愛らしいモルモットは多様な仕草でアナタを癒してくれます。
しかし多くの行動には意味があり、彼らから発せられるメッセージを汲み取る事で、より深く愛情を持って接する事が出来るでしょう。
今回はモルモットの「歯ぎしり」や「ポップコーンジャンプ」など疑問を持たれやすい行動と、その意味についてまとめてみました。
感情豊かなモルモット
モルモットは野生下において群れで行動し、鳴き声やスキンシップを通してコミュニケーションを取ります。
飼育環境下では飼育者であるアナタに対し様々な感情をぶつけてくれることでしょう。
それぞれの行動の意味を理解した時、より深い愛情を注げると思います。
例えばアナタが帰宅した時やケージの傍に居る時、彼らはどんな反応をしていますか?
ケージの格子に手を掛けてアナタを呼んでいたり、ケージを開けると歩み寄って足元で眠ってしまったり。
こういった仕草は非常に充足した安心感を得られていなければ決して観られるものではありませんし、アナタの前で目を瞑る仕草を観させてくれたなら心から信頼してくれているのでしょう。
野生下における本能から、身を守るためモルモットは眠るときも目を閉じない習性があるのです。
モルモットの歯ぎしりは、どんな気持ちの時にするの?
実は「歯ぎしり」だけでは感情を読み取れません。
歯ぎしりの前後の行動に着目し、どのような気持ちかを汲み取る必要があります。
撫でられていたり、掃除の最中だったりと状況に関わらず歯ぎしりをするので、それぞれの感情が高まった時に起こしやすいと思ってください。
ただ、余りにも歯ぎしりが酷く常日頃からしている様子であれば「不正咬合」になってしまっている可能性があります。
普段柔らかい食事が多いなど不安があるようでしたら、動物病院に連れて行ってあげる事をおすすめします。
ポップコーンジャンプって何?
ポップコーンジャンプは初めて見ると驚いてしまい、飼育方法に不安を感じてしまう飼育者が多いようです。
しかし幼児期に見られる特有の行動で感情が高まった、主に嬉しい時にとる行動ですので安心して下さい。
身体が成熟し1歳を過ぎた辺りから徐々にしなくなってしまうので観られる幼児期の間は存分に癒されることをおすすめします。
嬉しい時は特に「キュイキュイ」や「プイプイ」など愛らしい声で鳴いてくれますから、鳴き声と合わせて感情を読み解いていくと見慣れない行動を取った時でも何となく感情が解るようになります。
他にはどんな行動があるの?
年齢に伴う特有の行動は少ないですが、「歯ぎしり」と違って「グルルル」と唸るように低い声で鳴いたり「カチカチ」と歯を鳴らすのは怒っていますので、手を伸ばしたりするのは危険です。
怒っている原因を早急に取り除き感情が鎮まるのを、そっと待ちましょう。
ケージの隅などから動かずじっとしている時は何かに警戒し怯えているのかもしれません。
普段アナタに歩み寄って来る子が急にそのような行動を取ったなら体調が悪い可能性があるので、よく観察し状況によって動物病院を受診しましょう。
ケージの中や室内を走り回るのは、物音などに驚いた時です。
過度なストレスを与えてしまうので、無理に追いかけたりはせず原因を取り除いたあとは落ち着くのを待ちましょう。
まとめ
モルモットは非常に感情豊かな動物です。
最初は憶病でじっとしていても、飼育者や環境に慣れてからは多様な仕草を観させてくれることでしょう。
同時に寂しがりやでもあるので、長い留守番の後には拗ねてしまうかもしれません。
最高のモルライフを送るためにも、行動を理解し、感情を汲み取りながら深い愛情を注いで素敵な信頼関係を築いていってくださいね。