ハリネズミが脱走することを知っていましたか?
ケージの中で見つからないとビックリしますよね。そんなときの探し方と、私が実際に行っていた脱走防止の対策を今回ご紹介します。
ハリネズミが怪我をしないためにも、知っていて損はないです。
Contents
ハリネズミって脱走するの!?
実はハリネズミも脱走する動物です。
脱走したハリネズミの見つけ方は、生態と行動を理解すると探しやすくなります。
生態と行動と言われてもイメージしにくいですよね。
具体的な例を挙げると、ハリネズミは夜行性なので、部屋の暗い場所に隠れている可能性があります。
このように、ハリネズミの生態と行動を理解すると探しやすくなります。
その探し方と対策を順番にご説明していきます。
ハリネズミの探し方
①ケージの中を確認しましょう
ケージの入り口が開いていたとしても、中にいる可能性があります。
探し始める前に、もう一度中を確認しましょう。
ケージの中で見つからなければ、次は部屋の中を探します。
②部屋の中にフンが落ちている場所を探しましょう
ハリネズミはがフンをするタイミングは、動いているときです。
よく回し車の周りにフンが落ちていませんか?
それは、回し車で走りながらフンをしているからです。
その事から、フンが落ちている場所を探すと行き先が絞れます。
③部屋を隔離しましょう
居場所が絞れたら、その部屋をまずは隔離しましょう。
他の場所に移動されないように、動ける範囲を限定していきます。
④暗い場所を探しましょう
ハリネズミは夜行性の動物です。
そのため暗くて狭い場所にいる可能性が高くなります。
家具の小さな隙間にも入り込めるので、家具の下や裏側を重点的に見ましょう。
カーテンが近くにあれば、その裏側も見てください。
そういう意外な場所から発見された子もいます。
⑤温かいところを探しましょう
暗いところにいなければ、次は暖かいところを探してください。
特に冬場に行方不明になった場合は、暖かいところにいる可能性があります。
その理由は、ハリネズミにとって快適な温度は24~29℃だといわれているからです。寒い場所よりも暖かい場所を好みます。
具体的な場所は、家電製品の周辺です。テレビの裏側や隙間、または布団があればその中なども確認してください。
⑥匂いのあるエサを用意しましょう
なぜ匂いのあるエサなのかというと、ハリネズミは鼻が優れているからです。
普段あげているハリネズミ専用のペットフードであれば、少し工夫をしてフードをふやかすと匂いが強くなります。
匂いが強くなるとハリネズミにとって嗅ぎやすくなるので、出て来てくれるかもしれません。
⑦部屋を暗くしましょう
最後に部屋を暗くします。
暗闇はハリネズミにとって、動きやすい環境になります。
静かに耳を澄ませてみてください。カサカサと音を立てている場所はありませんか?
その方向にエサを持っていって探してみましょう。
ここまでの流れの中で、見つかる可能性があります。
しかし、1点だけ気をつけていただきたいのは、冬場の脱走です。
ハリネズミは寒すぎると冬眠してしまいます。
その場合は、動いている音がしないので探すのに時間がかかります。
冬眠していた場合は、ペットヒーターでゆっくり体温を上げてください。
ケージの選び方
脱走する原因はケージにあると考え、対策の1つにケージの選び方をいれました。
その原因とは、ケージの入り口の作りによって内側から開けやすくなっている点です。
この記事ではケージの種類を、以下の6つに分けます。
- シャトルケージ
- ガラスケージ
- アクリルケージ
- 木製ケージ
- プラスチックケージ
- 手作りまたはオーダーメイドケージ
それぞれのケージに、メリットとデメリットがあります。
しかし、今回は内側から開けやすくなっているケージを中心にご説明していきます。
注目していただきたいのは、シャトルケージとアクリルケージです。
シャトルケージは使っている人が多い形です。
ワイヤーとワイヤーに隙間があり風通しが良い作りです。
シャトルケージの入り口の作りは、2つのタイプがあります。
そのうちの1つである、引っかけるだけで閉じられるシンプルな作りでは、内側から押すと引っかけが外れて脱走できてしまいます。
私もこのシャトルケージを使っていましたが、脱走しないように対策をしていました。
その対策とは、入り口にナスカンなどの金具をつけて二重ロックにしていました。
もし内側から押しても、二重ロックによって完全に開くことはありません。
出かける前に、その点だけ確認してもらえれば安心して出かけられます。
2つ目のアクリルケージでは、扉がスライド式になっている作りが多いです。
閉める際に少し隙間が空いたままにしていると、ハリネズミは鼻や手を引っかけて開けることができます。
その対策として考えられるのは、入り口近くに回し車を置くことです。
もし少し開いていたとしても、回し車があることでそれ以上開けることはできません。
1番おすすめのケージの作りは、上から開けることができるタイプです。
ハリネズミは登るなどの上下運動はあまりしません。
そのため入り口が上にある方が、脱走しにくい作りです。
ケージを選ぶ際に参考にしていただけたらと思います。
その他の対策
次はケージの内側の配置に注目していきます。
まずは、入り口付近に足場となるものを置かないことです。
普段は届かない、ケージの入り口に届いてしまうかもしれません。
そこから、落ちてしまっても小さいハリネズミには危険です。怪我につながるかもしれません。
あと対策として考えられるのが、ペットサークルやフェンスで囲う方法です。
販売している物もあれば、私は100均のワイヤーネットを繋げて作りました。
ケージの周りを囲うことで、脱走しても動ける範囲を限定することができます。今までに脱走したことがある子の対策としておすすめです。
まとめ
ハリネズミの探し方と対策について、ご紹介しましたが参考になりましたでしょうか?
脱走しないことが1番いいですが、起きてしまったときに対策を前もってしておけば怪我を防げるかもしれません。
現在ハリネズミを飼っている人から、これから飼う人まで脱走することを知っていただき、対策を取り入れてもらいたいです。