ハリネズミをペットとして飼っている方で、いまいちハリネズミと距離を縮められず、もしかして嫌われてる?と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
家族同然の存在から嫌われてしまっては悲しいですよね。
そこで、今回の記事ではハリネズミに嫌われる原因と対処法をまとめてみました。
Contents
ハリネズミに嫌われた!?原因と対処法
①原因
最初に、原因を知ることが大切です。
ハリネズミに嫌われる原因としては、過度なスキンシップや過度な掃除があります。
では、いったい過度なスキンシップとはどのようなことを指すのでしょうか。
②過度なスキンシップ
ハリネズミには自分の領域を守る本能があります。その性質から、特にオスは攻撃的な一面を見せることもあります。
ペットとして迎え入れたばかりで、慣れていないのにハリネズミにたくさん触れると、「飼い主は敵」といったイメージが定着してしまう可能性もあります。
そう思われてしまっては、仲良くなれる日が遠ざかってしまいますよね。
そうならないために、スキンシップをたくさん取る日と全くとらない日を作るのではなく、少しでいいので毎日ハリネズミと触れ合う時間を作りましょう。
そうすることで、飼い主に心を開いてくれるようになるかもしれませんよ!
ハリネズミは夕方から夜にかけて活発に行動し始めるため、この時間帯を狙って試してみてください。
③過度な掃除
ハリネズミは嗅覚が鋭く、においに対して敏感です。
ハリネズミ自身のにおいがしないゲージで生活させると不安を煽ってしまい、それがストレスとなってしまうこともありうるのです。
そのため、ハリネズミのにおいを全て消し去るくらいまでゲージや床材を掃除するのは間違いです。
排泄物や食べ物のカスが落ちていないくらいの衛生環境がベストです。
目安として、1~2週間ごとに床材を替え、月に1~2回ゲージの掃除をおこなうのがよいでしょう。
嫌われたかもしれないときの対策
原因が分かれば、あとは対策を考えることが大切です。先ほど少し紹介した適切なスキンシップと清掃に加えて、いくつかポイントを挙げていきます。
①におい
ハリネズミのにおいを残しておくのも大事ですが、飼い主の匂いも覚えてもらいましょう!
普段飼い主が使っているものそのものや、それが難しければその一部分をゲージの中に入れておくのも良いですね。
そうすれば、この匂いがする人、つまり飼い主は敵じゃない、安心だと認識させることができます。
②音量
私たち人間は、自分の近くで大きな音が鳴ったり、突然音が鳴ったりするとびっくりしますよね。
ハリネズミも私たちと一緒です。
ハリネズミの近くでは、話し声や音楽などの音量に気を付けましょう。
驚かせてしまうと、ハリネズミに警戒心を持たれてしまいます。
大きな声を出すのはよくありませんが、ハリネズミがこの人は飼い主だと判断するための材料として、「声」があります。
もし、自分の声に反応してくれるようになるとすごくうれしいですよね。
ご飯をあげるときに優しいトーンでハリネズミに話しかけてみてください。
それが信頼を得る近道になるかもしれません。
この声は、えさや自分の好きなものをくれる人だとハリネズミに覚えさせましょう!
③接し方
まだ飼い主に慣れていない場合や、ハリネズミが嫌がることをしてしまうと敵だと思われ、威嚇されることもあるかもしれません。
そういった場合は、どのように接すればよいのでしょう?
結論からいうと、「いつもと同じように接すること」です。
ハリネズミに威嚇されたからといって、こちらも威嚇したりもしくは異常に警戒したりすると、余計にハリネズミの警戒心を強くさせてしまう可能性があります。
そうすると、どんどんハリネズミとの距離が開いてしまいますよね。
先ほども触れましたが、威嚇されたときにびっくりして大声をあげないように注意してください。
まとめ
ハリネズミは、自分になついてくれている、心を許してくれているということが分かりにくい動物です。
例えば犬だったら毎日散歩に出かけたり、一緒に走り回って遊んだりして距離を縮めやすいですが、ハリネズミはそうはいきません。
これは全ての動物に言えることですが、短期間で仲良くなって信頼や安心感を得ようとするのではなく、毎日少しずつ時間をかけてゆっくーり距離を縮めることが大切です。
まずは嫌われたかもしれない原因を探り、そのあとに今日紹介した対策を実践してみてください!
いろいろ工夫して実践し続けても仲良くなれなかったら、焦りますよね。
でも、なかなか心を開いてくれないのもその子の個性かもしれません。
慌てずのんびり、ハリネズミライフを楽しみましょう!!