小動物のなかでも、家族としておうちに迎える飼い主さんが増えているハリネズミ。
そんな人気の高いハリネズミが自分の子供を食べてしまうという噂が!
共食いをする動物は多くいますが、ハリネズミもその中に入るのでしょうか。
子供を食べるというのは事実なのか、その理由と対策も合わせて紹介いたします。
とくに妊娠しているハリネズミや、複数飼いしている方必見です!
Contents
ハリネズミは自分の子供をたべてしまうの?
かわいらしい姿からは想像がつかない方もいるかもしれませんが、ハリネズミは子供を食べてしまうことがあります。
基本的に妊娠期から母親の起伏がはげしくなり、父親は出産のときにはすでに 別々のケージで過ごします。
つまり、子供を食べるのはほとんどが母親ハリネズミということ。
せっかく生まれた尊い命、守れるものなら守りたいですよね。
原因を知って、飼い主さんができる対処法を考えていきましょう!
ハリネズミが子供を食べてしまう理由って?
子喰いの原因はさまざま。とくに母親は出産後も神経質になっており、妊娠前の穏やかさがなくなっている可能性が高いです。
そうすると、いつも以上に母親ハリネズミの行動の違いや原因を見つけることが難しいです。
ただし、子供を食べる前にする行動の中にも飼い主さんが気づくことができるであろう行動もありますので、ヒントにしてみてください。
母親ハリネズミのストレス過多
妊娠~出産後は母親ハリネズミはただでさえストレスを抱えています。
このタイミングで、飼い主さんがさらにストレスを与えてしまうことは絶対に避けましょう。
ごはんが少ない・むやみに触ろうとする・余計な掃除を するなど、ハリネズミが嫌がることはこの時期はしないように気をつけましょう。
育児放棄
母親ハリネズミの性格やタイミングにもよりますが、育児放棄をするハリネズミは子供を食べる可能性があります。
出産後、ケージの外から観察し、見放している子がいたら要注意です。
育児放棄していると、子喰いをしなくても栄養失調で命を落とす恐れも。
もしそのような子を見つけたら、動物病院の先生に相談してみるのも方法です。
母親ハリネズミの栄養不足
育児に熱心なハリネズミでも、 飼い主が栄養のあるごはんを与えていないと母親のミルクも栄養不足に。
そうなると子供は成長できず、母親が子供を食べることにつながってしまうことも。
とくにタンパク質はしっかりとれるような食事をさせてあげましょう。
子供を食べさせないための対処法はある?
母親ハリネズミが子供を食べる原因を説明しましたが、ではどうすれば子喰いを防ぐことができるのでしょうか。
すぐにできることもありますので、 チェックしてくださいね!
逆に、対処法の中にまだできていないことがあればあるほど、子供の危険性も高くなりますので、簡単なことからはじめてみてください。
母親ハリネズミのケアを怠らない
ごはんの栄養や母親のケージ内、またケージをおいている部屋の環境が整っているか確認しましょう。
また、ハリネズミの夜行性特有の生活習慣も乱さないようにしましょう。
朝~夕方は日の光が入るように、夜は暗くするように毎日安定感のある生活をさせてあげることが大切です。
物音や、室内の匂いなども気にかけてあげてくださいね!
ケージ内を適温に保つ
とくに赤ちゃんハリネズミが生まれたときは、ケージ内を暖かくしてあげましょう。
ハリネズミの適温は24~28°Cといわれているため、 温度計を設置しこまめにチェックすることが重要です。
適温以下になってしまうと、命をおとすことも。
暖房や、防寒グッズを使用して危険を回避させましょう。
生後2~3週間は赤ちゃんには触れない
ハリネズミの母親は、生まれたての我が子を触られたくないという本能があります。
自分の子を守るためですが、これはたとえ飼い主さんでもなかなか許してくれません。
産後すぐはケージ内に手を入れたりすることも必要なとき以外はしないように。
万が一、母親が子供に攻撃したり、食べようとしているところをみても、手の匂いがつかないようスプーンなどをつかって救出しましょう。
乳離れしたら相性をみて別のケージに
生後1ヶ月が経ち、徐々に乳離れをしてきたハリネズミもまだまだ油断は禁物。
親子でも兄弟でも相性が悪ければ喧嘩や共食いをする可能性があります。
もし、明らかに不仲なハリネズミがいたら、ケージを別々にしたり工夫をしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。なかなか衝撃的な内容だったかもしれません。
ですが、このようにハリネズミ が自分の子供を食べてしまうのはめずらしくないのです。
飼い主さんが 対処法を知ることで、親子ともに健康に過ごせる環境を作ってあげられるでしょう。
防ぐことができない、という状況をできるだけ避け、ハリネズミたちとの楽しい時間を増やしていけるといいですね!