モルライフをお楽しみの皆さん! 飼われている種類によって抜け毛にお困りの方も多く居らっしゃるかと思います。
こんなに抜けて大丈夫なの? 被毛が部分的に無い部分がある・・。
などなどブラッシングを怠ると命の危険に陥るなんて事も有り得てしまうモルモットたちですから、日頃からケアはしっかりしてあげたいですね。
そこで今回は愛くるしいモルモットたちの抜け毛対策と抜け毛の種類。懸念される病気について、まとめてみました!
モルモットの抜け毛がすごい・・
まず抜け毛の種類について考えてみましょう。
モルモットは季節の変わり目に合わせて、春と秋の気温が変化する時期に毛が生え変わります。
抜け毛が気になり始めたら、その時の季節や様子を見て先ず抜け毛の理由を考えてあげましょう。
餌のバランスによる栄養失調や通常の生え変わりと違い、後ろ足で痒そうに全身を掻いていたり、一部の被毛が無くなってしまったりした場合、正常な抜け毛では無く病気を疑う必要があります。
多くの皮膚病はシラミやダニによる感染症で、このような症状が見られた場合はすぐに動物病院へ連れて行ってあげて下さい。
駆除剤を用いて治療出来ますが、再感染の可能性が高い病気でもありますので日頃からケージが不衛生にならないよう、こまめに掃除してあげて下さいね。
せっかく薬で駆除が出来たのに病院から帰って来て再び感染してしまっては意味がありません。
ケージ内には虫の卵が残っている可能性が高いので再発防止の為にも、しっかりと掃除を行いましょう。
日頃からブラッシングは必要?
とても大切であると言えます。
モルモットは猫などと同様に自分で毛を舐める「グルーミング」を行いますが草を食べて自分で吐き出せる猫と違い、飲み込んだ毛玉を吐き出す事が出来ないのです。
飲み込んでしまった毛玉は胃に溜まってゆき、やがて硬い塊になると毛球症と呼ばれる病気になってしまい、軽い症状であれば直ぐに回復が見込めますが重篤な場合は数日で死に至る事も・・。
食欲不振や排便の出が悪いなどの症状が見られたら早めの受診をお勧めします。
換毛期は特にですが、日頃からのブラッシングを行ってあげる事で飲み込む毛玉が少なくなるだけでなく、シラミやダニを取り除いてあげる事も出来ますので非常に重要であり、特に日本は高温多湿な環境ですから夏場は特にケージが不衛生にならないよう普段から気を配ってあげましょう。
モルモットの抜け毛対策
一番大切なケアがブラッシングになります。
飼われているモルモットの種類によって頻度は変わり短毛種のイングリッシュ系は週に1度、換毛期でも週に2、3回程で大丈夫ですが、アビシニアンなどの長毛種は常に体毛を引きずっているため不衛生になり易く毎日のブラッシングが必要です。
背中の部分などの毛は自身でグルーミングする事が出来ませんので、排泄物などが付着したまま放置すると毛が固まってしまい、ハサミなどでカットしなければならなくなります。
他にも体内で生成できないビタミンCの欠乏による栄養失調やシラミやダニによって起こる感染症。
皮膚病と言っても様々で、モルモットは特に体毛を気にしてあげなければなりません。
不衛生な環境による菌の繁殖なども懸念されるため、日頃からしっかりケアをして愛らしいモルモットのケージを清潔に保ち、ブラッシングを通してスキンシップを取りながら病気を未然に防ぎましょう。
ブラッシングって、どうすればいいの?
モルモットにとって、とても大切なブラッシングですが個体によっては嫌がる子も居ます。
先ずは優しく撫でてあげる事で不安を無くしブラッシングが気持ちいい、嬉しい事だと教えてあげなくてはなりません。
多くのモルモットはお尻を触られるのが苦手ですので、頭からゆっくりと撫でてゆき流れでケアしてあげるのが望ましいです。
嫌がる子を無理にブラッシングし続けたり、いきなりお尻から触ってしまうと飼い主との信頼関係にヒビが入ってしまうだけでなくブラッシングを嫌いになってしまい日頃のケアがとても大変になってしまうでしょう。
最初は手で優しくスキンシップを取り、徐々に慣れさせていってあげて下さいね。
ブラッシングはモルモットたちの体調管理だけでなく、日頃のスキンシップや信頼関係の構築など非常に重要な役割を持っています。
まとめ
モルモットにとって欠かす事の出来ないブラッシングですが、換毛期など抜け毛が多い時期にはサマーカットで毛を短く衛生的に保ってあげるのも良いかも知れません。
何より抜け毛によって毛球症にならないようケアを怠らず、毎日のスキンシップを取りながらブラッシングしてあげる事で体調管理が容易になりますし、病気の早期発見にも繋がります。
生え変わりによる抜け毛ではない不自然な抜け方を感じたら早急に動物病院へ連れて行ってあげて下さいね。
日々のケアを通して愛すべきモルモットたちと素敵なモルライフを送って下さい!