可能です。

その結果、フクロモモンガからしたら過ごしやすい温度の環境で活動することができます。

(夏場は、クーラーの効いた寝室、冬場は、ヒーターや暖突で保温するので問題なし)

ケージに布をかぶせる

ケージに布をかぶせると周りが真っ暗になるので落ち着くフクロモモンガもいます。

まとめ

フクロモモンガの伝えたいことを理解して信頼関係を築いていきましょう!

夜の鳴き声は、習性的にやめさせるのは難しいので、うまく付き合って行く方法を考えて飼育しはじめるのが解決策ですね。