モルモットをこれから飼い始める方も既に飼われている方も。
動物が人間に与えてくれる「癒し」には何にも代えがたいものがあります。
中でも飼いやすいと定評のあるモルモットは、一体どんな仕草を魅せてくれるのでしょうか。
今回は愛らしいモルモットの寝る姿や可愛い仕草についてまとめてみました!
モルモットはどうやって寝るの?
モルモットに限らず、小動物の多くは厳しい野生環境下で生き抜くため独特の睡眠法をもっている種族が多く、モルモットも例外ではありません。
野生下では身を守るため眠っていると悟られないよう目を開けて寝るのです。
滅多に熟睡する事は無く、睡眠時間は1時間程度しか取りません。
こうした生活環境が背景にある事などから、安心して眠れる飼育下においては平均寿命が延びる個体が多いのかもしれませんね。
愛らしい姿をいっぱい観たい!
とは言え、飼育下の安心出来る環境で育ったモルモットは目を閉じて眠る子も多く、愛らしい寝顔を観る事が出来たなら、これ以上ない飼い主冥利に尽きると言えるでしょう。
本来憶病なモルモットが腕の中で撫でられている時や、飼育者がケージに近付いても眠ったままであれば、それは信頼の証。
その子はアナタを心から信頼し、気を許してくれているんです。
そうなるとアナタは、より多くの愛らしい姿を見ることが出来るはず。
警戒心を解いたモルモットが魅せてくれる可愛い仕草と、その時の気持ちを見ていきましょう。
こんな時どんな気持ち?
モルモットは鳴き声でも仲間とコミュニケーションを取れる、実は社交的な動物です。
心を許したアナタには多くの感情を率直にぶつけてきてくれるでしょう。
鳴き声については別の記事に詳しくまとめていますが、主に嬉しい時に鳴く「プイプイ」や「キュイキュイ」が多く聞けたなら、その子もきっと幸せを感じてくれています。
どちらも、おやつを頬張っていたり信頼するアナタに撫でられたりしている時に鳴くはずです。
また、似ていますが少し長めに鳴く「キューイキューイ」は欲求鳴きと呼ばれ、ご飯を求めていたり飼育者が帰宅するのを待ちわびていた時などに鳴く事が多いです。
それぞれの鳴き方を踏まえながら再度モルモットを見てみて下さい。
独特の愛らしい仕草が観られるはずです。
例えば「プイプイ」と飼育者に寄って来るときなど、難しいですが後ろからみると、もの凄くおしりの動きが可愛いんです。
左右におしりを振りながら歩く様は思わずニヤけてしまう事、間違いなし!
種類によっては併せてしっぽの動きにも注目してみて下さいね。
そして、やはり眠るときでしょう。
心から信頼し、安心出来る環境でなければ決して目を瞑る事はありませんから、アナタの前で目を閉じて眠ってくれたなら、アナタは幸せ者です。
人間と同じで眠くなればあくびをし、寝方は個体によって分かれますが短い手脚を広げお腹を床に付けて眠る子が多く、ふかふかの牧草ベットの上で目を閉じているモルモットは愛らしく、いつまででも観ていられる事でしょう。
観察時における注意点
モルモットが目を瞑って眠ってくれたなら、ずっと観ていたくなります。
ですが、本来の憶病な性格はモルモットの本質ですから、安心出来る環境とは言え、いつまでも見つめられていたり、突然物音がすれば驚いて起きてしまいます。
今後も安心して眠ってもらうためにもスキンシップを取り終えたなら、ゆっくり眠らせてあげましょう。
また、今はまだ警戒していて目を開けたまま眠っていても、アナタが深い愛情を持って接し続ける事で必ず信頼してくれます。
焦らず、ゆっくり、モルモットのペースに合わせてあげましょう。
まとめ
見た目の愛くるしさが堪らないモルモットですが、アナタを心から信頼し気を許してくれたからこそ、アナタだけに魅せてくれる仕草があるって凄くないですか?
憶病な性格で慣れるまでには確かに時間がかかるかもしれません。
しかし慣れてくれたなら、アナタと過ごす至福のモルライフの中でこの先、幾つもの「癒し」と愛らしい仕草を魅せ続けてくれることでしょう。