モルモット

モルモットの運動不足解消へ

モルモットの運動不足にお悩みの方は多いかと思います。

普段なかなかケージから出す事さえ出来ていない・・・、最近どんどん太って来た・・・。

など様々な悩みがあると思いますが、人間もモルモットも肥満は寿命を縮めてしまいますので直ぐに改善が必要です!

今回はモルモットの運動不足解消に向け運動のさせ方や運動器具、お部屋の中を「部屋んぽ」などなど運動についてまとめてみました!

うちの子が最近太って来た・・・。このままだと、どうなっちゃうの?

モルモットは憶病な性格から身体を動かさず、じっとしている事が多いです。

そのため肥満になりやすく、糖尿病に繋がってしまいかねません。

モルモットの正常な血糖値は60~125と言われており、大好きな果物や人参、穀類などを与えすぎると、どんどん太ってしまいます。

最近では研究が進み、飼育環境が良くなったことなどから平均寿命も延びてきており、10年以上長生きする子も少なくありません。

また、ギネスに登録された個体はなんと14年と10カ月という長寿の子も居ますから、出来る限り長生きしてもらう為にも肥満は改善しなければなりませんね。

モルモットの運動のさせ方と注意点

運動のさせ方

ハムスターなどとは違い、モルモットは回し車をあまり使いません。

むしろ足を挟んでしまい怪我に繋がってしまう事が多いので、使用する際はモルモット用の運動器具であるか、網目が細かく安全面に問題が無いかを確認してあげて下さい。

じっとしている子が多いですが運動してもらわなければ肥満になってしまう・・・。

そこで一日に1時間程度はケージから出してあげる事で、運動不足を解消してもらう訳ですが様々な事に注意が必要です。

注意点

先ず落ちているものは何でも食べてしまうので、誤飲に気を付けなくてはなりません。

高さを把握する能力が乏しいために万が一、高所に昇ってしまうと降りられない若しくは飛び降りて足を骨折してしまいます。

さらに何かを壊したり倒してしまう事で急に大きな物音がした場合、ショックで死んでしまう事もあるんです。

ケージから出して運動させる場合は充分に気を付けてあげて下さいね。

ケージの周りに小物が多く片付けるスペースが確保できない時は、小動物用のペットサークルがお勧めです。

モルモットとお散歩!?

モルモットとハムスターは似ていると思われがちですが、実は全然違うんです。

頬袋は持っていませんし、夜行性のハムスターに対して、モルモットも野生個体の多くは夜行性として活動しますが、愛玩用として家畜化された個体は人間の生活リズムに合わせて昼間に活動してくれます。

太陽の日差しを浴びる日光浴は本質が夜行性のため必要ありませんが、500匹以上育ててきた筆者の知る限り、たまに陽の光を浴びさせてあげると気持ちよさそうにプイプイと奏でてくれます。

と言っても、モルモットを外に連れ出すのは難しいので、お部屋の中を散歩する「部屋んぽ」をしてあげましょう。

初めてケージから出す時は恐らく怖がって動かなくなってしまうと思いますが、徐々に慣れてくると活動範囲を広げていきます。

毎日ケージから出してあげる事で少しずつ慣れていきますので、焦らず待ってあげて下さい。

部屋の中を自由に歩き回る様になれば、モルモット用のハーネスを付けて部屋の中を一緒に「部屋んぽ」しながら、窓辺で日光浴してもらうのも楽しいですね。

健康的なモルライフを

モルモットが大好きな果物や人参、穀類は肥満になりやすい食材ですが喜んで食べてくれるものを一切あげないというのも難しいです。

あげ過ぎるのは確かに良くありませんが、日々の運動をさせる事で肥満を改善すれば、美味しそうに食べてくれる表情にアナタも癒されながらモルモットと一緒に健康的で幸せなモルライフを楽しめるでしょう。

個体によってはハーネスを嫌がる子も居ますので「部屋んぽ」を一緒に出来るかはその子次第ですが、広い部屋の中を歩き回るだけでも彼らにとって充分な運動です。

長生きしてもらう為にも、定期的に散歩させてあげましょう。

まとめ

人間にとってもモルモットにとっても肥満は大敵です。

美味しいものを喜んで食べてもらう為にも運動は欠かせませんし、「部屋んぽ」を通して今まで知らなかった新たな表情を見せてくれるかも知れません。

日々の運動やスキンシップを通して、健康的で素敵なモルライフを楽しんで下さいね!