せっかくフクロモモンガを飼うんだったら、ベタ慣れフクロモモンガにさせたいですよね!
だけども、フクロモモンガは犬や猫のようにただエサをあげて遊んでいれば勝手になつくという動物ではありません。
そこで今回はフクロモモンガと仲良くなる方法をまとめました!
フクロモモンガの習性を理解しよう
まずはフクロモモンガの習性を理解することが第一歩です。
どうしてフクロモモンガは慣れるまで時間がかかってしまうのでしょうか?
その原因はフクモモの習性にありました。
活動している時にスキンシップをとりましょう
フクロモモンガは夜行性です。
そのため、無理やり昼間に起こしてスキンシップをとろうとするのはNGです。
フクモモが起き出す夜からスキンシップをとってあげるようにしましょう。
野生のフクロモモンガの生き様を確認しましょう
野生のフクロモモンガは捕食者側です。
つまり、常に獲物に狙われてるということです。
そのため、野生では群れで暮らしています。
フクロモモンガが本能的に臆病な性格なのがわかります。
フクロモモンガが恐怖や怒りを感じる場面
飼育し始めの数週間は人間に対して恐怖を抱いています。
そのため、威嚇がとまりません。
ケージに手を入れるだけで噛み付いてきたり、うめき声を出します。
飼い主が天敵ではないと理解するまでは恐怖や怒りを感じることをわかってあげましょう。
フクロモモンガのなつきやすい年齢や性別は?
フクロモモンガのなつき度は性別やお迎えする月齢によって異なってきます。
オススメの時期や性別をご紹介します!
どれぐらい幼いフクロモモンガをお迎えすればいいの?
フクロモモンガは月齢が幼いほどなつきやすいと言われています。
そのため、子供が親離れする生後1.5ヶ月~2ヶ月くらいの個体を購入するとなつきやすいと言えます。
販売されている成長した個体は新しい人間への警戒心が強くなる傾向にあり、なつきにくくなります。
オスとメスとちらがなつきやすいの?
オスの方が甘えん坊が多く、なつきやすい子が多いです。
ただ、臭腺の匂いが強烈なことを考えるとメスの方がいいのではないかと思います。
国産のフクモモじゃないとなつかない?
国産も外国産もどちらもなつき度は個体によります。
ただ、国産の方が元気でなつきやすい子が多いという意見があります。
なつかせる前の大前提!
なつかせる方法を見る前に、コレをしてしまうと意味が薄れてしまうというものをご紹介します。
飼い主の前に、飼育環境への慣れさせ方が重要になってきます。
他の動物と同じ部屋で飼育しない
フクロモモンガはニオイで存在を感じたりする生き物です。
そのため、ニオイの強い他の動物と一緒に飼育すると、そのニオイによって環境に落ち着かない可能性が出てきます。
飼育環境でストレスを与えない
フクロモモンガの飼育環境をよく調べて落ち着ける環境で飼育してあげることが大事です。
フクモモにとって落ち着ける場所が見つかると、環境に早く慣れます。
飼育し始めの頃は色々我慢する
飼育してすぐにベタ慣れになる個体はいません。
まずは飼育環境に慣れてもらうことが一番なので、スキンシップを取りたい気持ちをぐっとこらえて待ちましょう。
フクモモは長生きなので慣れるまで気長に待つ心が試されます。
フクロモモンガのなれさせ方10選
フクロモモンガのなつかせ方の実例をご紹介します。
飼育する個体をしっかり見極める
ペットショップで実際に個体を見て、エサを人の手から食べれているか、怯えていないか、生後何ヶ月なのかを判断してお迎えします。
飼い主の匂いに慣れさせる
飼い主の匂いに慣れてもらうために、ケージの中にニオイのするものを入れて置いたり、寝ている隙にケージから出してパーカーのポッケで寝かしたりします。
なるべく飼い主の匂いに触れる時間を増やしましょう。
部屋の匂いを増やしすぎないようにする
飼い主以外の匂いを減らすため、香水、消臭剤は無香料のものを用います。
おやつを与える時は必ずスキンシップを取るようにする
おやつの際は、必ず自分の手から与えるようにします。
フクモモからしたら、「怖いけど、毎日大好きなものをくれる存在」として認知されます。
起きた時の挨拶など、話しかける
自分の声もフクロモモンガに認知してもらいましょう。
フクモモが起きた時や、ご飯を与える時に声かけをしながら接します。
悪いことをしても強く怒らない
まだ慣れていない段階で、怒るとフクモモの恐怖心が先行して、人間嫌いになります。
エサはフクロモモンガの目の前で飼い主が準備する
エサをくれる人として認識させます。
フクロモモンガが寝ていたとしても目の前で準備するのがポイントです。
ストレスをかけた後はご褒美を与える
ケージのお掃除や、エサの交換など、フクモモのテリトリーを侵略した際は、ご褒美におやつをあげましょう。
慣れてきたら遊び道具で遊ぶ
だんだんエサやおやつを通じで心が通ってきたら遊び道具で遊びます。
例えば、小さい猫じゃらしやティッシュを丸めたものなどを用いて遊びます。
最初の頃の夜鳴きは対応してあげる
フクモモは夜鳴きをします。
夜泣きは、寂しい時、野生の本能を思い出して仲間を呼んでいる時に行います。
一緒に寝るところまではしなくて良いのですが、ケージに歩み寄って声をかけてあげましょう。
まとめ
フクロモモンガの慣らし方は人それぞれです。
適切な環境を保ってじっくり慣れてもらうということさえ念頭に置いておけばなんとかなります!
慣れてくると舐めてくる個体や、愛情表現の意味を込めて甘噛みをしてくる個体もいるのでとても可愛いです。