「背の高いキリンはどのようにして交尾しているの?」
「キリンの赤ちゃんはどれくらいの大きさで生まれるの?」
こんな疑問を考えたことはありませんか。
確かに疑問に感じるポイントですね。
今回の記事ではキリンの交尾から出産まで4つに分けて幅広くご紹介していきます。
- キリンの交尾
- キリンの妊娠
- キリンの出産
- キリンの赤ちゃん
読み終わるころにはキリンについて深い理解を得られるようになります。
最後までご覧ください。
Contents
キリンの交尾には実は秘密があります!
キリンの交尾の秘密は、交尾時間と交尾の相手の2つあります。
具体的な内容を順番にご説明していきます。
秘密➀キリンは交尾時間が最も短い動物
キリンの交尾時間は、たったの5秒程度だといわれています。
この時間は、動物の中でもとても短いです。
なぜこんなにも短時間なのでしょうか?
その理由は、いつ敵に狙われるか分からない環境だからです。
キリンは草食動物なので、肉食動物に狙われる緊張感を常に持っています。
それは、交尾をするときにも変わりません。
環境に適応した結果が、短時間で交尾をすることで身の安全を守っているのですね。
秘密②実はキリンの9割はオス同士⁉
9割もの高い確率でキリンはオス同士で交尾をします。
なぜそのような状態が起きているのでしょうか?
その理由は、メスと交尾するための戦いが関係しています。
キリンのオスは、メスと交尾するために「ネッキング」という、首を振り回してお互いに叩き合う戦いをします。
オスのキリンの中で優先順位をつけて、順位が高いオスほどメスと交尾することができるのです。
戦いの最中のキリンはお互いに興奮状態です。
その興奮状態が続くとキリンの頭は勘違いし始めます。
喧嘩で興奮しているのに、途中から性的興奮だと勘違いしてしまうのです。
そのあとは、オスとメスの関係のようにイチャイチャし交尾をします。
勘違いからオス同士で交尾をしてしまう確率がとても高いようですね。
キリンの妊娠期間はどのくらい?
キリンのメスは妊娠してから約450日後に出産します。
人間の妊娠期間は十月十日なので比較をすると、キリンの妊娠期間がだいぶ長いことが分かりますね。
キリンの子供は大きく生まれてくるので、お腹に入れているのを想像するだけで重そうですね。
そんなに長い期間妊娠していますが、生まれてくる子供は1頭のみです。
キリンの出産の体勢は?
キリンの出産は立ったまま産み落とします。
出産するときもキリンは座ることはしません。
なぜなら、キリンは座ってしまうと立つのに時間がかかりますので敵に狙われてしまうと逃げることができません。
そのため、敵に襲われても対応できるように、立ったまま出産をします。
キリンの足の長さは約2mあります。
その高さから赤ちゃんは産み落とされるので、怪我をしないか心配になりますね。
柔らかい体と、わらがクッションになってくれるので平気なのだそうです。
生まれた赤ちゃんは、一般的には30分~1時間ほどで立ち上がりお母さんの母乳を飲み育っていきます。
しかし、なかなか立ち上がれない子供もいるので、そういう場合は動物園では飼育員さんがお手伝いをして母乳を飲めるようにサポートしてあげるそうです。
キリンの赤ちゃんの身長と体重は?
キリンの赤ちゃんは生まれてきた時には、すでに身長が170cm以上あり体重は60㎏あります。
赤ちゃんなのに身長や体重は、背の高い男性並みの大きさです。
そんな大きな赤ちゃんをお腹の中で育てていたのは凄いことですね。
まとめ
❑キリンの交尾時間が短く、9割はオス同士で交尾をしています。
❑キリンの妊娠期間は約450日です。
❑出産は立ったまま産み落とされます。
❑キリンの赤ちゃんは、身長170cm・体重60㎏ほどで生まれてきます。
キリンの交尾から出産についてまで幅広くご紹介しました。
キリンの交尾には驚かされる内容が多かったですね。
交尾時間が短いことからオス同士で交尾をする割合が高いことなど、初めて知る人も多かったのではないでしょうか。
また、妊娠期間が長いことから生まれてくる赤ちゃんは、すでに背の高い男性サイズの大きさであることにも驚かされました。
動物園に行く機会があればぜひキリンを見て、この記事を思い出していただけると嬉しく思います。